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探偵コラム

それって本物の銀行員?横行する金融詐欺の手口と対処法

すでに金融詐欺のスタンダードとも言える方法に「振り込み詐欺」や「オレオレ詐欺」などがありますが、昨今の詐欺対策推進によって被害件数は減少傾向にあります。

しかし、それに伴って詐欺グループの手口も巧妙になってきているため、見極めるのが非常に困難になってきています。

そこで、横行する金融詐欺の対処法とその種類について、ご紹介して行きたいと思います。

金融詐欺ってどういう詐欺?

金融詐欺とは反社(詐欺集団や悪徳集団)が銀行を利用して行う詐欺のことで、さまざまな人物に成りすましてお金だまし取り、虚偽の投資話などでお金を振り込ませる、銀行に関連した詐欺のことです。

現在、以下のような詐欺方法が確認されています。

フィッシング詐欺

銀行を装った偽物のSMS(ショートメール)やメールの配信、インターネットバンキングのログイン画面を偽造したものを使用して、ホームページに誘いこみ「ID」や「パスワード」などの個人情報を入力させ

その情報から不正操作を行って口座か現金を引き出す方法です。

※ログイン画面を偽造したものの中には精巧に作られているものもあり、ひと目見ただけでは判断しにくく、自然に情報を引き出されてしまう危険性があるため、自己防衛意識が求められる詐欺と言えます。

還付金詐欺

市区町村や年金事務所の職員などを装って「年金未払い分や医療費の過払い分を還付する」という電話をかけ、そのまま無人ATMに誘導し、還付金を受け取る方法を教えると嘘をついてお金を振り込ませる方法です。

※「今すぐに手続きをしないと還付金を受け取る権利を失います」などの巧みな話術で被害者の精神状態を不安定にさせるため、勢いで振り込んでしまう人が続出しています。

銀行職員等を名乗る詐欺

銀行協会職員や銀行員、警察官などになりすまし、オリンピックや新型コロナ等を名目にして口座番号等を聞き出し、銀行からお金を引き落とす方法です。

その手法は多岐に渡り、「銀行口座が危険に晒されている」「クレジットカード情報が漏れている」などの電話をかけてきて、必要な情報を聞き出します。

※電話での連絡から、自宅訪問、ウェブサイトを駆使した方法など、あらゆる側面から攻撃してくる詐欺のため、詐欺だと思っても信じてしまう場合があります。

投資勧誘詐欺

上場間近の未公開株や、実在しない架空の金融商品の売買を持ちかけて購入させる方法の詐欺です。

電話やメール等で「必ず儲かる株があります。」等のセールストークを繰り広げ、あたかも本当に儲かるかのように洗脳して、株や金融商品を購入させようとしてきます。

証券会社を装った犯人から金融商品を購入するための名義貸しを依頼され、後から弁護士を装った別の犯人に「名義貸しは犯罪」という理由でキャンセル用を請求させるなど、非常に巧妙な手口です。

※証券会社を装った犯人からは、精巧に作られたパンプレットが送られてきたり、弁護士を装っている犯人もプロ顔負けな知識を持っていたりするため、「お金がほしい」と思っている時は要注意するべき案件です。

ネットショッピングを利用した詐欺

ネット通販で販売されている実物の商品を、他のネットショップよりも格安で販売し、支払いが行われたら商品を送らず・ウェブページも削除してしまうという誰もが被害に合う可能性のある詐欺方法です。

※この詐欺の問題点は、他のネットショップと殆ど差異の無いウェブページであるため、「一刻も早くその商品がほしい」「人気のある商品を格安で購入したい」というニーズにピッタリ当てはまってしまい、誰もが簡単に騙されてしまうと言うことです。欲しい商品があるときこそ、信頼性のあるショップで購入する余裕が大切です。

詐欺に対する沢山の対策がなされているのに、なぜ金融詐欺が無くならないのか?

これまでの金融詐欺は、高齢者のみを狙ったものに限定されていましたが、最近では若い世代からお年寄りまで見境がなく、その手口も巧妙なため、対策が追いついていないのが現状です。

こういった手口に騙されないためには、正しい知識と強い心が必要になるため、誰もが簡単に乗り越えられる問題では無いのです。

もはや犯罪組織と言える規模の詐欺グループ

現在、犯罪グループのほとんどが海外を拠点としており、実行犯と指示グループに分かれている場合が多いため、実行犯を逮捕したとしても、大元の逮捕までには至らず、詐欺を撲滅するのは非常に困難な状況となっています。その規模は千差万別で、数人グループから数十人以上のグループもあり、特定から逮捕に至るまでにも非常に多くの時間を必要としています。

人の弱みにつけ込んだ、巧みな心理術

人は切羽詰まった時になかなか冷静ではいられないものです。犯罪グループは、そういった被害者のギリギリの心理状態をうまく利用して詐欺を行います。そのため、よほど強靭な精神の持ち主か、物事を冷静に判断出来る方で無い限りは騙されてしまう可能性があるのです。

横行する金融詐欺に騙されないために

現在の詐欺方法は巧妙なため、知識を持っているだけでは不十分なことの方が多くなります。大切なことは「一旦落ち着いて考える」ことです。

身近な親族や友人の命に危険が迫っている場合であれば、緊急性は高いですが、それ以外の場合は落ち着いて考えることによって真実が見えてきます。まずはそこまでたどり着きましょう。

以下は具体的に金融詐欺を回避する方法になります。

不審なURLやメールは開かずに削除する。

本物を装ったメールやURLには必ず不審な点があります。正規のメールやウェブサイトと比較して少しでも異変を感じたら削除し、警察に通報して下さい。

役所、金融機関の職員、警察を装ってきたら在籍確認を行う。

上記の人物が自宅を訪問し、口座やクレジットカード情報を聞き出そうとしたら、適当な情報を渡し、それぞれの期間に本人在籍確認を行い、状況に応じて警察に通報してください。

うまい話には乗らないようにする

誰だって「簡単にお金を儲けることが出来る」話があったら、真剣に聞いてしまいますよね。そんな時は「世の中にうまい話は無い」と自分に言い聞かせて平常心を保って下さい。

お金を儲ける方法は沢山ありますが、簡単な方法というのは存在しません。投資話は人の心理をうまく利用した詐欺だと割り切って解釈しましょう。

まとめ

金融詐欺の方法は日々進化しており、更に巧妙化していくと思われますが、基本的な所は「詐欺」であることに変わりは無いので、必ずほころびが存在します。

そのほころびを見逃さず、何事も一度落ち着いて考えましょう。そうすればどんな詐欺にあっても冷静な判断が出来るはずです。

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投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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