もしかしたら違法になるかも?自分で行なう素行調査のデメリットとは

特定人物の素性を調べるために、素行調査を検討している人もいるのではないでしょうか。素行調査は特定人物の素性を調べるだけでなく、相手の浮気に関する調査もあります。素行調査は調査費用が高額になることが多く、費用対効果の面で躊躇する人もいますよね。自分で素行調査を行なえば費用がかかることはありませんが、調査対象は家族や配偶者などの身近な関係者となります。ここでは、自分で素行調査を行なう方法、自分で素行調査を行なうことによるデメリットについて解説します。
自分で素行調査を行なう方法

配偶者の浮気の実態を確認するために、自分で素行調査を検討する人もいますよね。自分で素行調査を行なう場合、自分でできる調査には限度があります。自分で素行調査を行なう方法は主に5つあります。
●レシートを確認する
●クレジットカードの明細を確認する
●車内を確認する
●パソコンの履歴を確認する
●行動を観察する
それぞれ説明しますね。
レシートを確認する
無造作に捨てられているレシートを確認することで、買い物の内容や日付を確認することができます。身に覚えの無いようなものが購入されて、買い物した日付が合わない場合には、浮気の可能性があるでしょう。レシートを回収して、スマホなどで写真も撮っておくようにしましょう。
クレジットカードの明細を確認する
レシートと同様に、クレジットカードの使用履歴を確認することで浮気の可能性を探ることができます。浮気は宿泊を伴うこともあり、高額になりがちな宿泊費用をクレジットカードで清算していることもあります。クレジットカードの明細をコピーして、写真を撮っておきましょう。
車内を確認する
対象者が日頃から車を運転するのであれば、車内に証拠になりそうなものが残っている可能性があります。
身に覚えのない店の会員カードやレシートが残されているだけでなく、車内に変わった点があるかも確認する必要があります。シートの位置やカーナビの検索履歴なども疑わしい要素なので、忘れずに確認しておくようにしましょう。
パソコンの履歴を確認する
パソコンの検索履歴の中には、異性とのデート場所やプレゼントの履歴が残っていることがあります。まったく履歴が残っていないようであれば、第三者にパソコンを見られても問題ないように履歴を消している可能性があります。パソコンの履歴から浮気の可能性を推察することはできるでしょう。
行動を観察する
「急に残業が増えた」「休日の外出頻度が増えた」など、なんらかの行動の変化があるようであれば、変化を観察してメモに残すようにしましょう。行動の変化を不審に思うかもしれませんが、しばらくはその状態を続けることが重要ですよ。
素行調査を自分で行う際に知っておきたいポイントとリスク
自分で素行調査を行いたいと思う人は多いかもしれませんが、実際に調査を進める際には多くのリスクと制限が伴います。ここでは、自分で素行調査を行う際に知っておくべきポイントと、押さえておきたいリスクについて詳しく解説します。
自分で素行調査をする際の基本的な方法
自分で素行調査をする場合、以下の方法を使って相手の行動や証拠を集めることができますが、限界があることも理解しておきましょう。
- SNSやインターネットでの検索
- 車のナビ履歴やスマホの位置情報確認
- 頻繁に行く場所や行動パターンの観察
これらの方法は簡単に行えますが、相手に気付かれないよう慎重に行う必要があります。
自分で素行調査を行う際のリスクと限界
自分で素行調査を行う場合、以下のリスクや限界が生じることがあります。
- 法的リスク:盗聴やGPS追跡は法律違反になる可能性があり、違法な調査行為は逆に訴えられる危険があります。
- 証拠能力の不足:自分で得た証拠が、裁判などの法的場面で有効とされるかどうかは不確かです。証拠としての信頼性が問われることもあります。
- 調査の限界:プロの探偵が持つ専門技術や機材を使わないと、調査対象者に気付かれたり、決定的な証拠を逃したりする可能性が高いです。
自分で素行調査を行なうデメリット

