探偵の調査費用はどこからが経費?確認しておくポイントとは

探偵に調査依頼を検討する人の中には、調査費用が気になる人がほとんどではないでしょうか。調査内容によって、費用は高額になりやすいので、少しでも費用を抑えたいと思いますよね。探偵への調査費用を考える際、経費のことをちゃんと考えていますか?「業界最安値」という謳い文句があるので、お得だと思っていた探偵業者が、実はお得ではない可能性もありますよ。ここでは、探偵の調査費用における経費、料金に関するトラブルを防ぐ方法について解説します。
調査における経費とは
探偵に調査依頼をする際に、調査費用とは別に経費にはどのようなものがあるか気になりますよね。探偵が調査依頼を受けて、依頼者が必要な調査結果を得るために、さまざまな手段を講じます。さまざまな手段を講じる際に、探偵業務に欠かせない費用が経費です。探偵業務における主な経費は6つあります。
●交通費
●施設利用費
●宿泊費
●現地までの費用
●タクシーなどの車両費
●その他雑費
6つの経費についてそれぞれ説明しますね。
交通費
調査対象者を尾行する際、徒歩だけではないことがほとんどではないでしょうか。公共交通機関や高速道路を使っての車移動など、調査対象者の移動手段に合わせて移動を行なうことになります。見失わないようにするために、一定の距離を保ちながら、同じ交通手段を使わなければなりません。調査対象者を尾行する際に発生した交通費は、探偵業務における経費となりますよ。
施設利用費
行動調査などで尾行する際、調査対象者が遊園地や水族館に入ることもあります。対象者の交友関係や行動を把握するために、バレないように一緒に入らなければなりません。遊園地や水族館は、入館料が発生することがほとんどです。施設内のアトラクションを利用しなくても、対象者を尾行するために、入館料を支払う必要があります。探偵業務内で、施設利用費が発生する場合は、経費として計上されるでしょう。
宿泊費
尾行業務は遠方にまで及ぶこともあり、調査対象者が宿泊施設で泊まることもあります。宿泊施設内で、調査対象者が依頼者とは別の異性と合流することもあるので、宿泊施設内でも観察しなければならないこともあるでしょう。宿泊施設内で尾行・観察するためには、同じ宿泊施設で宿泊する必要があるので、宿泊費が発生します。探偵業務内で発生した宿泊費は、経費として挙げられますよ。
現地までの費用
調査対象者が出張などで遠方にいる場合、遠方先から探偵業務を行なう必要があります。探偵が遠方まで出向く際に、飛行機や新幹線などを利用した費用は経費となります。探偵業務にはさまざまなものがありますが、尾行調査がほとんどではないでしょうか。現地までの費用は、高額になることもあるので、事前に確認しておくようにしましょう。
タクシーなどの車両費
探偵業務の尾行で、調査対象者が急にタクシーに乗り込むことも想定されます。レンタカーで車を借りることもあり、イレギュラー対応をしなければ、対象者を見失ってしまうこともあるでしょう。タクシーやレンタカーでの費用は、探偵業務で発生した費用となるので、経費扱いですよ。
その他雑費
尾行調査中は、対象者の行動に合わせる必要があり、飲食店などもバレないように入店することもあります。入店だけして、何も注文しないのは不自然なので、何かしらのメニューを注文することになります。このような飲食代や移動で使用したコインパーキング代は、雑費扱いとなり、経費として計上されることがほとんどですよ。
料金の内訳を確認する

探偵業法では、経費を概算価格として見積もることを義務付けられているので、必ず見積もりを出してもらうようにしましょう。提示された見積もりを確認することで、調査費用だけではなく、経費の内容を知ることができます。探偵業者によって、経費の扱いはさまざまであり、価格設定も異なります。調査費用だけで探偵業者を選ぶのではなく、経費の扱いがどうなっているかも重要だといえるでしょう。「業界最安値」「経費込み」という広告を出している探偵業者もいるので、費用が安く抑えられるかもと思いますよね。経費分を請求されなくても、その分、他の業者よりも調査費用が高額な場合もあるでしょう。一目見ただけでは、実際の費用はわからないことがほとんどです。費用をなるべく抑えて、満足する調査依頼をしたいのであれば、料金の内訳を確認する必要がありますよ。
トラブルにならないためには

「聞いていた費用と違う」「まさかこんな高額になるなんて」など、経費に関するトラブルにはなりたくないですよね。トラブルを未然に防ぐポイントは2つあります。
●事前に予算を伝える
●調査費用と経費の線引きを明確にする
2つのポイントについてそれぞれ説明しますね。
事前に予算を伝える
探偵に調査を依頼する際、事前に予算を伝えておくことが重要です。費用は調査内容で異なりますが、予算を伝えておくことで、予算内での調査内容を提案してくれます。その際には、経費に関する説明もされるので、後からトラブルになる可能性は低くなりますよ。事前に予算を伝えておくことで、経費に関するトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
調査費用と経費の線引きを明確にする
探偵業務における経費を把握しておき、経費に関する費用を明確にしておきましょう。「経費込み」「経費無料」という宣伝に惑わされないようにして、どの探偵業務が経費扱いとなるのかを確認することが重要です。調査費用と経費の線引きを事前にしておくことで、後のトラブルを防ぐことができますよ。
まとめ
今回は、探偵の調査費用における経費、経費でのトラブルを防ぐ方法について解説しました。探偵はさまざまな調査を行う上で、対象者を見失わずに証拠を得るために、必要経費が発生します。業者によって、経費の線引きはバラバラであり、事前に確認しておくことが必要です。探偵業法で経費の概算価格を見積もることが定められているので、経費になる線引きを理解しておく必要があります。探偵業務での経費は、主に6つに大別されるので、それぞれのポイントを事前に確認しておくことが重要ですよ。経費に関するトラブルを防ぐためにも、調査依頼をする際には、経費の扱いを確認するようにしましょう。