素行調査は違法じゃないの?合法的に行なうなら探偵がおすすめ

素行調査の依頼を検討する人の中には、違法性を心配する人もいるのではないでしょうか。
素行調査は調査対象者のプライバシーに関わる調査となるので、「個人情報保護法違反になる可能性」を不安視する人もいますよね。
合法的に証拠を入手したいのであれば、自分で素行調査を行なわず探偵に依頼するのがおすすめですよ。
ここでは、個人情報保護法が適用される範囲、違法行為となる素行調査について解説します。素行調査を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
個人情報保護法が適用される範囲

特定の人物の行動や交友関係などの素行を把握するために、探偵に素行調査を依頼する人もいますよね。素行調査は個人情報に関わる調査なので、個人情報保護法の観点で抵触するのではないかと気になる人もいるでしょう。
個人情報保護法とはどんな法律でしょう?個人情報保護法とは「個人情報の管理」に関する法律であり、顧客情報などの大量の個人情報を取り扱っている「個人情報取り扱い事業者」を対象とした法律です。すなわち、個人情報保護法は「個人情報を大量に取り扱う事業者」に対して、個人情報の適切な取り扱いをルール化し、且つ個人情報の漏洩を防ぐための法律なのです。
例えば、個人情報取り扱い事業者はさまざまあり、携帯電話会社やクレジットカード会社が該当します。
探偵はと言えば、勿論、調査対象者の素行を調査し、個人情報を収集する形ではありますが、目的に従って、必要な情報収集を行う為、個人情報を大量に保有する業種とは異なり、個人情報保護法に抵触する可能性は低いと言えるのです。そもそも探偵は契約時の守秘義務契約によって収集した個人情報を漏洩しないように契約しているので、個人情報保護法での個人情報取扱事業者には当てはまりません。
あくまで個人情報保護法が適用されるのは大量の個人情報を取り扱っている会社であり、同法の趣旨は個人情報の管理、保護を目的としていることになります。
違法行為となる素行調査

素行調査に個人情報保護法としての違法性はありませんが、調査方法によっては違法性が問われる場合があります。調査によって個人のプライバシーが侵害され、生活に支障が出る場合には違法と判断されることが多いです。素行調査における調査内容で違法と見なされるケースはさまざまですが、違法行為となる調査内容は主に3つとなります。
- 他人の住居への無断侵入
- 不正ななりすまし行為
- プライバシーの侵害
- 調査情報を無断で第三者に開示する
それぞれ説明しますね。
他人の住居への無断侵入
調査対象者を調査する目的であっても、他人の住居や私有地に無断で侵入するのは住居侵入罪となります。他人の住居への無断侵入が素行調査目的であり、GPSやカメラの設置であっても違法です。証拠を入手するためであっても、調査対象者の住居や私有地に侵入してはいけないので要注意です。
不正ななりすまし行為
調査対象者の情報を聞き出すために調査対象者の行きつけのお店に行き、お客を装って店員に情報を聞き出すのは問題ありません。情報を聞き出しやすいからといって警察官など、身分を偽って情報を聞き出すのは違法になります。調査対象者になりすましてカスタマーサービスなどから情報を聞き出そうとするのも違法ですよ。
プライバシーの侵害
調査対象者の住居や私有地に侵入しなくても、離れた建物から調査対象者の住居内を覗くなどの行為はプライバシーの侵害となります。調査対象者の所有物を無断で覗いたり、スマホやパソコンの情報を勝手に入手することも違法です。素行調査で情報を入手するためだからといって何でもしていいわけではありませんよ。
調査情報を無断で第三者に開示する
探偵は守秘義務があるので、調査で得られた情報を第三者に開示するのは原則禁止です。調査で得られた情報を私的に利用するのも禁止されており、情報の取り扱いは探偵業法に遵守しなければなりません。
探偵の素行調査は個人情報保護法違反にならない

違法行為となる素行調査について理解したところで、探偵に素行調査を依頼するのがおすすめな理由について知りたいですよね。探偵の調査は探偵業法に遵守しており、個人情報の取り扱いを徹底しているので違法行為となる可能性が低いです。調査で得られた情報が漏洩することもありませんし、個人情報保護法違反になることもないといえるでしょう。探偵が調査対象者の素行を調査するのは主に3つの方法となります。
- 尾行
- 聞き込み
- 張り込み
それぞれ説明しますね。
尾行
探偵は調査対象者を尾行することで、交友関係や行動パターンを把握することができます。素行を調査する上で交友関係や行動は重要な要素であり、調査対象者の不法行為が判明することもあります。尾行は複数人のチームで死角を利用しながら行なうので、調査対象者にバレることはありません。調査対象者の行きつけのお店や普段会っている人物を知る際には、尾行は重要な調査となりますよ。
聞き込み
調査対象者の評判や情報を探るために、行きつけのお店の従業員や周辺の人物に聞き込みを行ないます。聞き込みをすることで尾行では得られない情報を知ることもできるので、調査対象者の素行を調査する上で聞き込みも重要な調査です。探偵は情報を引き出す話術に優れているため、何気ない世間話から調査に重要な情報を聞き出すことが可能ですよ。
張り込み
張り込みは素行調査をする上で、調査対象者の素行を明らかにする証拠を入手するための調査です。
調査対象者が浮気をしている場合、浮気の現場を入手しなければなりません。張り込みは証拠となる現場で調査対象者を待ち伏せて、死角を利用して証拠現場を静止画や動画で撮影します。建物に複数の出入口がある場合、複数の探偵で張り込みを行なうので効率的に証拠を入手することができますよ。
まとめ
個人情報保護法の観点で素行調査の違法性を心配する人もいるかもしれませんが、個人情報保護法は個人情報取扱事業者を対象とする法律で、個人情報を適切に管理するための法律であり、大量の顧客データなどを扱っている会社が対象となります。探偵は守秘義務があり、個人情報を漏洩することはありませんので、個人情報保護法での個人情報取り扱い事業者には該当しません。素行調査は探偵業法で認められた方法で情報を入手するので合法だといえます。「尾行」「張り込み」は法的に認められた調査方法ですが、調査対象者の住居や私有地への無断侵入や不正ななりすまし行為は違法となります。自分で素行調査をすることでトラブルになってしまうこともあるので、探偵に依頼するようにしましょう。
投稿者プロフィール

- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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