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探偵コラム

会社が中途採用で雇う場合の採用調査とは?詳しくご紹介

会社や企業が、社会人経験のある中途採用者を募集する場合、即戦力としての期待をする反面、採用後の問題リスクを軽減するために、前職を辞めた理由や転職を考えた原因も知っておく必要があります。

ですが、個人情報保護法が施行されて以降、個人の身辺調査に対しても法律で規制せれています。

中途採用者を身辺調査するうえで合法的に調査できるのかについて、解説していきます。

採用調査を行う場合の注意点

採用者への身辺調査は、一歩間違えば、採用者の権利を侵害するような違法行為にもなりかねません。雇用する側が採用者へ行うことができる身辺調査とは、一体どのようなものなのかを解説していきます。

中途採用者への身辺調査の違法性

まずは、身辺調査自体の違法性ですが、根拠となるのは2003年に施行された「個人情報の保護に関する法律」です。この法律の観点から、特定の条件を満たしていれば違法性はないと言えます。

その条件とは、以下の通りです。

•          調査対象者に対し、身辺調査を行うことの旨を伝える場合、または調査後に公表する場合。

•          対象者本人に対して、調査情報の利用目的を伝える場合。

•          調査情報は、その目的以外に利用しない。

•          配慮が必要な情報を調べる時は、対象者本人の同意をもらう。

取扱注意な情報

上記の「配慮が必要な情報」とは、個人情報保護法では「要配慮個人情報」と明記され、次のような情報を指します。

•          人種・国籍

•          信条・宗教

•          社会的身分・家柄・出身

•          病歴・通院歴・カルテ情報等

•          犯罪歴

•          犯罪被害歴

•          差別や偏見などの本人が不利益となる情報

また、進学や就職での面接の際でも、「要配慮個人情報」とされる質問はしないよう配慮したりと、学校の指導項目にも入っています。

基本的には、中途採用者の身辺調査は、本人の同意が得られれば違法ではありません。

しかし、「要配慮個人情報」に関しての取り扱いには、注意が必要なことを理解しておきましょう。

調査会社に身辺調査を依頼する

個人情報保護法の施行後は、会社や企業も中途採用者の身辺調査を探偵業者等に委託するケースが増加しました。探偵業者などの調査会社が身辺調査を行うこと自体に、違法性はありません。

興信所業者が講ずべき個人情報保護のための措置の特例に関する指針

この指針は、興信所業者等が個人情報の取扱い措置について定めています。この特例措置では、興信所業者が調査を行うときに、調査対象者へ通知をしなくても行える場合を定めています。

実際の業務内容では、以下のようになります。

•                     浮気調査

•                     家出人の捜索

•                     いじめ関する調査

•                     素行調査

•                     結婚前調査

•                     身元調査

•                     身辺調査

•                     資産調査

•                     ストーカー調査

このように、探偵業社が身辺調査する場合は、中途採用者本人に通知をしなくても違法にはなりません。また、調査対象者本人の不利益とならないような調査が行えます。探偵業社は身辺調査の依頼を受ける前に、社会的差別や犯罪に繋がらないかを判断するため、会社側から利用目的の詳細を聞き取ります。ですので、中途採用者の身辺調査の依頼を考えている場合は、調査の目的、理由、知りたい情報について事前にまとめておく必要があります。

探偵に身辺調査を依頼した場合の費用について

探偵業社に調査の依頼を考えた場合、調査費用が気になると思います。探偵業社によっても費用は異なりますが、費用を抑えることができるポイントをお伝えします。

•          調査対象者の基本情報を事前にしっかり収集しておく。

•          調査したい内容や利用目的を明確にする。

•          中途採用の候補者が複数人いる場合は、人数を絞ってから相談する。

上記のポイントを抑えておくだけでも、調査日数が減るので費用を削減できます。

調査費用の相場 

探偵に素行調査・身辺調査を依頼した場合の費用相場は、一般的には3万円~5万円となっています。調査の内容によっても、価格は変わりますが、履歴書や職務経歴書に掲載している学歴・職歴といった一般的な確認調査のケースであれば、大きな差はないでしょう。

しかし、近隣の住民に対しての聞き込みを行うなど、追加の調査が必要なケースはこの相場よりも価格は高くなると考えておくべきです。採用調査を定期的に行う企業であれば、探偵会社との契約費用の交渉は、積極的にしてみても良いでしょう。

また、探偵会社のスキルも価格に関係してきます。探偵のスキルが低いと、余計に時間とコストがかかる場合があるからです。探偵会社の見分けるポイントは、実績確認が有効です。ホームページで実績が記載されているか、初回の面談で実績を説明してくれるかで判断ができます。実績の確認は、調査ケースの解決事例の説明・解説が、丁寧になされているかで確認ができます。

調査依頼前の準備と流れ

身辺調査を依頼する前の準備と、その後の流れを具体的にご紹介します。

調査対象者の基本情報をまとめる

まずは、調査対象者となる中途採用者の基本情報をまとめます。

基本情報は尾行・張り込みや聞き込み調査をするうえで必要です。

情報が多ければ多いほど、調査もスムーズになります。

基本情報とは、主に以下のような内容です。

•          住所、氏名、年齢、電話番号

•          顔写真や身体的特徴

•          現在の勤務先や以前の勤務先

上記の情報以外にも、採用者との面接・面談などで気付いたことは、些細な情報でも探偵に話しておくようにしましょう。探偵はそういった些細な情報からも、調査のヒントを得ることがあります。

身辺調査の目的、知りたい情報をまとめる

探偵は、差別や偏見に繋がる調査は行いませんので、身辺調査を行う理由や目的をまとめておきましょう。

そして、探偵が中途採用者の身辺調査で、依頼される主な内容は以下の通りです。

•                     履歴書情報の確認

•                     過去の経歴での評判や成果

•                     中途採用者の素行

•                     中途採用者の人間性

•                     中途採用者の生活環境

また、これ以外でも、差別や偏見に繋がらない範囲であれば調査は可能ですので、リストなどにまとめておくと良いでしょう。

・調査依頼の見積もりをもらう

情報がまとまったら、探偵会社に相談して具体的な見積もりを出して貰いましょう。本契約の前に調査方法・期間などを話し合い、根拠をもとに見積もりを作成します。そこで、信頼のできる探偵業社なのかの見極めにもなりますので、まずは相談・見積もりを出して貰ってください。

まとめ

個人情報保護法の施工により、身辺調査に関しての規制も厳しくなっています。しかし、中途採用する場合の身辺調査は会社にとっても不可欠です。

安全に中途採用者の情報を得るためには、探偵業社などの調査の専門家に相談することをお勧めします。

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投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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