探偵として活躍したい!開業後の営業・集客方法とは?

人々の様々な問題を解決に導く「探偵」という仕事。届出証明書があれば誰でも探偵として活動できるようになります。もちろん、何もしなければ経営が成り立つことはないので、営業・集客を行う必要があります。では、どのような方法があるのでしょうか。本記事では、探偵として開業した人や探偵事務所に就職していて将来的な独立を考えている人に向けて、探偵の営業・集客方法についての情報をまとめて紹介します。
ネット集客

今や情報収集の主流はネットです。まずはネットを使った営業・集客方法について紹介します。
ホームページ
方法の1つ目は、ホームページからの集客です。今や情報収集にネットは欠かせません。スマホやパソコンがあればすぐにアクセスできるため、探偵を探している人もまずはネットから検索をかけることが想定されます。なので、自社のホームページを作成するようにしましょう。今では簡単にホームページを作れるサービスがあります。ただし、人の目に留まるようなサイトを作るには工夫を凝らす努力が必要です。もしホームページからの集客に注力したい場合は、専門の制作会社に外注した方がクオリティの高いサイトに仕上がります。費用はそれなりにかかるので、資金面で余裕があれば外注を検討しましょう。また、ホームページを見てもらうためには検索上位にくる必要があるため、SEO対策もしっかり行うようにしましょう。
リスティング広告
2つ目の方法は、リスティング広告です。リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果にユーザーが検索したキーワードに連動して掲載される広告です。広告がクリックされると費用が発生するクリック課金制のため、少額から取り組めるのが特徴です。例えば「探偵」や「○○調査」などのキーワードの指定により、探偵を探している人を自身のホームページへ誘導できます。目的や需要のはっきりした人限定に情報発信ができるので、高い集客効果を期待できます。ただし、集客できそうなキーワードを指定できなければ大きな効果は得られません。また、キーワードの選定方法やシステムの操作方法など学ぶべき知識も多いです。最近ではリスティング広告に関するセミナーなども開催されているので、本格的に取り組みたい人は参加してみましょう。運用には手間と時間を要するので、リスティング広告は代理店に任せるという手段もあります。
ブログ
3つ目は、ブログで情報発信するという方法です。探偵業界にまつわる知識などをブログで紹介し、専門性や親しみやすさをアピールしましょう。読者に伝わるよう、案件の具体例を挙げ、解決策などを記事にします。ブログは検索結果にも表示されることから、ブログを見つけた読者から依頼がくる場合もあります。しかし、ブログによる集客は一朝一夕ではなしえません。1つ記事を作成して満足するのではなく、継続していくことが何より大事です。定期的に情報を発信するように努めましょう。また、閲覧者が検索しそうなキーワードを意識して作成できるかどうかもブログ集客の成功を左右します。勉強を重ねていきましょう。
紙媒体による集客

続いて、昔ながらの紙媒体による営業・集客方法について紹介します。
新聞の折り込み、ポスティング
1つ目の方法は、新聞の折り込み、ポスティングによる集客です。ポスティングとは、一軒一軒のポストに自社の広告チラシを投函することです。顧客になりうる層に直接宣伝できるのが特徴で、ネット広告などではカバーできない層にもアプローチすることができます。また、自分でチラシの作成やポスティングを行えばあまり費用をかけずに済み、外注したとしても高額な費用になることはありません。開業後の宣伝方法としては一番安く済むのでおすすすめです。資金面に余裕がない人は取り組んでみましょう。注意点としては、いくら大量に投函したとしても1件も反響がない場合があるということです。また、ポスティング会社に外注する場合、会社によって配布エリアが決められており、探偵として開業する土地の人口が少なければ、効果は期待できないでしょう。開業場所の土地選びは慎重に行いましょう。新聞の折り込みやポスティングは大きい効果を期待できる集客方法ではありませんが、1件でも受注できれば、波に乗れる可能性があります。
地域誌広告への出稿
2つ目の方法は、地域誌広告への出稿です。タウン情報誌やフリーペーパーでは、地域密着型の情報発信が行われています。地域誌広告へ出稿すると、新聞や全国紙の活用よりも多く反響を得られる場合があります。また、ポスティング同様、ネット広告ではつかまえられない顧客を見つけ出せる可能性も高まるでしょう。しかし、活動する地域にすでに昔から営業している探偵業者がいる場合、競い合うことになります。独自の色を出せるかどうかがポイントです。また、紙媒体の場合、情報が一定期間だけのものになりがちです。読者の記憶にとどめておくためには定期的な宣伝が重要になります。会社の中には、紙媒体の情報誌に連動したWebマガジンを発行している会社もあるので、広告料を安く抑えたい人はそのような会社を探してみましょう。
その他

最後に、ネットや紙媒体以外の営業・集客方法について紹介します。
法律事務所への営業
自分の顧客に必要と認めた法律事務所から探偵に調査依頼の紹介がくる場合があります。探偵が請ける依頼は法律絡みの案件が多いので、開業したら周辺の法律事務所へ挨拶しに行きましょう。タイミングがあれば営業もかけてみましょう。ただし、各法律事務所にはすでに昔から付き合いのある探偵業者がいる場合が多いです。新規参入は難しいですが、営業力を磨いて関係を築けるようにしましょう。
まとめ

探偵業界は、倒産が多い業界であることも事実です。探偵として長期間活躍できる人とそうでない人との差は、営業・集客力の差と言っても過言ではありません。営業・集客方法は昔に比べ多様化が進んでおり、試行錯誤しながら根気強く取り組むことが大切です。探偵の技術を磨きつつ、営業・集客についても勉強していきましょう。本記事が少しでも参考になっていれば幸いです。