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探偵コラム

探偵が素行調査を行うために必要な資格【依頼者の信頼を得るために】

探偵の業務の一つである素行調査。尾行や張り込み、聞き込みなどを通して、調査対象者の行動や情報を収集する目的で行います。調査対象者に気付かれないよう、情報を集めるというのは難しそうに感じますよね。探偵になるためには、どのような資格があればよいのでしょうか。この記事では、探偵が素行調査などの業務を行うために必要な資格についてまとめました。

探偵になるために必要な資格とは

アメリカでは探偵業をする際には、かなり厳しい要件をクリアしなければ資格を得ることができません。まず、2年制か4年制の刑事司法学部またはそれに近い大学を卒業していることが必要です。また、探偵資格者の下で3年ほどの実務経験を満たし、1年に1度行われる学科試験に合格しなければなりません。また、そのうえで2年に1回、ライセンスの更新があります。これだけ厳しい要件をクリアしているからこそ、社会からの信頼も厚く、警察の捜査に協力し、裁判所からの加害者への通知も探偵が担当しています。

さて、日本ではどうなのかということですが、探偵になるために必ず取らなければならない資格はありません。極端な話、開業の手続きなどをクリアすることができれば、すぐに探偵を名乗ることができるのです。求人サイトを見ても、探偵として働くことを意味する一般調査員の募集をしている事務所が多数ヒットします。

あると良い資格や技能4つ

日本は探偵になるために必ず取らなければいけない資格はありませんが、素行調査をはじめとした業務をするために、あると役立つ資格や技能が存在します。今回は特に役立つ4つについて紹介します。

運転免許証

探偵が素行調査を行う際には、尾行をしたり、張り込みをしたりすることがあります。車の中で長時間の張り込みを行う場合もありますし、調査対象者が車で移動したら後ろからついていくことになります。ペーパードライバーではなく、一般的に問題のない運転ができるとより調査に生かすことができるでしょう。また、普通二輪の免許を持っていると、車ではいることのできない細い道を行くことができるなどの良さがあるので、より素行調査に生かすことができます。

撮影技能

素行調査は調査対象者の情報を集めることが目的なので、証拠になるような写真を撮ることが必要です。この場合、一眼レフカメラをはじめとする高機能のカメラの取り扱いが可能な人はとても重宝します。また、ビデオカメラで撮った映像を証拠として残す場合もあります。これまでにそのような仕事をした経験がある人や趣味で技能を高めていった人は、素行調査で重要な証拠を集めることにつながります。

パソコンの技能

探偵は、素行調査をはじめとする調査で得た情報を報告書にまとめ、依頼者に渡すまでが仕事です。報告書はパソコンを使って作成する場合が多いので、一般的なタイピングスキル、WordやExcelなどのソフトを使用することができる程度は最低限必要なスキルだといえます。そのスキルを証明することができるMOSやITパスポートなどの資格を持っていると、より自分の強みとして生かすことができます。

尾行や張り込みのスキル

探偵は調査対象者に気付かれることなく、素行調査を行い、情報を集めることが必要です。しかし、このスキルはなかなか独学で学ぶことは難しい技能だといえます。探偵事務所に所属した後に、上司から実践的に学ぶこともできますが、不安だという人は探偵学校で学ぶことも可能です。全国には様々な探偵学校があります。自分の通える範囲に探偵学校があるという場合には、どのようなことを学ぶことができるのかを実際に無料体験することも可能です。もし近くにない場合は通信制の学校もあるので、いろいろと調べてみることをお勧めします。

資格を得るためにはどうしたらいいか

日本では、アメリカと違って厳しい試験などを受けることもなく、誰でも探偵になることができます。しかし、依頼者にとっては、「誰でも探偵になれる=しっかりとした調査を行ってもらえるかわからない」といった不安につながる恐れがあります。そこで、依頼者が安心できるような環境作りを目的とした検定がいくつか存在します。これらは民間の資格ですが、しっかりとした試験を経て得ることができる資格なので、信頼や安心につながります。

一級探偵調査士検定

一般社団法人日本探偵業協会が主催して執り行っている検定です。毎年1回1月の第4日曜日の13~20時に東京都内で資格試験が行われています。試験内容は、筆記試験(2時間)と技能試験(講習を含む4時間)です。資格の有効期間は3年間で、3年ごとに講習を受けることで資格を継続することが可能です。また、この試験に合格すると、探偵業務管理者の資格認定検定の参加資格が与えられます。

探偵業務管理者検定

一般社団法人日本探偵業協会が主催して執り行っている検定です。この検定は、主に事業者や探偵事務所の管理職向けの試験です。毎年1回3月の第4日曜日13~17時に東京都内で資格試験が行われています。試験内容は、筆記試験(2時間)と面接試験(講習を含む2時間)です。資格の有効期間は3年間で、3年ごとに講習を受けることで資格を継続することが可能です。

探偵業務取扱者認定試験

一般社団法人日本調査業協会が主催して執り行っている検定です。実施スケジュールは不定期で、試験内容は120分の講習と100分の筆記試験です。資格の有効期間は3年間で、日本調査業協会または認定されている教育研修会の講習を1回以上受講することで、更新することができます。

探偵業務取扱者認定試験

一般社団法人日本調査業協会が主催して執り行っている検定です。実施スケジュールは不定期で、試験内容は60分の講習と90分の筆記試験です。資格の有効期間は3年間で、日本調査業協会または認定されている教育研修会の講習を1回以上受講することで、更新することができます。

まとめ

この記事では、探偵が素行調査を行うために必要な資格についてまとめました。特別な資格がなくても探偵になることができますが、運転免許証やカメラ、パソコンのスキルは証拠を集めるために役立つ資格です。また、依頼者の安心と信頼のために、民間の資格を取得することは自身の強みになります。検定の内容や素行調査に必要なスキルは独学でも探偵学校でも学ぶことができます。自分に合った方法で身に付けていきましょう。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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