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探偵コラム

反社の世界の人間はどのような仕事をして収入を得ているのか見てみよう

反社と聞くと真っ先に暴力団を思い出す人もいるかもしれませんが、今は様々なグループが反社と言われる時代です。資金を得るために様々な活動をしているので、実際に反社がどのような仕事をしているかを解説します。一般市民に紛れ込んで何気ない顔で資金を得るための活動をしていることを知っておいて損はありません。

反社に分類される組織   

反社に分類される組織にどのようなものがあるかを理解してください。自分の近くに住んでいる人がその組織で活動していると知ったときに、自分が巻き込まれないように対処することができます。ここではどのような組織が反社と言われるかを解説します。

暴力団

やくざと言われている暴力団はその名の通り、暴力的な行為をして私的な目的を達成するために手段を択ばない集団を指します。暴力団の組織は昔から存在し、あらゆる方法で資金稼ぎをしてきました。全国には様々な暴力団の組織がありますが、特に規模が大きくて危険な行為をする可能性が高い団体を「指定暴力団」として常に監視をし続けています。

年々暴力団の数が減ってきていると言われていますが、今は垣根を超えて暴力団以外の反社グループとの関りを持っていることを考えると、数字だけで判断して安心するのは早すぎます。全国各地に暴力団組織があるので、市民が巻き込まれてしまうケースが今でもあります。

半グレ集団

半グレ集団は直接暴力団には加入していませんが、違った形で仕事として犯罪を行う集団のことを指します。大きな組織として活動している半グレ集団は資金源も豊富にありますが、これは詐欺などの一般市民が被害者になる犯罪行為で集めるお金です。

半グレ集団は暴力団に加入していなくても若いときから悪さをしていることも多く、暴走族上がりで真っ当な生活ができないまま半グレ集団になるケースが多いです。暴力団が仕事にしていないような独自のビジネスを展開しています。注意点として半グレ集団は暴力団対策法の適用を受けないことが挙げられます。若い年齢層がグループに加入していることが多いことや、暴力団と比べて匿名性や隠密性が高いことから暴力団との顕著な違いがあります。

暴力団の仕事

みかじめ料

暴力団は様々な仕事をしていますが、その多くが犯罪行為です。昔からあるのがみかじめ料を集める仕事です。場所代とも言われているみかじめ料は用心棒代としても飲食店やお店が暴力団にお金を支払いそれが資金源となります。

地方よりも繁華街などで人通りが多い都会のほうがみかじめ料の収入が増える傾向があります。しかし法律が厳しくなったこともあり、現在は昔に比べてみかじめ料が減ってきていると言われています。暴力団に対してみかじめ料を支払えば支払った側も罰則があります。現在各自治体では暴力団排除条例が施行されています。

覚せい剤

暴力団の資金源になるのが覚せい剤の密売です。外国から密輸して裏ルートで販売している暴力団がいます。当然覚せい剤の販売は違法です。それでも隠匿性があり外国から運んでくるのもバレにくいのも、暴力団が今でも覚せい剤を販売する理由の1つです。

仕入れ価格と販売価格の差を広げてもほしいという人がいる限り、覚せい剤の密輸や密売は莫大な収益を上げることができます。そして日本人でも減ることなく覚せい剤を求めている人が多いことも仕事が途絶えない要因のひとつです。

企業対象暴力

昔は一般企業が暴力団に守ってもらうこともありましたが、今では企業対象暴力が会社の利益に大きく関わりそれがダメージとなって経営が傾く中小の会社もあります。分かっていても自然と一般企業と暴力団が関係を持ち、気がついたら不当な要求をされる事例が後を絶ちません。

昔と今では暴力団の企業対象暴力の考え方が変わってきています。これは暴力団が直接介入するのではなく代理の人物が関り揺さぶりをかけてきます。屈することなく毅然として対応をしなければいけませんが、一度弱みを握られてしまうと言いなりになってしまう、最終的にはこの関係の立場を背景に現金などを要求するというものです。

その他グループの仕事

反社で暴力団以外の組織で有名なのが半グレ集団ですが、この集団に属する人たちも違法な仕事をしていることが多いです。様々な仕事がある中でニュースにも取り上げられることが多いのが振り込め詐欺です。この詐欺は全国規模で多くの被害者が続出し問題になりました。

振り込め詐欺

この詐欺は電話やはがきなどで一般人を騙して金銭の要求をするものです。全く面識の無い高齢者を狙うことが多いです。振り込め詐欺は加害者が被害者に会うことなく、様々な手段を駆使して振り込ませようとします。

高齢者が騙されてしまう原因は、加齢のための判断不足と、孫や息子から連絡が来たと勘違いして身内からの安心感でお金を振込んでしまいます。2000年代に入ってから急激に増えた詐欺ですが、様々な手段を駆使して新手の詐欺が次から次へと増えていく悪循環になっています。

リフォーム詐欺

一般人の大切な財産を標的にしてしのぎを稼ぐリフォーム詐欺も社会問題になっていますが、反社集団は室内に湿気がこもる、シロアリの被害に遭うなど、嘘でまくし立てられて契約をしてしまう人がいます。半グレ集団の中には暴力団と関係を持ち売り上げを献上することもあります。

リフォーム詐欺でだまし取られる現金の金額はとても大きなものになることが多いです。全く必要のない工事をするために、せっかくのマイホームにも大きなダメージが残ります。詐欺を働く輩はそんなことはお構いなしです。だからこそ利益を最優先にして様々な人を欺く行為を繰り返し、大切なマイホームの財産にも忍び寄ってきます。本当に財産を守るために、そして詐欺に騙されないためにもリフォーム会社は慎重に選ばなければいけません。

まとめ

このように反社に分類される人たちはあらゆることを仕事として資金稼ぎをしています。法律に触れない範囲で仕事をしているケースもありますが、多くの場合犯罪行為を仕事にして資金を得ているからこそ、一般市民が巻き込まれないように注意をしながら生活することが望まれます。

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投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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