探偵になるには?特別な資格がなくても誰でも探偵になれる!
「探偵」と聞いて何を思い浮かべますか?映画や小説を舞台に華々しい活躍を見せるヒーローというイメージを描く人が多いでしょう。「私も探偵になりたい!」と憧れを抱く人もいるのではないでしょうか。しかし、現実では見かけることがほとんどなく、実態を把握する機会の少ない仕事でもあります。探偵を志したとしても、なり方を知らない人も多いでしょう。そこで本記事では、探偵になるために必要な情報をまとめて紹介します。
探偵になる方法
では実際に、探偵になるにはどのような方法があるのでしょうか。主な3つの方法を紹介します。
学校で学ぶ
1つ目が、探偵を目指す人のための民間のスクールや講座などで学ぶという方法です。スクールでは、具体的な尾行や調査の進め方、証拠写真の撮り方、指紋の撮り方など、調査業に関する一般的な技術を学べます。卒業後は即戦力として活躍することも十分期待できます。ただし、スクールを選ぶ際は、カリキュラムの確認をしっかり行うようにしましょう。探偵の技術は特殊なため、スクールによっては授業内容に偏りが見られるからです。また、サポート体制が整っているかどうかの確認もスクール選びでは重要なポイントです。確実に技術を習得できる体制なのかどうか調べましょう。さらに、スクールによっては就職先を紹介してくれたり、成績優秀者はスクールの運営元の事務所から声をかけられるというケースもあるようです。卒業後を見据え、サポート体制の充実したスクールを選ぶように心がけましょう。
探偵事務所に就職する
2つ目が、探偵事務所に就職するという方法です。探偵の仕事をするのに必須の資格はないため、学校を経ずに就職することは可能です。就職・転職サイトを利用して求人情報を探してみましょう。もし特定の事務所に入社したいという熱意がある人は、たとえその事務所が求人情報を出していなくても直接問い合わせてみましょう。就職すると、働きながら探偵業の現場を理解できますし、適性も確認できます。また、先輩の技術を間近で見ることができ、独立を見据えた人脈作りも可能です。探偵として働きたい人に、一番おすすめの方法になります。ただし、探偵事務所でも求人内容が一般の事務職を募集しているケースもあるようです。応募する際はしっかり職種を確認しましょう。
自ら探偵事務所を開業する
3つ目が、いきなりフリーランスとして開業するという方法です。「探偵業届出証明書」を手に入れさえすれば、誰でも開業が可能になります。ただし、未経験の状態で開業するのはリスクが高いでしょう。人脈がなければ顧客を獲得することは難しいですし、依頼する側も実力の不透明な個人探偵に仕事を任せようとは考えにくいからです。たとえ仕事を獲得できたとしても顧客の満足に応えられる成果をあげられるかという問題も出てきます。未経験で開業するよりも、まずは学校で学んでから、もしくは探偵事務所に就職してノウハウを学んでから開業する方が望ましいです。
探偵に必要な資格やスキル
探偵になるのに特別な資格は必要ありませんが、仕事を行う上で最低限持っておくべき資格やスキル、知識はあります。それらについて紹介します。
運転免許
運転免許は、探偵の仕事をする上では実質必須になるでしょう。なぜなら、調査において、尾行や張り込みなどに車を使用する機会が多いからです。また、運転免許だけでなく、ある程度の運転技術も磨いておくことが望ましいです。探偵事務所の求人募集の応募条件には「要普通自動車免許」と記載されている場合が多いので、運転免許は取得するようにしましょう。
撮影技術
探偵の調査には、写真や動画の撮影がつきものです。浮気調査で対象者と浮気相手の密会の証拠を撮影したり、素行調査で対象者の行動を動画に収めたりする際、撮影技術のスキルが役立ちます。前職が撮影関係だった人や、カメラが趣味の人であれば、その技術を探偵業に活かせるでしょう。
パソコンスキル
パソコンスキルが必要になるのは仕事の調査結果を報告書にまとめるときです。最低限の文章作成能力も求められるでしょう。また、写真や動画の加工・編集スキルがあると仕事の幅が広がります。最低限、一般的な入力作業ができるパソコンスキルは習得しておきましょう。MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)やITパスポートなどのパソコン技能の実力を証明できる資格を保有していれば、面接の際アピール材料となるでしょう。
探偵業務資格認定
民間の資格試験に、探偵業務認定試験と探偵業務取扱主任者認定試験というのがあります。これらの試験で問われるのは、探偵業務を行う上で必要な法令などです。試験に合格すると、探偵業務取扱者もしくは探偵業務取扱主任者として認められます。資格取得は探偵として開業する際のプラス材料になりますし、また探偵としての自身の実力を客観視する物差しにもなります。キャリア形成にも有利に働くでしょう。
法律の知識や資格
探偵として仕事をする場合、「探偵業法」という法律に則って活動しなければなりません。同法律では、探偵業を営もうとする人は、各都道府県の公安委員会に営業の届け出をすることが義務付けられています。また、秘密保持の義務や個人の権利利益を侵害する行為の禁止など、様々な義務や禁止行為についても定められています。他にも、知っておくべき法律の知識はあるので、勉強しておくようにしましょう。探偵というのは、特別な権限のある職業ではないので、調査の際は法律で許容される範囲内で行動しなければなりません。なので、違法行為を犯してしまわないよう関連する法律の知識を学ぶことはとても重要です。さらに、離婚問題やストーカー問題など、幅広いジャンルに関する法律について学んでおくと、依頼者のどんな相談にも柔軟に対応できるでしょう。
まとめ
映画などで華々しい活躍を見せる探偵ですが、探偵業を行うのに必須の資格というのは特にありません。意欲さえあれば、年齢や性別に関係なく誰でも探偵を目指せます。探偵事務所に就職できますし、探偵になるための専門スクールも用意されています。また、証明書さえあれば開業も可能です。興味のある人は、探偵の門を叩いてみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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