高齢者が家出をしたときどのように対処して探すか考察してみる
高齢者の家出が社会問題になってますが、自宅に帰らないまま事件や事故に巻き込まれてしまう危険性もあります。なぜ高齢者が家出をしてしまうのか、その理由と解決策を知っておいて損はありません。家族に高齢者がいて不安や心配をしている人に参考にしてほしい内容です。
なぜ家出をするのか
なぜ高齢者が家出をするのかというと、大きく分けて認知症、病苦、その他の理由が挙げられます。70歳以上の高齢者が急に家に帰ってこなくなるというのは何かしらの理由があります。その気持ちを家族が分かってあげることで、高齢者の家出を防ぐことができます。
認知症
様々な問題を引き起こす認知症は社会問題になるほど、高齢者になるにつれて誰でも発症する可能性があります。認知症の症状として家の中だけでなく外の徘徊をすることも多いです。家族が少し目を離した隙に家出をしてしまうので、気が付いたときには家出をしたまま帰って来れなくなってしまいます。
認知症になると自分の家がどこにあるのかも分からなくなってしまうので大変危険です。それは家に帰れなくなって行方不明になるだけでなく、その過程で交通事故や事件に巻き込まれてしまう可能性が高いからです。最悪のケースとして帰らぬ人になってしまうかもしれないので、家出をしたと思ったらすぐに警察に連絡をして捜索願いを出すことをおすすめします。
病苦
認知症の次に多い高齢者の家出の原因として病苦が挙げられます。特に長年にわたり何かしらの病院に苦しんでいる人が、死にたいという気持ちが勝って突然家出をしてしまうことがあります。ただ家出をして帰ってきてくれればまだ問題ありませんが、そのまま帰らないで自ら命を絶つ可能性も考えられます。
特に注意するべき高齢者の特徴として、思うように病気が治らない人や、余命が短い病名を告げられたときに高齢者が家出をしてしまうケースがあります。急に死ぬかもしれないという恐怖が家に居られなくなってしまい、どうすることもできなくて結果的に高齢者の家出に繋がってしまいます。限られた時間の中で思うように病気が治らない場合、そして急に完治する可能性が低い病気を宣告されたときの喪失感が高齢者を家出に導いてしまいます。
その他の理由
若者の家出と異なり高齢者が失踪してしまう理由は多岐にわたります。上記で開設したように多いのが認知症と病苦ですが、それ以外にも家の中で孤独になってしまったり、家族との関係がうまくいかなくてもつれてしまったり、長年連れ添ってきたパートナーを急に失ったときの喪失感も、自分の気持ちをコントロールできなくて結果的に家出をしてしまうことがあります。段々と自分の死が近づいていると悟ったときの耐え難い恐怖感と孤独感に耐えられないときに、どのように生き甲斐を見つけて生活をしていけばいいか分からなくなる年代でもあります。
今まで元気に会社で仕事をしてきた自分と比べて、定年退職して自分を見つめ直す時間が増えたときに、ぽっかりと気持ちに穴が開いているとどうすれば良いか分からなくなったり、そのタイミングで病気になれば、今までの自分はなんだったのだろうと考えてしまう高齢者もいます。
家出をした高齢者をどのように探すのか
様々な原因で家出をしてしまう高齢者を探す方法がいくつかあります。すぐに見つかれば被害を最小限に抑えることができますが、相手が高齢者ということもあり長引いてしまう可能性があります。どのような方法で家出をした高齢者を探せばいいかを解説します。
警察に依頼をする
一番基本となるのが早い段階で警察に捜索願を出すことです。捜索願を出すと一般家出人と特異家出人に分けられてその後に警察の捜索が始まります。高齢者の場合判断が難しいところもあり、自分の意思で家出をしてしまったのか、認知症などが影響し自分の意思と反する形で家出をしたのかによって捜索の仕方が変わってきます。
加齢に伴う記憶力低下によって自宅の場所が分からなくなってしまったときも、自分で家に戻る可能性が少ないです。このような問題を解決するために早めに警察に連絡をして、事件性が無いかどうか判断してもらい捜索の流れになります。高齢者の家出は緊急性を要する可能性が高いことを理解し、事件や事故に巻き込まれないうちに警察と連携しながら早期発見に努めてください。
探偵に依頼をする
警察に捜索願を出しても見つからない場合は探偵に依頼をすることもできます。探偵は警察とは違う方法で対応してくれます。高齢者の捜索実績がある探偵事務所であれば、早期発見に繋がる可能性が高いです。
まずは警察に捜索願を出すことが先決ですが、どうしても見つからないで不安な気持ちがあり、さらに探偵に依頼をする資金の余裕があれば利用したほうが早期解決に繋がります。ここで注意したいポイントは、家出をした高齢者の人探しの実績がある探偵事務所を選ぶことで家出の問題が早期解決する可能性が早まります。
家族が探すのは時間がかかります
誰にも迷惑をかけたくない、世間体が気になるという理由で誰にも相談することなく家族で探そうとする人がいますが、これは時間と労力がかかり、限られた範囲でしか探すことができません。コストがかからないからまずは自分たちで探してみようと思う人が多いです。
しかし自分の意思で動くことができずに事件や事故に巻き込まれてしまう可能性が高い高齢者の家出は、緊急性を要することが多いです。自分たちで探すのに限界を感じたらすぐにでも警察に捜索願いをだしてください。そして予算に応じて探偵事務所や認知症に伴う高齢者の家出に対応をしてくれる徘徊に特化したネットワークに連絡をして、アドバイスをもらうなどの対策をしてください。専門家に捜索してもらったりアドバイスをもらうことで解決する可能性が早まります。
まとめ
様々な原因があって高齢者が家出をする可能性は誰にでもあります。自分の意思で家出をすることもあれば、病気が原因で自分が知らないうちに家を出ていることも多いです。高齢者が家に帰ってこないということは緊急性が高いということを十分に理解してすぐ捜索するようにしてください。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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