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反社会勢力に対して賃貸オーナーはどのように対応すればいいのか?

反社会的勢力。

普段、普通に生活していれば関わりを持つことはないと思います。しかし、ふとした時に、関わってしまう、なんてこともありうるかもしれません。芸能人と暴力団の関係を見ていると、意外と身近に存在しているのかなんて考えたりするのではないでしょうか。この記事では、自分が賃貸オーナーであったときに、いかにして反社会的勢力と関わりを持たないか、また、どのように対応すれば良いのかについて解説していきます。

反社会的勢力とは

そもそも、反社会的勢力とはどのような人たちを指すのでしょうか。解説していきます。

反社会的勢力の範囲

基本的なこととして、反社会的勢力とは以下のような人たちを指します。

・暴力団員

・暴力団関係企業

・総会屋(株主などの権利を乱用し、不当な利益を得る者)

・社会運動標榜ゴロ(社会運動を偽装し、不当な利益を得る者)

・特殊知能暴力集団(暴力団との関係を背景に、その威力を用い、又は暴力団と資金的なつながりを有し、構造的な不正の中核となっている集団)

などなどです。このほかにも、暴力団と定期的に接点のある者などが挙げられます。

反社会的勢力の特徴

反社会的勢力といっても、「一目見ればわかるんじゃないの?」と思う人も多くいると思いますが、意外とわからない者です。例えば、反社会的勢力の人が温厚に接してくれて、普通にいい人だと感じるかもしれません。表面は温厚で社交的に見えても、蓋を開けてみたら反社会的勢力の者であった、なんてことも少なくありません。

不動産業界の人に聞いた、反社会的勢力の特徴

不動産業界で働いていた人の経験から、反社会的勢力の者は以下のような特徴が挙げられます。

・始めは社交的で、礼儀正しい

・気に入らないことがあると怒鳴ることがある

・入居審査に引っ掛からなさそうな人が入居手続きをし、契約を図る

・家族で住むと言いながら複数の「見た目が怖い人達」が部屋を出入りする

このように、反社会的勢力の者も、巧妙な手口を使うことや、一定の似たような特徴がある人が多いとのことです。間違えて入居させてしまった場合、近所のクレームやその物件の価値が下がってしまうなど、取り返しのつかないことになってしまう可能性があるので、注意してください。

入居前に反社チェックを行うために

暴力団等の反社会的勢力は、社会及び日常普通に生活している一般の方々を脅かす存在となっています。不動産売買においても、全国で「暴力団排除条例」が制定されているほど、反社会的勢力排除の取り組みが積極的に進められているのが現状です。一体どのように反社チェックを行えば良いのでしょうか。

反社チェック、自分で調べる方法

反社チェックをする方法として、まず挙げられるのは自分で調べる方法です。主にインターネットを利用して調べることができます。入居者の名前をインターネットで調べることや、SNSで名前を検索し、その人の素性はどうなっているのか、調べることができます。新聞や官報のように信頼性のあるメディアに容疑、逮捕などの言葉と入居者の名前が出てきた際には、反社の可能性が高いです。信頼度のあるメディアとほかにも証拠となるような情報が出てきた際には十分注意してください。

反社チェック、専門家に依頼する

特定の人物や疑いのある人物を専門家に依頼して調べ上げてもらう方法です。自分のみの調査では調べることができる情報量に限界があります。そのような場合、専門家に依頼して調べてもらうしかありません。料金はかかってしまうものの、専門家というほどですので、その分調査の精度は高くなっています。

反社チェック、公的機関に照会する

反社チェックの手段として、公的機関を使う方法も一つあります。各都道府県には、暴力追放運動推進センター(暴追センター)が設けられています。そこには、暴力団に関する情報が多く記載されているでしょう。活用する分には無料となっているので、状況によっては利用する手段も考えられ流でしょう。

もし反社会的勢力が入居していた場合、どのように対応するべきか?

入居前に入念なチェックを行っていても、全てを防げるという訳ではありません。既に入居者が反社会的勢力の者だということも考えられます。このような事態になってしまった場合、どのように対応を行えば良いのでしょうか。

入居者だった場合の対応について

反社会的勢力の入居者対応は、仲介業者や管理会社と連携して行います。現在の賃貸契約書には「反社会的勢力の排除」と「反社会的ではないことの確約」といった条約があり、反社会的勢力の人は契約ができない旨や、入居後に反社会的勢力だったことがわかった場合、貸主から契約解除にできること、つまり追い出すことが可能となっています。例えそのような状況になってしまった場合でも、一度冷静に契約書を確認してみることが大切でしょう。

もし反社会的勢力の件で困ったら

契約をしてしまった後に反社会的勢力だったと気づくこともあるでしょう。気づいてからすぐに追い出そうとするのではなく、速やかに専門家や警察に相談することをお勧めします。もし一人で対応してしまった場合、その反社会的勢力の者から恐喝や暴力を受けてしまうような大ごとになってしまう可能性もあります。また、実際に反社会的勢力と契約内容について話し合うことも難しいです。警察に相談しに行く前に、入居申込書、賃貸借契約書、車のナンバーなど、事前に準備できるものは準備しておくことをお勧めします。

まとめ

この記事では、賃貸オーナーは反社会的勢力に対してどのような対応をすれば良いのかについて解説してきました。日常の生活において、普通でしたら反社会的勢力と関わることはないと思います。しかし、意外と日常に潜んでいる可能性があります。しかし、「知らなかった」という一言で終わらせられるほど、簡単な問題ではありません。自分の身を自分で守れるように、反社会的勢力とはどのようなものなのか、しっかりと理解して生活を送ってください。また、自分がトラブルに巻き込まれる前に、解決できるよう注意していきましょう。

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投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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