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探偵コラム

浮気の濡れ衣を着せられた…この場合名誉棄損で訴えることはできる?

「自分が浮気をしている」という嘘情報が広まると、なかなか厳しい状況に置かれる可能性があります。周りが自分のことを噂しあっているのではないかと肩身の狭い思いをしてしまう、周囲の人間関係のしこりが残ってしまうなどいろいろとマイナス影響が出てくるかもしれません。もし浮気の濡れ衣を着せられた場合、どう対処すればいいのか以下にまとめました。

冷静に対処することが大事

身に覚えのない浮気のうわさを流されれば動揺するでしょうし、噂を広めた人に対して感情的になるでしょう。しかし感情で行動を起こすのは危険です。周りとの間で軋轢が生まれる可能性があるからです。ムカッと来るのはわかりますが、冷静に対処することが大事です。

まずは浮気をしていると言っている人ときちんと話し合うことです。「なんでそのように疑っているのか?」ということを聞きましょう。相手には相手なりの根拠となるものがあるでしょう。それを聞いたうえで「それはそういうことだ」と反証していきます。最初のうちは相手も感情的になっていて、こちらの話を聞き入れてくれないかもしれません。しかし誠意をもって、根気強く説明を続けると徐々に話を聞いてくれるでしょう。絡み合ってこんがらがってしまった糸をていねいに解きほぐすような忍耐強さが求められます。

根回しを進めることも大事

浮気を疑っている恋人や配偶者に対して根気強く説明を続ける一方で、自分の周囲の人たちを味方に引き入れるような根回しをすることも大事です。これは恋人やパートナーへの説得と同時並行で進めていきましょう。もし相手があなたの浮気のことについて、周囲の人に吹聴したとします。そうなると周りのあなたへの印象が悪くなって、気が付いたときには孤立してしまうということもあり得ます。そうならないためにも早めに「自分はやましいことを一切やっていない」という話をしておきましょう。相手の話が耳に入る前にどのような話をしておけば、パートナーから「あの人は浮気をしている」と広めようとしてもその話を真に受けないでしょう。

浮気の濡れ衣は名誉棄損に相当する?

名誉棄損という言葉を聞いたことはありませんか?もし毀損行為が認定されれば、刑法上の犯罪に当たります。刑法230条によって3年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金となりかねません。ところで言葉は知っているけれども、具体的に名誉棄損とはどのような行為か知らない人も多いでしょう。簡単にいうと事実を公然と提示することで、誰かの社会的評価を低下させることが該当します。ですからただ単に「バカ」くらいの捨て台詞であれば、事実を提示しているわけではないので名誉棄損には当たりません。

「浮気をしている」と誰かに話した場合、これは公然と事実を出したうえであなたの社会的地位などを貶めようとしていることになります。ですから名誉棄損の条件を満たしたことになるでしょう。たとえ相手の親しい友人2~3人くらいに話しただけでも基準は満たしたと言っていいでしょう。さらに最近ではSNSなどインターネットを使って、一般の方も広く情報発信できるようになりました。SNSや掲示板などで、浮気していると書いた場合には名誉棄損に該当する可能性があります。

たとえ事実でもNG

よく勘違いしている人がいるのですが、「本当のことを話したのであれば名誉棄損に当たらない」というのは間違いです。浮気について濡れ衣の話を広めるのはもちろんNGです。しかしたとえ浮気が事実であったとしても、名誉棄損に当たりますのでこの部分は注意した方がいいです。あくまでも毀損行為とは、相手の社会的評価を貶めることにあります。事実かどうかというのは関係ありません。浮気や不倫などの不貞行為は社会的評価を下げさせる話はみだりに他人に広めるべきではありません。もししてもいない浮気の話を言いふらされているようであれば、名誉棄損で訴えることは可能です。

弁護士に相談することも大事

浮気をでっちあげられた場合、初期対応をしっかり行っておけばそれほど大きな問題にはならないかもしれません。しかし初期対応が遅れると、その間にうわさがばっと広がってしまうと個人では手のつけられない状態になりかねません。その場合には弁護士に相談するといいでしょう。

特に近年はSNSなどで一気に拡散されることも少なくありません。濡れ衣でも広まってしまうとそれが真実だと見たり聞いたりした人は解釈する恐れも高いです。もしはやめに弁護士に相談しておけば、SNSや掲示板で書き込みをしようとしている人にプレッシャーをかけられます。「あなたのしようとしていることは誹謗中傷で名誉毀損行為に該当するものですよ」と警告すれば、思いとどまる人も多いです。確実な証拠もなく浮気をしていると勝手に周囲の人に触れて回っていて、自分が傷ついたのであれば、弁護士と相談して名誉棄損で訴訟することも一考です。

名誉棄損の慰謝料の相場は?

民事で訴えた場合、慰謝料を相手に請求することも可能です。どの程度慰謝料請求できるかはケースバイケースです。どういった内容の誹謗中傷をされたのか、どの程度広められたのか、社会に対してどのような影響を与えたかによってまちまちです。しかし一般人の浮気の濡れ衣の名誉棄損の慰謝料の場合、だいたい数十万円単位になるのが相場です。あまりに執拗で、あなたの社会的地位が脅かされるような内容だった場合には100万円程度とれるような事案も出てくるかもしれません。

まとめ

浮気という濡れ衣を着せられかけた場合、いかにスピーディーに対処できるかが一つ重要なポイントになりえます。初期段階でしっかり鎮火できれば、そんなに問題が深刻化しないでしょう。しかし一歩遅れてしまうと、特にインターネットなどを使われた場合、すぐに広がってしまいます。中には会社に通勤しづらくなる、上司の評価が下がって自分の今後の悪影響が出てくることも考えられます。もし自分で対処できるような状況でなければ、弁護士に相談するのがおすすめです。状況によっては相手を名誉棄損で訴えることも視野に入れて、専門家のアドバイスに従って対処しましょう。

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