自分で素行調査を行ない、浮気と疑わしい物証を入手できたものの、確実な証拠を入手するのは難しいですよ。自分で探偵のような素行調査を行なうことはできますが、なんらかのトラブルに巻き込まれてしまう可能性が高いのでおすすめはできません。自分で探偵のような素行調査を行なうデメリットは主に3つあります。
●相手にバレる危険性
●証拠が入手できない可能性
●違法性を問われる可能性
それぞれ説明しますね
相手にバレる危険性
探偵のように尾行を行なうことで、浮気相手や浮気場所を突き止めようとするかもしれませんが、相手にバレてしまう可能性が高いです。尾行に不慣れなことで相手との距離感が掴めず、対象者にバレてしまいます。相手にバレることで警戒されるようになるので、浮気の証拠を入手することはほぼ不可能になるでしょう。
証拠が入手できない可能性
尾行がバレなかったとしても、浮気の現場を押さえることができない可能性が高いといえます。2人の密会現場の撮影を行なう際、裏口から出ていかれた場合、1人では対応することができません。またカメラの照準が合わず失敗することもあるでしょう。自分で探偵のような素行調査を行なう場合、証拠が入手できない可能性が高いのでデメリットとなります。
違法性を問われる可能性
相手の場所を調べるために、スマホのGPSや盗聴器の使用を検討する人のいるのではないでしょうか。これらの行為はプライバシー侵害などの違法になってしまい、違法性を問われてしまう可能性があります。浮気を調べるつもりが犯罪行為につながる可能性ある時点でデメリットは大きいといえるでしょう。
自分で行う素行調査の成功率を上げるには?
素行調査を自分で行う際、確実に成果を上げるためには情報整理と計画が重要です。
事前にしっかりと情報を収集する
調査を始める前に、相手の行動パターンや普段の習慣を整理しておくことが大切です。疑わしい行動が見られる時間帯や頻繁に出入りする場所などの情報をメモしておきましょう。
信頼できる探偵との比較検討
自分で行う素行調査が難しいと感じたら、探偵への依頼を検討することも重要です。探偵に依頼すれば、法的に有効な証拠を得られる可能性が高まります。プロの助けを借りることで、自分のリスクを軽減しつつ、より信頼性のある結果を得ることができます。
探偵であれば安心して任せられる

探偵の素行調査であれば、探偵業法で定められた調査のみ行なうので違法性を問われることはありません。違法性がない探偵の素行調査であれば、安心して調査を行なうことができ、法的に認められた物的証拠を入手することもできます。違法性がない探偵の素行調査には主に2つの調査業務があります。
●尾行
●張込み
●聞き込み
それぞれ説明しますね。
尾行
探偵が行なう尾行は複数人のチームで行なうことが多く、全員訓練されています。訓練された探偵は、尾行による距離感を把握しているので、相手にバレることはほぼありません。相手が急に走り出すなどのイレギュラーな行動をとっても、複数人で尾行しているので対応可能です。探偵の尾行であれば、安心して相手の交友関係や行動を把握することができるでしょう。
張り込み
探偵の尾行は複数人で行ない建物の死角を利用するので、相手から見つかることがほとんどありません。複数人の探偵ですべての出入口を張り込んでいるので、裏口から出ても撮影可能です。静止画や動画を複数人で撮影するので、言い逃れできない物的証拠を得られますよ。探偵の張り込みであれば、証拠を入手できる可能性が高いといえるでしょう。
まとめ
自分で素行調査を行なう場合、対象は配偶者や家族などの身近な人物に限定されることがほとんどです。無造作に捨てられたレシートの確認やクレジットカードの明細の確認など、身の回りで行なえることが自分で素行調査を行なう主な方法となります。探偵のように尾行や張り込みをすることで相手にバレてしまう危険性が高く、証拠が入手できない可能性が高いのでデメリットだといえるでしょう。方法によっては違法性を問われる可能性もあるので、自分で素行調査を行なうのはおすすめできません。安心して素行調査を行なうのであれば、探偵業法で定められた調査を行なう探偵に依頼することをおすすめしますよ。
投稿者プロフィール

- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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