クライアントは個人だけではない・会社が興信所に依頼することも
浮気調査や人探しなど、興信所というと個人が依頼するものと思っている人もいるかもしれません。しかしクライアントを見てみると、会社という場合も少なくありません。企業がどのような調査を興信所に依頼するのか、主だったものについてピックアップしてみました。
社内の不正に関する調査
社内で不祥事が起きた場合、早めに対処しないと大きな問題に発展する危険性があります。社内不正はいろいろなことが考えられます。会社のお金を横領した、大事な機密情報や顧客情報などを漏洩しているなどです。就業規則で副業禁止しているのに、隠れて他の仕事をしているという不正も考えられるでしょう。しかし疑惑だけではその先の対処ができません。不正を行っている人物を特定し、しかも不正行為の行われている証拠をつかまないといけません。自分たちだけで調査に限界があれば、興信所のような調査のプロに依頼することも考えられます。
最近ではパソコンを使った不正なども見られるようです。とある興信所の事例として、社内不正の当人が使用するパソコンを確認してみたところ、そのようなことをうかがわせる履歴やファイルを削除していたみたいで存在を確認できなかったそうです。パソコンの専門家のいる興信所に依頼すれば、ファイルや履歴を復元して、社内不正の証拠が明らかになるかもしれません。
サボりの調査についても
営業社員の場合、外回りでの活動が中心です。会社の外での働きぶりについて、上司もなかなか管理が難しいです。そこで不良社員の中には外回りに出かけていてもサボっていて、業務を行わないケースもあります。成約件数がない、営業成績が近年低下しているとこのようなサボりが疑われます。しかし証拠がない以上、相手を追い詰めることができません。
そこで興信所を使って、当該社員の素行調査を行うのも一つの方法です。外回りをしている間、ずっとターゲットを尾行してその行動を逐一記録していきます。パチンコ屋マンガ喫茶など関係のないところに立ち寄って時間をつぶしていれば、その模様を写真なり動画なりで撮影していきます。そしてサボりの証拠を収集すれば、社員に突きつけることができ、懲戒処分なども下せます。どうもきちんと仕事をしていない社員がいるというのであれば、興信所に調査をお願いするのも一考です。
人事の最適化をお願いする
企業にとって人材というのは貴重な資源になります。人材を採用するにあたって、履歴書や面接で慎重に選定するでしょう。しかしそれでもミスマッチの起きることもあります。これから採用しようと思っている人材は適切なのかどうか、興信所に依頼して素行調査を行う方法もあります。興信所の中にはリファレンスチェックを実施しているところもあります。
例えば中途採用の場合、前の勤務先に関する調査を実施します。在籍期間はどのくらいで、どんな業務を行っていたか、関係者へのヒアリングでその人となりなどもリサーチします。総合的に見て、採用に問題はないか見極めるわけです。人間性などのリスクは、面接や応募書類だけではすべて判断するのは難しいでしょう。リファレンスチェックを調査のプロに任せることで、リスクマネジメントができます。また過去の採用者の経歴を調べることで、どんなキャリアやスキルを持っているのか、より正確に把握できます。採用した後でミスマッチも起こりにくくなり、せっかく採用した人材がすぐに離職するリスクも回避できるでしょう。
海外まで調査する場合も
グローバル化が進んでいる現在、外国人を採用する会社も少なくないでしょう。日本国内の企業でも、例えば海外の留学生を卒業後採用することもない話ではありません。留学生の素行調査となると、海外まで調査対象が広がります。しかし興信所の中には、海外を対象にした調査に対応しているところもあります。このような興信所の中には、応募者が提出した海外の大学の卒業証明書は偽造だったことが調査の結果判明したという事例もあるようです。
安定した企業サービスのサポート
企業のサービスに関して問題はないかチェックするサービスを実施している興信所も見られます。例えば近年ではネットショッピングなど、インターネットを介したサービスを導入している企業も多いでしょう。もしこのようなサービスにセキュリティ上の問題があれば、顧客に迷惑をかける可能性も出てきます。興信所の中にはホワイトハッカーの調査員を採用しているところもあります。そしてクライアントのサービスに侵入するなど、セキュリティ面の問題点がないか確認してくれます。もし脆弱性が発見されれば、その部分の指摘、どう対応すればいいかなどのアドバイスをしてくれます。興信所によっては、脆弱性の修正を行っているところもあります。
クレーマーの調査
会社によっては、悪質なクレーマーに悩まされているというところもあるでしょう。クレーマーの中には、背後に特定団体が控えている場合もあります。もし定期的にクレームを入れてくるお客さんがいた場合、どの人物がどういう方なのか、興信所を使って調査するのも対策の一つです。興信所にその人物の素行調査を行うことで、相手の人物像をより明確にあぶりだします。そうすることで、今後クレームを入れられた場合、より適切に対応できるでしょう。クレーマーの取り扱いを誤ると業務に支障をきたしたり、誹謗中傷されたりする可能性も出てくるので早めの適切な対応が求められます。
まとめ
新規取引や雇用、クレーマー対応、ネットセキュリティなど、業務を遂行するにあたっていろいろな問題が出てくるでしょう。もしその対応に手間取ったり、やり方を間違えたりすると、会社が深刻なダメージを受けることもあり得ます。自分たちで調査して対処するのも選択肢の一つではありますが、本業の合間に素人が調査するのは限界があります。興信所のようなプロを利用して、調査については外注し、自分たちは本業に専念すれば、作業効率性も下がりません。もし何か問題を抱えている会社があれば、一度法人向けのサービスを提供する興信所に相談してみるといいでしょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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