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怪文書ってどんな目的で送付されるの?その目的と受け取った時の対処法を解説します

怪文書とは、個人や団体の機密を暴露したり、中傷したりした、出所の分からない文書のことです。なかなか普段触れることのない言葉であるだけに、もしも怪文書が送付されてきたときに対応が分からず、慌ててしまう人も多いかと思います。

特に、落ち着いて対処するためには、まず差出人が一体どのような目的で怪文書を送付するのか知る必要があります。

この記事では、怪文書を送る目的と、受け取ってしまった場合の対処法について解説します。

怪文書(かいぶんしょ)とは

怪文書(かいぶんしょ)という言葉について、新明解国語辞典で調べると「個人や団体の機密を暴露したり、中傷したりした、出所の分からない文書」という定義になります。怪文書の「怪」の文字には、怪しい、不思議な、胡散臭いという定義もあります。

一般的に怪文書と聞くと、新聞記事の文字を切り抜いて作られた文書をイメージしますが、それだけではなく、出所が分からず、機密の暴露や中傷の内容が書かれていれば、怪文書の定義に当てはまることになります。

怪文書の目的

怪文書の目的は差出人によって様々ですが、共通することは「受け取った相手を困惑させている」という点です。

怪文書の目的の代表的な例をご紹介します。

受取人に強い恨みや妬みを晴らす目的

受け取った人に何らかの恨みや妬みを持っている場合、その鬱憤を晴らすために怪文書を送り付け、困惑する様子を楽しんだり、喜んだりすることが考えられます。具体的な恨みや妬みは様々ですが、恋愛に関わる事であったり、会社の出世や役職に関わる事、ご近所のトラブルであったりします。受取人にとっては些細なことでも、差出人にとって重要なことがきっかけとなっている場合もあります。

受取人の社会的地位を貶める目的

ライバルや競争相手の評判を貶めて、競争から排除する目的で使われる場合もあります。書かれている内容が、個人や団体に対する根も葉も無い噂話のようなものであったとしても、周りからの目が少しは変わることもあります。これは貶められた個人や団体にとっては大きな痛手となり、場合によっては二度と復帰できなくなることもあります。

例えば、選挙に当選しそうな有力な候補者がターゲットになることが考えられます。有力な候補者の地位を貶め、そのライバルとなる候補者を当選させようという心理からです。

受取人を脅し、恐喝する目的

個人や団体の人に知られたくない機密を入手した犯人が、金銭を要求する場合にも怪文書を送ってくるパターンもあります。受取人は大きな不安を受けるとともに、機密を守れるのであれば、と金銭を支払ってしまうことも考えられます。

ただ単に嫌がらせの目的

世の中には様々な人間が生活しています。中には、人が嫌がる顔を見て喜ぶ趣味を持つ人もいるかと思います。この場合、受取人と差出人の間に大した関係性が無いことが多いです。受け取った人の反応を見ることが目的ですので、嫌がっている状況を確認できるような位置にいる人が差出人であることもあります。

怪文書を受け取った場合の対処法

それでは、実際に怪文書を受け取ってしまったら、どのように対処したら良いのでしょうか。

まずは落ち着いて内容をしっかり確認する

怪文書を受け取ってしまった直後は動揺して適切な対処ができなくなることがあります。まずは落ち着いて、どんな内容が書かれているのかしっかり確認する必要があります。

送られてきた文書は重要な証拠となり得るため、気味が悪いかもしれませんが、しっかりと保存しておきましょう。クリアファイルやビニール袋に入れるなどの工夫し、できるだけ送られた当時の状態を維持することも大切です。また、第三者に見せるためにはコピーをとっておくことも必要です。

怪文書を送られる心当たりを確認する

内容が確認できたら、最近の行動を思い返してみて、怪文書につながりそうな出来事があったか整理する必要があります。頭の中で考えるだけでなく、実際に書き出してみることも大切です。もしかしたら、差出人の心当たりが浮かび上がってくるかもしれません。

警察、探偵などの専門家に相談する

情報が整理できたら、警察や探偵などの専門家に相談しましょう。実は身近な人が差出人であったケースもあるため、専門家以外の人に話すことは避けましょう。専門家に相談する場合には、証拠となる怪文書と心当たりを整理したメモを持ち込むとスムースに話が進みます。

相談までに時間が必要な場合は、日々の行動に注意する

怪文書の差出人は受取人の行動を把握している可能性が高いです。常に監視されているものと思って行動する必要があります。怪文書から犯罪につながるケースも多いですので、人気のない道や暗い道を通ることは避ける等、事件に巻き込まれないように意識して生活しましょう。

怪文書に対処しないことによるリスク

怪文書に書かれている内容が根も葉もない情報だからといって、そのまま放置すると後々大きなトラブルに巻き込まれる可能性があります。差出人は受取人に対して何らかのアクションを求める目的で怪文書を送付しています。受取人が期待通りのアクションを起こさなかった場合、「所有物を破損させる」、「ポストに危険物を投函する」、「受取人の家族や会社にも怪文書を送る」などといった、さらに過激な方法を取ることが想定されます。

忙しいから、大したことがないから、と怪文書を放置するのではなく、キチンと向き合って根本から解決することが大切です。

まとめ

この記事では怪文書の定義と目的を解説しました。怪文書は「個人や団体の機密を暴露したり、中傷したりした、出所の分からない文書」と定義され、受取人に対する恨みを晴らす目的や、社会的地位を貶める目的、脅し・恐喝の目的などで送付されます。

怪文書は自体は大したことがなかったとしても、さらに大きなトラブル巻き込まれる可能性もあります。怪文書の内容を落ち着いて確認し、証拠や心当たりを整理し、警察や探偵などの専門家にすみやかに相談することが大切です。

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投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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