同僚の素行調査をするにはどうする?詳しく解説

一緒に働いていた職場の同僚が最近おかしい、仕事に悪影響を与えている同僚を何とかしたいなどの理由で素行調査を依頼しようと思っている人は多いのではないでしょうか。
職場は仕事をするところであると同時に「様々な人間関係が交わる場所」でもあります。そういった場所では普段では考えられないようなトラブルが起きることもよくあります。
今回の記事では同僚の素行調査をするにあたって、注意するべきポイントとその方法をご紹介したいと思います。
同僚を素行調査するべきポイントは?

いつも元気な同僚が暗くなって仕事も真面目に取り組まなくなった。以前とは別人のように変わってしまったなどの理由で調査を依頼するので問題ありませんが、態度が気に入らないから弱みを掴みたいなどの理由で調査を依頼するのは間違っています。
同僚を調査するのは、あくまで「職場環境改善のため」の一環でなければなりません。では素行調査をするべきポイントにはどんなものがあるでしょうか。
過去と現在で人間性にギャップがある
以前は真面目で仕事熱心だったのに、今はやる気がなく嫌な人間になった。優しかった人が罵声を浴びせるようになったなど、明らかに人が変わってしまったような状況であれば、素行調査が有効だと思われます。そうした変化は、本人のマイナスだけではなく、職場全体の雰囲気を悪化させてしまうものなので一刻も早い解決が望まれます。素行調査をすることで、調査対象者の苦しみを救ってあげることも出来るかもしれません。
部下や上司と不倫関係を持っている
同僚が部下や上司などの上下関係がある状況下で不倫関係を持っていると、職場環境が悪化するだけではなく、会社の業績悪化や人事問題などの大きな問題に発展する可能性が高いため、即時の解決を求められる事案と言えます。そのため、素行調査によって不倫関係を解消させたり、実質的な措置を取ることで解決させるという手段に使えます。
職場を悪くしている、業績不振
同僚の存在によって職場内の空気を悪くしている、著しく業績の悪い同僚などには素行調査によって社会的制裁を与える口実を作ることができます。
例えば、職場の雰囲気を悪くしている社員を転勤させるための材料や、業績の悪い社員に自主退職を望むための方法を提案するための材料探しとして素行調査を活用することができるでしょう。
素行調査によって関係性が壊れる可能性

探偵業者による素行調査は一種のスパイ行為です。信頼していた同僚や上司から探偵調査をされていたと知れば、調査対象者は大きな傷を負うことになるでしょう。素行調査を行うと言うことは、そういった人間同士の信頼を破壊する可能性があると言うことを理解しておかなければなりません。
探偵業者に依頼しなくていいならそれが一番
信頼している同僚や上司などがおかしいという理由で素行調査を考えているのであれば、一旦立ち止まって考えることも大切です。人の信頼を築くのは非常に困難ですが、その信頼を壊すのは一瞬です。もし、信頼できる同僚であるならば、探偵を使わずに、まずはしっかりと話し合いの時間を設けてみましょう。その結果、真実を知ることができたのであれば、探偵業者を使うことなく解決することが可能になります。
同僚のためなのか、職場のためなのか
同僚一人を助けるために調査をしないのか、職場全員の未来のために調査を行うのかを判断する必要があります。どんなに信頼できる同僚であっても職場に迷惑をかける存在になっているのであれば、改善する必要があります。しかし、改善するために信頼関係を壊してしまう可能性もあります。
その二つを天秤にかけてどちらを優先するのか、しっかりと考えてみましょう。
悪意のある行動ならば排除すべき
たとえ仲のいい同僚であっても、職場環境を悪化させる原因を作っているのであれば改善すべきです。その方法は同僚自身に変わってもらうか、職場から去ってもらうかの二つかありません。
本人にことの重大さを理解してもらうためにも、素行調査を行なって大ごとにしてしまうのは有効な方法の一つと言えるでしょう。
同僚が素行調査された事例

ここでは実際に同僚を素行調査した事例をご紹介したいと思います。
職場に闇金からの電話がかかってきた事例
職場でも真面目で優秀な社員だったが、ある日会社に300万円の借金があるので返済して欲しいという電話が入ったため、不審に思った上司がその社員の素行調査を依頼した。調査の結果その社員はギャンブルに依存しており、トータルで1000万以上の借金をしていた。現在も返済は滞っており、返済する気もなかったため、会社はその社員と話し合いを行い自主退職として処理した。
このケースでは、真面目で信頼のある社員だったのにも関わらず、多額の借金によって職場に迷惑をかけてしまったと言うことが最悪の事態へと発展してしまったようです。
社内で不倫を繰り返す社員の事例
男性よりも女性が多く勤務する職場で、不倫や浮気がよく起こる会社として有名だったが、ある既婚者男性が複数の女性と不倫関係を行ったことでトラブルが勃発した。既婚者側の妻が職場に押し入り、不倫相手の女性に対して殴る蹴るなどの暴行を行なったのだ。事態を重く見た上司は、既婚者男性の素行調査を行い、関係を持っている女性の実態を調査した。調査の結果、男性側に非があると判断され、男性は自主退職という形で退職した。
このケースでは、不倫行為によって職場の空気を著しく悪くしたことが原因で素行調査が行われることとなりました。現在はコンプライアンスの問題で、職場内での浮気や不倫といった関係性は非常にマイナスイメージとなっています。
本人が楽しんでいるだけだと思っていても、会社にとっては大きな損失になりかねないので注意して下さい。
まとめ
職場内で素行調査をするのはスパイみたいで嫌な気持ちになってしまうかもしれませんね。しかし、職場環境を悪くしている原因であれば、それを改善するためには仕方のないことです。
素行調査によって、現在の状況を改善することができますが、信頼関係を壊してしまう可能性があると言うことも理解しておきましょう。
投稿者プロフィール

- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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