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探偵コラム

指紋鑑定の証拠能力について!詳しく解説

指紋鑑定の証拠能力についてはどのように把握しておけばいいのでしょうか?民事裁判においては指紋鑑定、DNA鑑定、目撃証言、防犯カメラ、の映像などが証拠として提出されますが、それぞれ証拠の重みに差があります。その中で、指紋鑑定とDNA鑑定は一番高い証拠能力のあるものと考えられています。民事裁判などで提出するための指紋鑑定をどのように準備すればいいのかを紹介します。

証拠の重さの差

目撃証言は重要であるとは言われていますが、見た人の記憶の変容や目撃環境の悪さなどによって、それほど強い証拠として取り扱われないことがほとんどです。防犯カメラなどの映像は、それよりはましですが、画質が荒いこともあるので、やはりそれほど強い証拠能力は持ちえません。

指紋鑑定の魅力

見間違い、記憶違い、画像が粗いなどの心配がなく、確実に個人の特定をすることができる指紋鑑定はかなり強力な証拠能力をもっています。状況証拠よりも指紋鑑定がある案件の方が、法廷において有利となります。裁判には刑事裁判と民事裁判がありますが、指紋鑑定はどちらの裁判においても強い証拠能力があります。

指紋鑑定があれば、裁判で負けることはほとんどなくなります。それほど大きな意味を指紋鑑定はもっているのです。また、指紋鑑定を示すことができれば、法廷に争いごとを持ち込まなくて済むようにもなります。

指紋鑑定の方法

裁判などにおいて大きな意味を持ってくる指紋鑑定をどのように行って行くのがいいのでしょうか?やはりこれまで多くの実績を持っている鑑定人にお願いするのがオススメです。例えば20年以上に渡って、1000件以上の鑑定を行ってきた人であれば、かなり信頼することができるはずです。

裁判所などから、依頼を受けている鑑定人であれば、証拠能力が担保されていると考えて良いでしょう。また、誠実な対応を常に心がけてくれる鑑定人であることも理想的です。自信をもって、証明できる鑑定だけを出してくれて、不鮮明な物は証拠としては難しいと指摘してくれる鑑定人も同様に頼りになります。

指紋鑑定の依頼の方法

指紋鑑定を依頼する場合には、まずは鑑定人に電話やメールでコンタクトすることが必要です。その際に、鑑定を依頼するための指紋の状態がどのようであるかをきちんと伝えることが肝要です。その内容をもとに、費用の見積もりが行われることになるからです。

また、鑑定に要する期間なども提示されます。それで問題なければ、鑑定を依頼する流れとなります。鑑定に際して、不明の点があれば、問い合わせることもできます。指紋の採取に必要な器材など貸し出してもらうことも可能です。

用意する資料

鑑定資料として犯人の指紋が付いている物品、対照資料として鑑定資料の指紋と照合したい資料、協力者指紋として犯人以外に押捺してもらった指紋を用意すると、スムーズに鑑定を進めることができます。協力者の指紋を採取する場合には、相手の方の同意が必要になります。

指紋の検出について

すべすべした紙類、プラスチック製品、ガラス、陶器類、ビニール製品、ロッカー類は指紋の検出が容易です。表面がざらざらした紙類、日常的に触れるもの、水に濡れたもの、革製品からは指紋の検出が難しくなります。布製品からの検出は不可能です。

資料は素手で触らない様にすべきです。 できるだけ手袋をして、表面を絶対に擦らないようにして資料をクリアファイルやビニール袋に入れるようにするといいでしょう。資料送付の際は追跡可能な方法にすべきです。

鑑定書の作成

資料送付後、鑑定の結果が報告されます。その内容で満足であれば、速やかに鑑定書が作成されることになります。

結果に満足できない場合には追加資料をおくれば、更に鑑定をしてもらうこともできます。全ての結果が出そろったら、正式な鑑定書の作成を依頼することになります。

鑑定書を一緒に、資料も返送されて来ます。鑑定書の内容に不明の点がある場合には、問い合わせることもできます。

全ての作業について2週間ほどの期間が必要になります。鑑定する資料の量にもよりますが、費用は数万円程度と考えておけばいいでしょう。

民事裁判用の鑑定資料

裁判所へ証拠として提出する場合は一般の調査結果よりも詳細な説明がある鑑定書を作成すべきです。この場合には3週間ほどの期間が必要になります。値段も少したかくなりますが、裁判を有利に展開するにはオススメです。

分析鑑定を依頼すれば、更に詳細に指紋の鑑定を行ってもらえます。この場合には1か月ほどの期間が必要です。

自分の目的に合わせて、どの程度詳細な鑑定書が必要であるかを考えて、依頼をするといいでしょう。判らないことは、遠慮なく鑑定人に相談すべきです。

指紋鑑定の実例

一般にはどのような事例で指紋鑑定は行われているのでしょうか?民事裁判などの証拠以外にも指紋鑑定は行われているので、日常的にも指紋鑑定は大きな意味を持ってきます。指紋鑑定は犯罪やハラスメントの防止に大きな役割を果たしています。

怪文書の特定

企業等に送られてくる怪文書の送り主の特定において指紋鑑定が役に立つ場合があります。社内に送り主が要る場合には、指紋を照合することによって、送り主を特定することができます。証拠を突きつければ、送付をやめてもらえるはずです。

職場での盗聴事件でも、盗聴器から指紋を検出することによって、犯人を特定することができます。職場内で全てのトラブルを解決することができるようになります。警察などのお世話になることもないので、お勧めです。

職場での盗難・機密漏えい

職場での盗難や機密漏えいに対しても指紋鑑定が効果を発揮します。指紋証拠を見せれば、言い逃れはできなくなるからです。物的な証拠をきちんと出せれば、トラブルを速やかに解決することができることでしょう。

職場だけでなく家庭内でおこる、謎のトラブルについても指紋鑑定をすることによって、解決をさせることができるようになります。近隣からの嫌がらせなども、証拠を示すことによって、解決をさせることができるはずです。

文章の改ざん

遺言書等の法的な文章を誰かが改ざんしたということも指紋鑑定によって明らかにすることができるようになります。また、怪文書などを送付しているとでっちあげられてしまった人が自分の身の潔白を示すために指紋鑑定を利用することができます。

いろいろな場面で指紋鑑定は大きな役割を果たしています。トラブルに遭遇して、困っている場合には、鑑定人に相談をしてみてもいいでしょう。指紋鑑定による、賢い解決策を提案してもらえるようになるかもしれません。

まとめ

指紋鑑定は、民事裁判において、大きな効力を発揮するものですので、裁判に際しては是非ともそろえたい資料です。指紋鑑定を依頼する資料には、指紋をとり易い物と取りにくい物があります。

指紋鑑定を依頼する、鑑定人はこれまで多くの事例を持っている人にすべきです。指紋鑑定は民事裁判以外のトラブルの解決にも役立ちます。

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