面接で求職者が嘘をついているか見抜く方法を面接官が理解しているか
長年採用人事に関わっている面接官や担当者であれば、求職者が嘘をついていると分かってしまうものです。嘘だと思わなくても話をしている内容で疑わしいと思うこともあります。面接は真実を語らなければいけませんし、嘘をついてもバレたら不採用になります。採用されて入社できたとしても仕事ができなくてつらい思いをするのは求職者側です。
必死になる求職者
面接に合格して希望する会社で働きたいと思っている求職者は必至になって面接に臨んできます。少しでもライバルより自分を良く見せたいという気持ちが強くなってしまうと話を盛ってしまう傾向があります。それを見破るのが面接官の腕の見せ所です。誇張する話を見破り本当の実力を引き出す必要があります。
徹底的に掘り下げていく
求職者の嘘を見破る方法として、1つの質問に対して徹底的に掘り下げていくことです。嘘をついていなければ求職者はどんな質問をされても自信を持って答えるはずです。しかし嘘を付いている内容に対してしつこく掘り下げて質問をされると、どこかのタイミングで必ず綻びが出て嘘を付いていることがバレてしまいます。
プロの面接官は1つのことに対してロジカルに話を聞こうとします。なぜそのようになったのか、話した内容はいつからなのか、どのように実現したのかなど、5W1Hを意識して質問をすることで嘘を見抜けることができます。求職者に対して徹底的に話をして掘り下げることで嘘を付いているか、それとも真実だけを話しているかを見極めることができます。
具体的な数値や名前で答えてもらう
嘘をついていれば具体的な数値や名前などを間違う可能性があります。質問内容は具体的に細かく聞くようにしてください。しっかり理解していれば具体的な内容を間違うことはありません。表面だけ練習してきても、具体的な数値や名前を理解していない人が咄嗟に嘘を付くこともあります。
求職者のしぐさをチェックする
人間は嘘をつくと態度やしぐさに出てしまうものです。バレたらどうしようという後ろめたさがあると無意識のうちにマズいと思って表情やしぐさに出てしまいます。面接に緊張しているだけの表情と嘘を付いている表情は明らかに違います。緊張をしているだけなら面接官も妥協して相手のペースに合わせてあげることもできますが、嘘を付いている表情は全く異なります。嘘を付いている求職者がどのようなしぐさをするのでしょうか。
下を見たりして目線を逸らす
嘘をついている求職者はバレるのが怖いので急に下を見たりして目線を合わせないようにします。自分が面接に受かりたいという思いで臨んでるのに、急に目線を逸らすようなことがあれば何かがおかしいと判断することができます。そうなると面接官も質問をどんどん掘り下げていき嘘を付いているか見極めようとします。
早口になる
人間は嘘をつくと早口になります。特に緊張をしている面接時では自分をアピールすることで精いっぱいなのに、嘘を誤魔化そうとすると気持ちが焦ってしまい喋り口調が早口になってしまいます。
最初はゆっくり丁寧に話していたところ、何かのきっかけで急に早口になったとき、求職者が嘘をついている可能性があるので、そのタイミングで何を話していたかを見極めて、その内容を深堀りして、嘘をついていないか探ってみましょう。
話のテンポが悪くなる
同じテンポで話が進んでいたのに急に話のテンポが悪くなったときも嘘をついている可能性があります。話のテンポが悪くなると印象も悪くなってしまいます。それを分かっている求職者はテンポ良く話をしようと気をつけています。それが話のテンポが悪くなるということは、何かしらの原因があると見極めて嘘をついていないか深堀りしてください。
身体を動かしたり触ったりするしぐさが多くなる
面接という場面で緊張すると余計に体を動かさないで集中するものですが、嘘をついて気持ちが同様すると身体を動かしたり、触ったりするしぐさが多くなります。動揺して答えられないとどうしていいか分からなくなり緊張度合いが増して体を動かして誤魔化そうとします。
最後に気になるところを聞き直す
面接官が気になるところを最後にもう1度聞き直すのも嘘をついているか見抜く手段になります。求職者と話をしていて違和感があるポイントを覚えておき、最後に本当に嘘をついているかどうかを見極めてください。
気をつけたい求職者の言動
基本的に面接で嘘をつくことはできません。しかし求職者はどうしても面接に受かりたいという思いから大丈夫だと思って嘘をついてしまいます。面接官が嘘を見抜けなくて採用後に面接の内容と違ったとならないように、特に注意すべき嘘をつくであろうポイントを紹介します。
テストの点数や資格
面接でテストの点数や資格を重要視する企業もありますが、稀にダメだと分かっていても資格や点数を不正して報告する人がいます。そこを見抜けないと後から後悔することになります。
例えば受験していないTOEICの点数を、虚偽の報告をされたら基本的には信用するでしょう。採用後に面接で話していた内容と違うことが分かったら大変なことになります。
嘘をつきやすい今までの経験
求職者が嘘をつきやすく面接官が本当かどうか見極めるのが難しいのが今までの経験です。今までの経験を面接官が知る由もないですし、企業が望む経験をしていれば採用したいと思うものです。
大学時代留学したことがある、部活で活躍していた、ボランティア活動を積極的にしていたなど、本人が嘘をついていても経験で嘘をついているかどうか見極めるのは簡単なことではありません。求職者が話していることが本当かどうか見極めるために話を掘り下げて詳しく聞いてみることをおすすめします。
まとめ
面接官はちょっとしたニュアンスや言葉の雰囲気などで求職者が嘘をついていると見抜くことができるプロです。ちょっとでもおかしいと思ったら、さりげなく嫌味に取られないように重点的に掘り下げて質問をしてきます。ベテランの面接官であれば嘘を見破ることができるので、求職者は嘘偽りなく自分の実力で採用を勝ち取るようにしてください。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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