張り込みは古い？素行調査もネットでする時代
現在は誰もがネットを利用し、ほとんどの人がSNSで自分の個人情報や生活状況を載せています。そのため、探偵や興信所での調査方法も実際に人が動くことよりもネットを活用した方が中心となりつつあります。そこで、ネットを駆使した素行調査にはどんなメリットやデメリットがあるのか、ご紹介していきたいと思います。
ネットで個人情報をある程度は入手可能
何気なく利用しているSNS。「写真しか載せてないから大丈夫」「自分の家はバレないようにしてる」など、個人情報がわからないように対策をしているから相手に素性がバレる事はないと思っていませんか？
その情報間違いです。現在はネットやSNSに詳しい人であれば、個人情報のほとんどを入手することができます。
SNSは個人情報の宝庫
普段何気なく旅行に行った写真を載せたり、食べたものをアップしたりすると思いますが、こうした写真から当人が好きなもの、基本的に食べるもの、通っている店の雰囲気などを理解することができます。
そしてSNSに掲載している写真や投稿を確認することで、行動範囲と出かけている場所が見えてくるのです。鋭い人であればそこから性格まで割り出し、行動パターンを計算して調べることができます。
また、SNSでは普段の行動から見ることができない一面を見ることができるため、当人に対しての理解を深めることも出来てしまいます。個人情報がそこら中に渦巻いているのがSNSと言えるのです。
友人や親戚からも調べることが出来る
たとえ当人が個人情報を漏らさないように気を使っていても、友人や親戚のSNSから情報が漏れることはよくあります。例えば、本人は出かけた事実を誤魔化すために違う投稿をしていたとします。
しかし、その事実を知らない友人は一緒に出かけた情報をSNSで公開してしまい、個人情報が世間に知れ渡ってしまいました。その結果、当人は情報を隠していても、友人から秘密にしていた情報が漏れてしまったのです。
これは家族や親戚でも同じで、例えば子供自身が悩んでいたことを、親がSNSで自分の悩みとして公開したことで、子供の情報が漏れてしまうこともあります。SNSを利用している以上、情報を抑えることは不可能なのです。
スマホをハッキングされる
現在、深刻な問題の一つとされているのが個人のスマホをハッキングする技術です。現代社会においてスマホは全ての個人情報を持つ端末といっても過言ではありません。そのスマホがハッキングされてしまうと、個人情報だけではなく、友人や親戚の情報や会社のデータなど、さまざまなデータが漏洩する危険性があります。
また、残念なことにこうしたハッキングを防ぐ方法はあまりありません。気をつけている人でもハッキングされる可能性があります。ハッキングを防ぐためにはネットに接続しないという方法しかありません。
ネットに繋がっている時点で個人情報は晒されていると思っても間違いではありません。
素行調査をネットでするメリット
個人情報が簡単に漏洩してしまう可能性のある現代社会ですが、その分、特定の相手を監視したり、調査するという探偵の仕事にはとても便利な時代とも言えるのです。
配偶者や恋人の浮気を疑うケース
浮気や不倫の証拠や情報を見つけるために非常に有効な方法がネットやSNSでの調査です。肉体関係を持ったり、恋仲になっているとSNS上で不審な投稿が増えてきます。意味深な写真の投稿や、特定の相手を匂わせる文面などが増えてくるため、調査をする段階で特定の相手を判断することが可能になります。また、SNSやネット上で対象者の行動を注意深く調べることによって行動パターンや密会現場などを知ることもできるため、張り込みや尾行といった時間のかかる調査を省略することも可能になります。
その他にも特定のソフトを利用してLINEなどのメッセージアプリ履歴から浮気の証拠を集めることもできるようです。
家族や子供の素行調査のケース
子供の帰りが遅くなってきたので調べたい、妻（夫）が何をしているか調べたい、などの調査をする際にもネットやSNSでの調査方法は非常に有効です。特に、子供の素行調査に関してはSNSだけで済んでしまうといってもいいほどに情報が溢れている可能性があります。
子供の場合、SNSやネットに依存している場合も多く、閲覧制限をかけていると見られないと思っているので、特殊な方法を使わなくても状況を調べやすいでしょう。探偵などのプロにお願いすることで短時間の調査で結果が出るかも知れません。
調査費用が安くなる可能性がある
ネットでの調査はその場で調べることが主になります。そのため、閲覧できる情報が少ない場合や情報を知るために別のソフトや方法を活用するといった特殊な方法を使用しない限りは調査費用を少なくできる可能性があります。
また、本来必要な張り込みや聞き込みを省略できる可能性もあるので、調査期間の短縮にもつながるでしょう。
素行調査をネットでするデメリット
メリットが多く見えるネットでの素行調査ですが、実はネットであるが故のデメリットもいくつか存在します。
ネット上の情報が真実とは限らない
ネットやSNSでの投稿内容には真実を掲載するという概念はなく、自由なものを掲載できるため虚偽の情報も多く存在します。また、ネット上にある情報が嘘か本当かを調べるには、現場に足を運んで調査を行わなければいけないため（ネット上では真実を見つけにくい）二度手間になってしまいやすいのです。
元々、素性を隠す目的でSNSを利用している人であれば、その情報のほとんどは嘘であり、真実を探すのはとても困難です。
調査を撹乱される可能性がある
元々、探偵や興信所などのプロに調査されることを想定して、わざと嘘の情報を流し、調査を撹乱される可能性もあります。上記でも示した通り、ネットの情報は信憑性の低いものが多く、その判断は調査員に委ねられます。
初心者でも調査ができる
ネットでの素行調査は誰でも出来てしまうため、プロ以外の人が調べると情報が錯綜してしまいます。ネットやSNSの中には沢山の嘘が散りばめられており、それを判断するには相応の経験とスキルが必要です。しかし、初心者の方がSNSなどで調査を行い、嘘を信じてしまった結果、全く別の事件を起こしてしまったという事例もあります。
まとめ
ネット上には個人情報が詰まっていますが、その取り扱いは非常に難しいのが現状です。
もし、周りに素行調査を行いたいと思う人がいても、自分では行わずに探偵などのプロの方に相談をしてみましょう。
その結果、一番いい方法が見つかるかも知れません。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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