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探偵コラム

興信所の給料・平均年収は?地域別・年齢別・職種別に調査してみた

興信所の給料・平均年収について、地域別・年齢別・職種別で変わるのかどうか、調べてみました。興信所・探偵事務所というと、特殊な仕事と思われる方も少なくないですが、都道府県の公安委員会に届出をして業務をしている一般的な仕事です。年収をアップさせる方法についても、ご紹介しています。

興信所の給料・平均年収は?年齢ごとに上がる?

興信所の給料・平均年収・年齢ごとにどう変化していくかどうか、まとめてみました。興信所と探偵事務所はよく混同されますが、ほぼ同じ職種だと思ってもらって間違いありません。ここでは、同じ職種として解説していきます。

興信所に務める探偵の給料の年収平均は、450万円が相場となっています。また、平均年収の上限・下限は、100万円~700万円で、稼げる人と収入が少ない人の差が大きい職業です。仕事を始めて間もない場合は、かなり給料が少ないケースもあります。

興信所・探偵の仕事内容は、身辺調査・浮気調査などが主な業務内容で、時間的な拘束も長く、体力的に大変な仕事を感じる人が多いと言われています。なので、若い時は問題なく続けられますが、年齢を重ねるにつれて、管理する側に回っていくケースが一般的です。

興信所・探偵事務所の数は、全国で3,000社前後の数が存在しています。また、大都市圏には地方都市に比べると事務所が多く発見できるでしょう。都市部は人口密度が高く、その分、人間関係にまつわるトラブルが発生しやすく、興信所・探偵への依頼が増えるようです。

興信所の給料・業種別は?

興信所の給料を業種別にまとめてみました。興信所・探偵事務所と一口に言っても、その業態は会社によって大きく変わってきます。

・大手探偵事務所……平均年収 500万円

・個人探偵事務所……平均年収 470万円

・興信所……平均年収 450万円

・フリーランスの探偵……平均年収 460万円

興信所・探偵事務所に勤める人の給料は、大手探偵事務所に所属する人ほど高くなる傾向にあります。これは、一般的な会社と同じで、大手になるほど多くの仕事・顧客を抱えやすいですし、企業からの調査依頼など金額の大きい仕事を依頼されるようになるからです。

探偵の仕事内容は、上記したように、浮気調査・身辺調査が主な業務内容になります。その中で群を抜いて依頼が多いのは、不倫・浮気調査で、このジャンルの仕事だけでも全体の8割以上を占めている場合も。

一般の人は、探偵の仕事に特殊性を感じている方が少なくありません。何か突出した能力を持っている人しか就けない仕事と思われているかもしれませんが、実際のところはハローワークにも求人が出ていますし、普通の仕事となんら変わるところはありません。

興信所・探偵事務所は『探偵業法』に基づいて仕事を行っており、都道府県の公安委員会に届出を出したところでないと違法になってしまいます。そのため、大手事務所・長年事務所を構えているところの求人を見ると、興信所の調査員の一カ月あたりの給料が20万~30万円のところが一般的です。

また、ボーナスが出ることを考えると、1ヶ月30万円×12カ月+ボーナス=400万円前後となっています。事務所の規模・勤続年数によって上下はしますが、このあたりの金額と覚えておくといいでしょう。

興信所の給料は地域別に異なる?

興信所の給料は、地域別に異なります。都市部の方が高くなる傾向にあり、逆に地方都市・田舎に行くにつれて、探偵の仕事も少なくなり、それに従って給料も減少していく傾向にあるようです。

実際の、興信所の地方別の給料の相場を算出してみました。

地域年収相場
北海道405万円
東北エリア360万円~450万円
東京都内630万円
神奈川495万円
千葉・群馬・栃木・茨城450万円
北陸エリア405万円~450万円
東海エリア405万円~450万円
愛知495万円
大阪540万円
関西エリア450万円
中国エリア405万円~450万円
四国エリア405万円
福岡450万円
九州エリア360万円~405万円

やはりというか、関東圏・関西圏の年収相場が高くなりますね。これらの地域は、依頼の数が豊富なのももちろんですが、最低賃金が高いのも要因の一つです。できるだけ興信所の給料の高いところで働きたいのであれば、東京・大阪に近いところで働きましょう。

興信所で給料を上げる方法は?

興信所で給料を上げるには、特殊なケースを数多く引き受けている事務所に入る、仕事の質よりも数を多く回してくれる事務所に所属するとよいでしょう。

興信所のお金の流れを考えると、依頼の数自体が多く、一件当たりの金額も高い大手事務所に入るのがもっとも興信所で給料を上げる近道です。また、特殊な事例を専門的に扱うことで、そのジャンルの依頼を一手に引き受けている興信所もあります。

その事務所がどんな依頼を多く引き受けているかを詳細にチェックしてみましょう。

たとえば、千葉県には女性だけの探偵事務所があり、成功報酬を20万円~40万円ほどに設定していて、さらに調査員の数も30人前後抱えているので数多くの依頼に対応できるようにしています。調査員を女性のみに絞るのが、この事務所の利点だったようですね。

また、独立して探偵事務所・興信所を開業して給料を上げるには、立地条件のよい場所に事務所を開いて、多くの依頼主が訪問しやすくするのが成功の近道とされています。

実際のところ、探偵はあまり顔を出すわけにはいかない職業なので、広告を効率よく使って、さらに人の目に多く触れておくことで困った時に依頼されやすい環境づくりが必須です。お客さんと打ち合わせをするときは、やはり交通アクセスしやすい場所の方がいいですね。

なので、必然的に開業資金を多く持っていた方が、土地の値段・テナント料の高い利便性のよいビルに入ることが可能になるので、収益が挙げやすく、給料も高くできます。

また、一般的な相場からかけ離れた料金設定をすることで、荒稼ぎしている事務所も、わずかですが存在しています。こういった事務所は、数件の依頼を受けて稼いだあとは、すぐに事務所を移転させて名前も変えて、まったく別の会社として運営するケースも。

なので、興信所で働いて給料をアップさせるには、大手事務所に入るか、利便性のよい場所に事務所を構えている興信所に入るのが手っ取り早いでしょう。

まとめ

興信所の給料を高くするといっても、この記事でご紹介したように様々な方法があります。法外な金額を取っている事務所も存在しているので、最終的には安心して働ける会社をよく吟味して決めてください。

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