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探偵コラム

指紋鑑定はどんなものにもできる?指紋採取しやすい・しにくい対象物とは

指紋鑑定を依頼する上で、証拠品を選ぶのに迷ってしまうこともありますよね。証拠品に指紋が付着していることで、証拠しての効力が発揮されるので対象物選びは重要です。せっかく依頼するのであれば、指紋が検出されやすい対象物を選ぶ必要があります。依頼する際は、指紋採取しやすい対象物を選ぶようにしましょう。ここでは、指紋を検出する仕組み、指紋を採取しやすい・しにくい対象物について解説します。

指紋鑑定で指紋を検出するには

指紋鑑定は対象物に付着した指紋を目で見えるようにしなければなりません。指には目で見えない手汗や皮脂だけでなく、アミノ酸などの有機質も付着しています。私たちのカラダのほとんどは水分ですが、アミノ酸や汗による塩素成分も分泌されています。指紋鑑定は指に付着した手汗や皮脂、有機質を検出することで、指紋を採取する方法です。指で対象物に触れることによって、手汗や皮脂だけでなく分泌された有機質も対象物に付着します。指紋を検出するには、対象物に付着したこれらの物質を検出することで、指紋を浮かび上がらせて目に見える形にします。

指紋鑑定しやすい対象物とは

指紋鑑定を依頼する上で、どんな対象物を選べばいいのか知りたいですよね。費用が高額になりやすい指紋鑑定では、少ない検体数で指紋を採取することで効率的に鑑定を行なえます。指紋鑑定でおすすめの対象物は4つあります。

  • ガラス製品
  • 金属製品
  • プラスチック製品
  • 安価な紙類

それぞれ説明しますね。

ガラス製品

コップやグラスなどのガラス製品は指紋の皮脂が付着しやすいので、指紋を採取しやすい対象物だといえるでしょう。ガラスに製品に素手で触れると、白っぽく指紋が残りますよね。白く付着する指紋こそ皮脂の塊だといえるでしょう。ガラスに付着した指紋は皮脂汚れがほとんどなので、水洗いで洗い流されることもありませんよ。

金属製品

表面が滑らかな金属製品にも皮脂が付着しやすいのでおすすめです。金属製品にはさまざまなものがあり、どんな形をしていても指紋全体が残るように触れていれば指紋は残ります。指紋鑑定に金属製品を提出する際は、表面が滑らかな金属製品を提出するようにしましょう。

プラスチック製品

指紋が残りやすい製品には、タッパーなどの表面がツルツルなプラスチック製品なども挙げられます。私たちの身の回りに欠かせないスマホのガラスカバーもプラスチック加工された製品なので、プラスチックに触れる機会は多いと思います。指紋鑑定を行なうのであれば、プラスチック製品でなくてもプラスチック加工された製品でも鑑定できるでしょう。

安価な紙類

コピー紙のような表面がツルツルした紙であれば、指紋採取しやすい対象物だといえます。指紋採取で紙をイメージしにくいかもしれませんが、紙は指紋鑑定で多く依頼される対象物の1つです。パンフレットのような紙は、指紋がくっきりと見えることもありますよね。表面がザラザラな紙では指紋が付きにくいので、表面がツルツルな安価な紙類を指紋鑑定に出すようにしましょう。

指紋鑑定しにくい対象物とは

指紋鑑定しやすい対象物を理解したところで、鑑定しにくい対象物も気になりますよね。指紋鑑定しにくい対象物は主に5つあります。

  • 上質な紙
  • 日常的に触れるもの
  • 革製品
  • 布製品
  • 接触面積が小さいもの

それぞれ説明しますね。

上質な紙

和紙や半紙などの上質な紙は、表面がザラザラしているので指紋が付着しにくく、指紋鑑定しにくい対象物です。指紋は指の手汗や皮脂が対象物に付着し、ハウスダストなどで白っぽくカタチとして残るものです。上質な紙は手汗や皮脂が付着しにくいので、指紋が採取しにくく指紋鑑定には向いていない対象物だといえるでしょう。

日常的に触れるもの

スマホやパソコンのマウスなど日常的に触れるものは、指紋が重なっていることが多いので指紋鑑定するのが難しい対象物です。指紋が重なり合うことで、指紋の1つ1つを判別するのが難しくなり採取できない状態になってしまいます。指紋鑑定は指紋が鮮明にわかる状態で採取しなければならず、重なった指紋では正確な結果が得られません。指紋鑑定を依頼する際には、日常的に使用しているものは提出しないようにしましょう。

革製品

革製の財布やバッグは、革表面に汚れが付着しにくい加工がされていることが多いので指紋も付着しにくいですよ。指紋がうまく付着したとしても、擦れたりするだけで指紋は落ちてしまいます。指紋が付着しにくい革製品は指紋採取すること自体が難しいので、指紋鑑定に向いていない対象物となります。指紋鑑定に革製品を提出する際は、指紋が落ちないように注意しましょう。

布製品

洋服やタオルなどの布製品は、付着した汚れや皮脂を指紋の形にできないので指紋採取することができません。指の皮脂や汚れは布製品の繊維に吸着したままであり、擦れやすい素材なので指紋が綺麗な形で残ることはありません。布製品から指紋採取することはできないので、指紋鑑定を依頼できない対象物だといえます。

接触面積が小さいもの

先端が尖っていたり、極端に小さいことにより指紋鑑定することができません。対象物の素材が指紋鑑定しやすい対象物であっても、指紋全体が残らないほどに小さければ、指紋で個人を判別するのは難しいです。指紋全体が残らないほどに小さいものは、指紋鑑定しにくいといえますよ。

まとめ

指紋鑑定を検討する人の中には、指紋鑑定を依頼する対象物で悩んでしまう人もいますよね。指紋鑑定は指の汗や皮脂だけでなく、分泌された有機質を指紋の形に浮かび上がらせて鑑定する方法です。指紋鑑定のしやすさ・しにくさは対象物の材質が重要であり、表面が滑らかでツルツルしたガラスやプラスチックは鑑定しやすいといえます。表面がザラザラしており、皮脂や汗が付着しにくい素材は鑑定しにくい対象物となります。指紋鑑定を依頼する際には指紋全体が付着している可能性が高い、鑑定しやすい対象物を鑑定してもらうようにしましょう。

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