外資系企業における信用調査の重要性を解説!依頼先についても紹介
信用調査は企業間の信用を築くためにも必要な調査です。特に外資系の企業においては重要視されていると感じられます。ところで信用調査がどのような調査かご存知でしょうか。こちらの記事では信用調査について基本的なことから、外資系企業における信用調査、さらには信用調査の依頼先についてまで解説していきます。
信用調査の基礎知識
信用調査というのは、取引先の企業に対し、金銭的な信用度合いについて調査するものです。たとえば支払い能力はあるのか、債務超過に陥っていないかなどという情報を調べます。もし金銭的な信用度合いが低ければ、今後の取引について見直すことになるでしょうし、信用度合いが高ければ、安心して取引ができるというものです。取引を始める前に直接、相手側に聞いてしまえば手っ取り早いのに、と思う人もいるかもしれません。しかし企業としては聞きにくいと感じるところもありますし、相手企業も良い気持ちはしないでしょう。場合によっては取引開始前に取引中止になってしまうこともあり得ます。そこで調査を担当するものが間に入って信用度合いを調べることで、取引を円滑に進めることができるというわけです。
個人信用調査について
信用調査は企業だけでなく個人に対しても行われることがあります。こちらはビジネスにおける交渉や今後の人間関係について、未然にトラブルを回避することが目的の調査です。個人の経歴やトラブルに巻き込まれていないかなど、さまざまなことがわかります。
リファレンスチェックとの違い
信用調査と同じものであると勘違いされがちなのがリファレンスチェックです。リファレンスチェックはまたの名を前職調査といいます。つまり個人の職務経歴調査であり、調査の目的は自社への採用なのです。信用調査の場合は取引相手の信用度合いを調査し、取引をスムーズに進めていくことが目的なので、リファレンスチェックとは別物であると言えます。
外資系企業における信用調査の重要性
どこの企業であろうとも信用調査は重要になってくるのですが、特に外資系企業における信用調査は重要視されています。それは外資系を動かしているのは海外企業(外国人)であるということが理由に大きく関係してくるのです。それでは、その理由について解説していきます。
支払い方法の変化
取引の際に生じる決済の方法ですが、LC決済、前金という方法が比較的安全性の高いもので、日系企業にとって有利でもあります。できればこれらの方法を選択したいところですが、支払い方法を選べる主導権を日系側が握れていないのが現状です。こうして決済方法は変化してきています。中でも後払いは支払いが途絶える危険性が高いので、事前に調査しておかなければ危険です。外資系に対し、少しでも良い条件を提示し、理想的な決済方法で取引するために、調査がカギとなってくるのです。調査を行うことで支払いの状況が確認できます。
取引相手を知るということ
世界の情報などを目にする、耳にすることで、国や人それぞれで考え方や習慣などが違うということはわかります。そして企業によってもねらいや方針は違うのです。しかし相手のことを何も知らずに取引を始めてしまえば、何かしら自社が不利益を被る可能性を払拭できません。ましてや相手は海外企業が動かしている企業です。危険をできる限り回避するためにも調査を行いましょう。信用調査を行うことで、開示されていない情報についても手に入れることができます。
信用調査は誰がやる?
信用調査は誰が行うか、ということですが、自社が行うか外部に依頼するかのどちらかになります。おすすめは外部に依頼する方法です。理由について詳しく解説していきます。
自社で調査をする場合
自社で調査を行う場合、一番簡単な方法は相手企業のホームページで情報を確認することです。これでしたら時間も費用もかけずに調査ができます。ただしここで注意したいことは、掲載されている情報の正確性です。情報が確かなものか裏を取ることも難しいですし、ホームページの更新がなされていなくて情報が古いものであるということもあります。またホームページ上では内部の細かい情報までは掲載されないことが多いので、十分に調査ができない可能性が高いです。他の方法として直接ヒアリング、現地調査等を行うというものもありますが、双方の企業で都合をつけなければならないという問題があります。あとは株式市場の情報、開示情報、格付機関の情報を集められるといいのですが、こちらは相手企業が上場企業でなければ収集できません。
外部に調査を依頼する場合
自社で調査をすることはなかなか大変なものです。ですから多くの企業が外部に信用調査を依頼しています。主なものとしては信用調査会社で、企業信用調査と海外信用調査があります。信用調査会社が実施する調査方法は以下のものです。
- 現地に足を運ぶほか電話やメールで調査する「直接調査」
- インターネットやデータベースなど相手企業以外から情報収集する「外部調査」
- 「直接調査」で得た情報の裏を取る「側面調査」
信用調査会社の他に、探偵事務所でも信用調査を依頼できます。探偵による信用調査では、法人向け、個人向けともにサービスが用意されています。多くの探偵事務所で無料相談、無料問合せ等ができますので、詳しいことが知りたい場合は尋ねてみるといいでしょう。
まとめ
信用調査についての概要、外資系企業における信用調査について解説しました。取引開始前には信用調査が必要です。外資系企業につきましては特に重要と言えます。相手の状況を知らないまま取引を行うことは、主に金銭面で大きなリスクとなるのです。しかし自社で調査を行うとなると多くの問題が発生します。ですから信用調査を思い立ったら、外部に依頼することがおすすめです。外部に依頼することで費用はかかりますが、調査を怠ってのちに損害を出すよりもよっぽどいいでしょう。ちなみに依頼先は信用調査会社か探偵事務所です。探偵事務所ですと無料相談を行なっているところが多くありますので、まずは相談してみてから正式に依頼することをおすすめします。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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