怪文書が送られてきたら筆跡鑑定で特定!方法や注意点を解説
誰かが何かの目的を持って送ってくる「怪文書」。暴力的な言葉や中傷するような内容が書かれた怪文書が届いたら、何かあったら怖いなと思いますし、解決してすっきりとしたいものです。こちらの記事では、怪文書の基礎知識から、怪文書が送られてきたときの対応方法、注意点などを紹介していきます。
怪文書とはどのようなものを指す?
まずはじめに、怪文書とはどのような文面のものを指すのかをしっかりと知っておきましょう。合わせて、どのような時に送られてくるものなのかも知っておくと、いざという時に判断がしやすくて安心です。
誰が送ったかわからない中傷・暴力的な文言が書かれた文書
相手から中傷されているような文章や、暴力的な文章、暴露する内容などが書かれた、誰が書いたのかわからない出所不明な文書のことを怪文書と言います。企業の運営に不満を持っている人や、有名人などをよく思っていない人などが、自分の身元を明かさずに送りつけることも多いです。
怪文書の内容はその不満によってさまざまで、死という文字が多く書かれていたり、見たくないような写真が一緒に送られてきたりというケースもあります。内容はさまざまながら、送られてきた側が嫌な気持ちになるものであることが共通点です。
恨みや不満のある人が送ってくるもの
怪文書を送ってくる人は、共通して送る相手に対して恨みや妬み、不満など嫌な感情を持っていることがほとんどでしょう。男女間の問題や会社での地位や評価に対するもの、ライバル会社への嫌がらせなどさまざまです。
またその嫌がらせをしたいという気持ちを怪文書という書類に載せるだけにとどまらず、物や建物に傷をつけたり破壊したりというような行動で表れるケースも少なからずあります。
昨今はインターネット上に書かれることも
怪文書といえば、出所不明で送られてくる手紙でしたが、インターネットが普及した現在では、ツイッターなどの匿名SNS上で書き込みされるケースも増えてきました。特に、芸能人などがSNSを活用していて、気軽にコメントなどが送れるような時代となったことで、誹謗中傷も簡単にできるようになったことが問題視されています。SNSでの書き込みはすぐに広く知れ渡ってしまうので、大きな問題となることも多いです。
怪文書が送られてきたときの対処法
怪文書を受け取り慣れている人はいないので、ほとんどの場合は恐怖を感じてどうしたらいいかわからないと困ってしまうでしょう。そんな時にも、冷静に行動できるように以下の対処法を知っておくのが大切です。
冷静にチェックして専門家に相談する
怪文書は一目見ただけで嫌な気持ちになりますし、冷静にしっかりとチェックする気持ちにはなれないという人が多いでしょう。しかし、問題を解決したいと考えるのなら、まずは冷静になってどのようなことが書かれているのか、何に対して不満を持たれているのかということを確認することが大切です。
そして、解決するためには探偵や弁護士などの専門家へ相談をするとさらに安心。後ほど詳しく解説しますが、場合によっては筆跡鑑定をするのも効果的です。
勢い余って捨ててしまわない
怪文書は持っていて気分のいいものではないので、怒りや不安に任せて捨ててしまいたくなる気持ちはありますが、出所を探ったり問題を解決したりするためには、しっかり証拠として手元に持っておくのが重要。また、捨てるところまでいかなくても、気に入らない部分を塗りつぶしたり汚れをつけてしまったりするのもよくありません。さらに、念のため写真を撮っておいたりコピーしておいたりすることで、証拠としてさらに安心して補完できます。
誰が送ったか想像する
怪文書の送り主を完全に突き止めることはとても困難ですが、どのような恨みや不満で送ってきたのか、どのような相手なのかということを想像することはできるので、専門家に相談する前に想定しておくのもいいでしょう。自分の住所や名前を知っている相手、恨まれるようなことをした覚えがあるか、筆跡を知っているかなどです。想定した内容を、探偵などの専門家に話すのも解決の糸口になるかもしれません。
怪文書の筆跡鑑定は効果的?
怪文書が文書で送られてきた場合、筆跡鑑定を依頼する方がおすすめなケースもあります。どのような時に筆跡鑑定をしてもらうのがいいのか、メリットやデメリットを知りましょう。
相手が絞られている時に特に有効
怪文書が送られてきた時に筆跡鑑定を依頼するのは、特に相手がだいたい絞られている時に効果的。なぜなら、筆跡鑑定は実際に誰が書いたかわかっている書類と筆跡を調べたい書類を見比べて鑑定するからです。
疑わしい相手が書いた書類がある方が、より筆跡鑑定で判明する確率がアップします。ただし、幅広く疑っている対象から絞るという目的で筆跡鑑定をするケースもあるので、調べたい場合は一度探偵事務所などで相談してみるとよいでしょう。
相手を特定しやすいのがメリット
怪文書を受け取った際に筆跡鑑定をするメリットは、なんと言っても筆跡から相手を特定することができるかもしれないということです。筆跡は自分でも見たらなんとなくわかる、と思うかもしれませんが、犯人はバレないように筆跡を変えてきているかもしれませんし、判断を誤って犯人を間違えてしまうと大変なことになってしまいます。しっかりと相手を特定したくて、だいたいの予想が立っている時なら特に、筆跡鑑定の実績がある探偵事務所などに相談してみるとうまくことが進むかもしれません。
筆跡鑑定を誤ると免罪が起こることも
筆跡鑑定のデメリットは、プロとはいえど間違えてしまう可能性もあるということです。いくらプロとは言っても、鑑定士の主観でチェックするため実績や力量によって間違いがないとは言い切れないのが現状。謝った鑑定で冤罪を起こしてしまうのは大問題なので、依頼する業者をしっかりと見極めるのも大切です。
まとめ
こちらの記事では、怪文書を受け取った場合の対処法や筆跡鑑定のメリットやデメリットについて解説しました。受け取ってすぐはパニックに陥ることも考えられますが、なるべく冷静に対処することが大切です。ぜひポイントを踏まえて、然るべき機関に相談しましょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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