離婚後に素行調査するカップルも?必要なケースとそのメリットについて
配偶者が浮気していないかどうか、素行調査を探偵に依頼する人は少なくありません。しかしレアケースではありますが、離婚した後になってもと配偶者をターゲットにした素行調査を依頼する人も中にはいます。なぜ離婚後に素行調査をする必要があるのか、調査依頼することでどんなメリットがあるかについて以下で詳しく見ていきます。
離婚後に素行調査が必要なのか?
配偶者間の素行調査は、その多くが浮気調査です。文字通り相手が浮気しているかどうかの調査で、もししていた場合、その証拠を押さえます。探偵事務所に依頼すれば、ホテルに浮気相手と出入りしている写真や動画など決定的な証拠を押さえてくれます。その証拠を突き付けることでしらばっくれている相手を白状させる、離婚を認めない相手に認めさせるといったことができます。
このように素行調査をお願いするのは通常婚姻中に行います。いったん離婚すると相手は独身ですから、誰とお付き合いしようと全く問題なくなるからです。よく唐突に相手から離婚を突き付けられ、パニックになってそのまま同意してしまう人もいるようです。しかし何が理由なのか、思い当たる節がなければすぐに同意しないほうがいいです。なぜ離婚しなければならないのか、相手に理由を問いただし、しっかり話し合ったほうがいいです。
それでも離婚後調査したほうがいいケースとは?
通常は浮気調査などの素行調査は離婚前に行うべきです。しかし中には離婚した後でも調査したほうがいい事例もあります。代表的なのは離婚後もしばらく夫婦同居しているケースです。通常なら離婚成立すれば、別々の住居で暮らすことになるでしょう。しかし例えば相手が専業主婦で経済力がないので引っ越せない、子供がいると学校の関係でしばらく同居するケースも少なからずあります。
一定期間と決めていたけれども、出ていくべき元配偶者がなかなか出ていかずにトラブルになってしまうパターンもあります。しかも相手に異性の影がちらついている、浮気の疑われる言動がある時に素行調査を実施しましょう。もし調査の結果、相手の浮気の証拠をつかむことができれば、有利な立場に立てます。相手が抵抗しても家から出ていってもらうこともできるでしょう。
婚姻中であれば慰謝料請求できる
もし離婚後に相手の浮気が発覚した、しかも婚姻中に浮気していたことが立証できれば、慰謝料請求できます。ですから婚姻中と離婚後の素行調査には違いが見られます。婚姻中の場合、配偶者が不貞関係を結んだことを立証できればいいです。そこで配偶者の素行調査を行い、浮気の決定的な証拠を収集することが主な目的になります。たとえ相手が浮気を認めなかったとしても、有力な証拠があれば有利に話し合いを進められます。
一方離婚後の素行調査の場合、婚姻中に肉体関係のあったことを元配偶者もしくはその相手に認めさせないと慰謝料は取れません。そのためには状況証拠を積み重ねる必要があるでしょう。浮気相手と離婚直後から親しげに過ごしている様子を探偵に撮影してもらう、メールやSNSのやり取りを収集するなどです。また仕事の同僚が相手の場合、社内の人たちが感づいていた可能性も考えられます。この場合、探偵は同僚や部下に話を聞き、浮気をしているという証言を集めてきてくれます。このようにいろいろな証拠を集めて、相手に認めさせるような調査をしてくれます。
相手にも慰謝料請求できる
慰謝料というと元配偶者に請求するものと思っている人も多いかもしれません。しかしそのほかに浮気相手にも請求は可能です。もし浮気相手が既婚者だと知っていて肉体関係をした場合は、不法行為をしたことになり慰謝料請求は可能です。ただし相手が既婚者と知らずにお付き合いをしていた、肉体関係を結んだのは1回だけといった場合には慰謝料請求はできません。また相手が18歳未満の未成年の場合も慰謝料請求はできません。ただし自治体によっては、元配偶者の方が刑事に問われる可能性があります。
探偵事務所の選び方
もし離婚後に何らかの理由で元配偶者の素行調査を探偵事務所にお願いするのであれば、いくつかポイントがあります。まずは探偵業の届出をしているかどうかは確認しましょう。探偵業を営むためには、警察署に所定の手続きをする必要があるからです。届出をしているのであれば、届出番号がホームページなどに記載されているはずです。
また実績の高いところに依頼するといいでしょう。素行調査や浮気調査の事例を数多く受注しているところであれば、離婚後のようなレアケースでも柔軟に対応してくれるでしょう。探偵事務所のホームページに過去の実績などが記載されているはずです。こちらを見て、事例が多そうかどうか確認してみるといいです。
複数のところに相談してみる
多くの探偵事務所が相談だけであれば、無料で受け付けています。そこで候補をいくつかピックアップしてみて、相手の説明を聞いてどこなら安心して任せられるか検討しましょう。またどこで打ち合わせをするかもポイントです。きちんとした事務所であれば、オフィスで相談を受け付けているところが多いです。ところが別にこちらが希望したわけではないのに、喫茶店など事務所以外の場所を指定された際には注意した方がいいです。事務所を見せられないというのは、何か事情があると推測できるからです。複数のところを訪れてみて、信頼できるかどうか自分の肌で確認することは大事です。
まとめ
配偶者の素行調査は通常であれば婚姻中に行うのが一般的です。しかし離婚後もしばらく同居していて、相手に出ていってもらうために素行調査をお願いするケースはあります。また離婚後でも婚姻中に浮気をしていたことが立証できれば、元配偶者やその相手に慰謝料を請求することもできます。しかし婚姻中の肉体関係を立証するのは相手が認めない限り難しいでしょう。相手の浮気が疑われるようであれば、慰謝料をとるためにも結婚している段階で探偵に依頼して、しっかりした証拠をとることが大事です。相手が離婚を突き付けてきても、すぐに応じない、いったん立ち止まるように心がけることが大事です。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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