探偵になりたい!けれども仕事中に危険なことに遭遇することはある?
探偵が登場してくるドラマや映画は数多く出てきます。その中には探偵に身の危険が迫ってくるようなストーリーもあります。ところで現実のところ、探偵は危険の多い仕事なのでしょうか?これから探偵をしようと思っている人にとっては、気になるポイントのはずです。
危険がないことはない
探偵の仕事は危険かどうか、この質問に対する答えは「100%安全とは言い切れない」ということになるでしょう。探偵の元にはいろいろな案件が舞い込んできます。その内容によっては、危険度の高い仕事も出てきます。たとえば犯罪調査を行っているときに何らかの犯罪に巻き込まれることもあります。犯罪調査とは対象人物が何かしらの犯罪にかかわっているかどうかの調査をする仕事です。実際に犯罪にかかわっていて、尾行がバレた場合、何らかの代償を払わなければならないでしょう。
また尾行の対象が反社会的な組織という可能性もあります。彼らはもともとアウトローなので、危険な目に遭う可能性もゼロではありません。探偵は警察官とは異なります。相手の身柄を拘束する権利もなければ、武器の所持も認められません。ある意味丸裸の状態で調査しなければなりません。また対象の人物が反社でなくても、尾行や張り込みの中でガラの悪いチンピラなどに絡まれることも考えられます。
交通事故の可能性も
対象が車を運転する場合、こちらも車両やバイクを使って追跡することもあります。このとき相手を追いかけることに集中しすぎてしまうと、そのほかの交通状況が目に入らないこともあり得ます。その結果、交通事故に巻き込まれてしまう事態も想定できます。車を運転中に事故に遭遇すれば命を落とすこともあり得ますし、自分が加害者になって被害者をしに至らせる可能性もあります。
このようにいろいろな危険があるのが探偵の仕事です。ただし映画やドラマを見て探偵の仕事に興味を持ったのであれば、探偵が殺人犯を追うようなストーリーの作品を見たこと唖あるかもしれません。しかし、これはフィクション上の設定で、現実の探偵ではありえないのでその部分は理解してください。
対象人物だけではないリスク要因
ここまではターゲットの調査をするときに起こりうる危険性について紹介しました。しかし、その他のところからリスクの起きることもあり得ます。その中でも多くの探偵が業務中に感じる危険が職務質問です。やはりターゲットを追跡しているのは、はたから見ると怪しいのでしょう。警察から職務質問を受けることは十分あり得ます。普通に生活していて職務質問を受けることは、そうある話ではないはずです。ですから探偵になりたてで職質の経験がほとんどないと、緊張するという探偵は少なくありません。
特に気を付けたほうがいいといわれているのが、郊外で調査をする場合です。郊外の閑静な住宅街の場合、中級から富裕層の暮らしている地域も少なくありません。するともともと防犯意識が高い、コミュニティがしっかりしていてご近所付き合いができているエリアも多いです。すると探偵のような人がうろついていると、周辺住民からすると「怪しい」となってしまいます。そしてすぐに警察に通報されてしまうわけです。
探偵を名乗れば問題なし
職質を受けるとびっくりしてしまうかもしれませんが、正直に「探偵です」と言えばまず問題はないです。探偵と名乗ったうえで「今これこれこういった調査をしていまして…」というように説明すれば、事なきを得ると思ってください。特に住宅街で長時間路上駐車をしていると、住民から不審に思われる可能性が高いです。これをどうカモフラージュするかも探偵の腕の見せ所といえます。
カウンターテイルの可能性も
探偵の業務を行っていると注意しなければならないことに、カウンターテイルがあります。カウンターテイルとは、「逆尾」と呼ばれています。簡単に言えば自分が追跡しているはずだったのに自分も別の探偵などから尾行されている状況です。これはターゲットが誰かにつけられていると感じたときに仕掛けることが多くなっており、カウンターテイルが行われている場合は調査が失敗してしまっています。
逆尾を受けたことのある探偵に話を聞いてみると、いろいろな状況が想定できます。明らかに追跡でミスをしたと自覚している人もいれば、相手が警戒している様子もなかったのに気づけば自分が追尾されていたという事例も見られます。ひどくなると追跡を開始した段階で、すでにまちぶせなどのカウンターを受けていたというケースも見られるようです。
いろいろな方法で調査してくる
向こうも探偵を雇ってカウンターをかけてくる場合は、お互いプロなのである程度どのような調査を仕掛けてくるかわかります。ところが対象者そのものなど、素人がカウンターをかけてくる場合には注意しなければなりません。素人なので、何を仕掛けてくるかわからないのです。そこで事故が起きる可能性もあるので、探偵の方がひやひやしてしまうこともあるようです。
具体的には相手の追跡に執心するあまり、道路を逆走する、信号無視するなどの交通ルール違反を犯す人も数多くいます。中には歩道に乗り上げるような荒っぽい運転をしてでも追跡してくるような人もいます。このような無茶な追跡の結果、交通事故を起こしてしまっては元も子もありません。また単独事故ならまだいいですが、相手の無謀な運転の結果探偵側も何らかの危険な目に遭うことも考えられます。
カウンターをして、もしかすると探偵事務所の所在地や探偵の自宅を割り出すことができるかもしれません。しかし相手にとって何もメリットはありません。探偵相手を追跡したところで百害あって一利なしと理解してほしいところです。
まとめ
探偵の仕事をしていると、案件次第では危険の伴うこともあるのは事実です。しかしきちんとした探偵事務所であれば、危険を想定した対策を講じています。特に犯罪調査の場合、ターゲットが治安の悪いところに出没するかもしれません。そのような場所での尾行はできるだけ回避するなどのルールを設けているところも少なくありません。危険はゼロではありませんが、必要以上に心配する必要もないでしょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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