ツイッターを活用して調査を行う探偵が増加傾向になっている
多くの人が今ではツイッターを利用しているでしょう。プライベートやビジネス双方の目的でツイッターのアカウントを保有している人も少なくないはずです。ところでこのツイッターを使って調査を行っている探偵事務所も近年では増加傾向にあります。
浮気調査で注目されているツイッター
浮気のバレるきっかけを見てみると、SNSのやり取りを配偶者に見られたという事例が最近では増えてきています。Twitterなど便利なアプリがいろいろと登場したことで、愛人と連絡も手軽に取れるようになりました。しかし手軽に利用できる分、ついつい油断してしまってボロが出ることもしばしばです。実は今ではこのツイッターなどのアプリをチェックすることで不定の有力な証拠を握るという手法も探偵の間ではポピュラーになりつつあります。
安全性の高い手法
従来探偵が浮気調査をするためには、尾行や張り込みなどの追跡調査が一般的でした。しかし尾行や張り込みはどうしてもリスクが高いです。相手も自分がやましいことをしている自覚があるので、周囲に強い警戒心を持っています。プロの探偵でも時にはターゲットに知られることもあり得ます。素人が後をつければ、ますますバレるリスクが高まります。
しかも密会の決定的な証拠を押さえるためには、写真や動画が必要です。ところが写真をとったはいいけれどもぼやけていて、当人とはっきり確認できず、証拠の用をなさなかったということもあり得ます。このように尾行調査はリスクや失敗がどうしてもついて回ります。
ところがツイッターの場合、別に当人の後をつける必要は一切ありません。しかも浮気相手とやり取りしているものを見つければ、スクショをすれば証拠としてはっきり記録できます。このように従来の方法と比較して、証拠集めも効率的に進めやすいのです。
人探しにも効果的
若い人を中心として、ツイッターをやっている人は多いです。実はこのツイッターを使って人探しをすることも可能です。実際に過去にあった事例を紹介すると、中年夫婦が行方不明になった息子探しをする際にツイッターを利用したケースがありました。息子は2浪したのですが希望の大学に入れず、姿を消しました。落第したショックと見られ、夫婦は「自殺するかもしれない」と心配になって探偵に依頼したそうです。
探偵は息子のツイッターのアカウントを手に入れました。そして彼のツイッターのフォロワーの情報を収集しました。その中でも彼と親しく、口の硬そうな信頼できる人間を何人かピックアップしました。そしてDMなどを使って彼らにメッセージを送り、探偵が面会しました。すると子供の普段の行動パターンが詳細に把握できました。子供がよく行く街やお店などを情報収集したところ、とある繁華街に頻繁に出没することもわかりました。その地域にあるお店に集中的に顔写真と名前の書かれたチラシを配布しました。しばらくすると、その中のお店から「来店があった」という連絡が手に入りました。こうして息子の居所を突き止めることができました。
行方不明になって、できるだけ情報を残さないようにしている人でも近年ではツイッターなどのSNSをやっていることも少なくありません。ですから対象人物の情報を入手するために、探偵がツイッターをチェックするスタイルは一般的になりつつあります。
ツイッター時代に探偵に求められること
上で紹介した事例では、子供のアカウントがわかっていました。しかし中にはアカウントを知らない事例もあります。この場合、最初から検索してそれらしきアカウントを見つけなければなりません。中には複雑なアカウントにしている人もいるでしょう。するとなかなかヒットしないこともあり得ます。その中でアカウントを見つけるには平仮名やカタカナ、ローマ字など考えられるものすべて検索にかけなければなりません。
アカウントが見つかれば、過去どんなつぶやきをしているか、画像の内容などを丹念にチェックします。またネット上でつながっているフォロワーなども確認しなければなりません。もしツイッターを使ったリサーチが探偵のメインになれば、今までとは違った適性が求められるでしょう。まず、うえで紹介したようにアカウントを特定するための検索のセンスです。対象の特徴やキャラクターなどを依頼者から聞き出して考えられる検索ワードを見つけるセンスが必要でしょう。
アカウントを見つけるのも大変でしょうし、そこから書き込みなどを調べる必要があります。ネットの世界には膨大な情報があふれ出ているので、そこから欲しい情報をピックアップするには根気も必要です。ネットやパソコン・スマホなどの端末を使いこなせるだけのノウハウも求められるでしょう。
ツイッターは情報の宝庫かも
浮気調査などの場合、LINEを使って浮気相手とやり取りしている可能性が高いです。しかしLINEの場合、見られればアウトとわかっている人が多いです。このため、パスコードをかけて配偶者に見られないように対処している人も少なくありません。不倫相手とのやり取りをするにあたって、ツイッターはメインに使っていない人が多いです。ですからツイッターなどにはパスコードを設定していない人も少なくありません。ですから結構だれでも見やすかったりするものです。
ほかのSNSもチェックしよう
スマホやパソコンをよく使っている人は、ツイッター以外のSNSを駆使して浮気相手とコミュニケーションをとっている事例も少なくありません。Facebookのメッセージだったり、インスタグラムのストーリーを使ったりしているケースも見られます。いろいろなSNSから情報収集して、決定的な証拠を積み上げましょう。
まとめ
ツイッターなどのSNSを使って、周囲の人とコミュニケーションをとる機会が増えてきています。このため探偵が調査するときにも、重要なツールになりつつあります。Twitterなどの調査を重点的に行っているかどうか、事務所によって結構差があるようです。もしSNSを使った調査に力点を置いてほしいと思っているのであれば、「SNSの調査は行っていますか?」と先方に質問するといいでしょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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