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探偵コラム

浮気で病気になることも・代表的な適応障害について解説

浮気をされた方の精神的苦痛はかなりのものでしょう。中には浮気をきっかけに、精神疾患にかかってしまう人もいます。いろいろな精神疾患がありますが、その中の一つに今回紹介する適応障害があります。どのような症状なのか、どんな人がかかるのか、どう治療すればいいかについてまとめました。

適応障害とはどんな病気?

適応障害というとハッキリした病気と思う人もいるかもしれません。しかし医者によると、わかりにくい病気と言います。ほかの精神疾患の症状がなくて、何らかのストレスを抱えているなどで判断することが多いです。

どんな症状があるのか?

適応障害ですが、いろいろな症状を発症します。具体的には憂鬱な状態が続く、気分が落ち込む、漠然とした不安感を抱くなどです。このような精神的な症状だけでなく、肩こりやめまいなどの肉体的な症状を引き起こすことも少なくありません。会社に行くのが億劫になって、無断欠勤するなど日常生活に支障をきたすこともあります。また食場など人前にもかかわらず急に泣き出すなど、自分の感情をコントロールできなくなるのも適応障害の症状の一つとされます。

このように言われると「うつ病と一緒なのでは?」と思う人もいるでしょう。出てくる症状はうつ病に似ていますが、両者には違いがあります。それはストレスの有無と症状の関係です。うつ病の場合、ストレスの有無に関係なくいろいろな症状に悩まされる人が多いです。一方適応障害の場合、ストレスがなくなると症状の改善する人も少なくありません。今回の浮気の場合、パートナーと一緒にいる時には症状が出やすいです。ところがストレスの要因であるパートナーと別々になると、症状の軽くなる人も結構多いです。

どんな人がなりやすい?

適応障害になりやすい人には、いくつか特徴があります。几帳面で真面目な人、完璧主義者に多く見られます。このような性格の持ち主は責任感が強くて、より真剣に考えこんでしまいます。パートナーが浮気された場合でも、普通の人以上に深刻に考えてしまいます。「なぜ浮気されたのか?」「今後どうすればいいのか?」ということをずっと考え込んでしまいがちです。浮気の問題に逃げることなく、真正面から立ち向かおうとするので、ストレスも溜め込みがちです。その結果、適応障害を発症してしまいます。

また子供のころの生育環境も関係しているようです。例えば両親が共働きで、なかなか普段から一緒にいられなかったなどで親に甘えることができなかった人は注意が必要です。この手のタイプは他人に頼るのが苦手な傾向が見られます。浮気されたときに家族や友人に悩みを相談できなくて、一人で問題を抱え込んでしまいがちです。そしてストレスがどんどん大きくなってしまって、適応障害を発症しやすくなります。

適応障害の治療法

適応障害を診断されたのであれば、治療を受けることが大事です。適切な治療を受ければ、症状が改善される可能性は高いです。

ストレスを軽減すること

適応障害では、ストレスが主要な原因です。ですからそのストレスをいかに除去するかが、症状を改善するためのポイントです。浮気の場合、パートナーと一緒にいると顔を見ると不貞のことが思い出されるという方もいるでしょう。その場合には、いったん別居するのも一つの手かもしれません。お互い別々に生活して、頭を冷やしてみましょう。相手の顔を見ないことで、不安感や抑うつ気分なども軽減するかもしれません。

中には症状の重い方もいるでしょう。不安感や抑うつ気分のために何もやる気が起こらない、眠れないなどで日常生活に支障をきたしている人もいるでしょう。この場合には抗うつ剤や睡眠導入剤などの薬物を使って、とりあえず症状を改善させていく方法がとられます。しかし薬物療法は、あくまでも補完的なものと考えてください。カウンセリングを繰り返し行うことで、いかにしてストレスを受け入れるか、解消できるかを医者と一緒に考えて、根治を目指します。

周囲の協力が必要な場合も

適応障害では、社会的サポートも必要になるかもしれません。浮気をされて発症した人の場合、家族の協力を仰ぐことも時には必要になるかもしれません。実家に戻って生活リズムを整える、日常生活を自力で送るのが難しくなっているのなら、家族が家事などをやってサポートするなどの対策も一つの手です。

浮気が原因で適応障害になっている方は、情緒不安定になっている人もいるでしょう。この場合、情緒を安定させ冷静になってもらうために認知行動療法が実施されることもあります。抗不安薬の薬物を使って、ここでも対症療法の行われる場合もあります。

離婚して慰謝料請求する方法も

浮気によって適応障害を起こしているのなら、パートナーとこれ以上一緒にいられないという人もいるでしょう。パートナーと一緒にいると浮気発覚のことを思い出してそれがストレスになって、適応障害を発症しやすければ、離婚して人生をリセットするのも一つの方法です。もし浮気で病気になって離婚を求めるのであれば、慰謝料もしっかり請求したほうがいいです。慰謝料は浮気など相手が原因で、自分が心の傷を負った際の賠償として請求できます。浮気で精神疾患になっているのであれば、慰謝料は認められる公算が大です。

診断書をとっておこう

ただし慰謝料請求する際には、医師の診断書をとっておきましょう。浮気が原因で精神的な苦痛を受けたのであれば、心療内科などで診察を受けましょう。そして適応障害と診断されれば、そのことが明記されている診断書を医者に作成してもらうことです。客観的な証拠になりますので、慰謝料請求の通る可能性が高いです。

まとめ

浮気をされたことが発覚すれば、大きなショックを受けるでしょう。中には日常生活を送ることもままならなくなる人もいるはずです。そんな人の中にはここで紹介した適応障害を発症している方もいるかもしれません。上で紹介した症状に心当たりがあれば、速やかに医療機関を受診すべきです。適応障害は治療して、ストレスを排除すれば、症状の好転する可能性は十分です。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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