信用調査で競合情報も調査可能?競合調査の方法などについて解説!
「信用調査会社って競合企業についてどこまで調査することができるの?」
「競合企業に関する情報を調べる方法やメリット・デメリットなどについて教えて欲しい!」
経営者の中で、このようにお考えの方は多いのではないでしょうか?
会社を経営する上で、同じ業界のライバル企業に勝つためには、競合企業の実態や企業間の競争状況などの情報収集や分析が必要不可欠です。
ですが、信用調査や競合調査などを調査会社に依頼した経験がなく、なかなか調査に踏み込むことができない経営者も多くいると思います。
そこで今回は、信用調査を活用した競合情報の調べ方や競合情報から得られるメリットなどについて解説いたします。
この記事を最後まで読めば、自社の経営方針や競合対策が明確になり、ライバル企業に対する有効的な立ち回りが身に付くでしょう!
競合情報を調査する方法
競合企業について合法的に且つ詳しく調べたいのであれば、帝国データバンクや東京商工リサーチ等の信用調査会社に調査依頼をする方法が特に効果的です。
その他にも、内部調査や外部調査など自社が自力で調査する手段もありますが、担当者に信用調査のノウハウが無いと有力な情報を獲得することは難しいと言えます。
自社が信用調査や競合調査を行う上で人手や時間に制限がある場合や調査のノウハウが無い場合は、企業調査を専門としている信用調査会社に調査依頼をする方法がおすすめです。
信用調査会社で調査可能な情報
競合企業等に関する情報を信用調査会社に調査依頼すると、広範囲の情報を集めることが可能です。
その具体的な調査項目として、以下のようなものが挙げられます。
基本的な情報
企業の所在地、商号、設立年月日、事業内容の詳細、従業員数など
代表者情報
代表者の氏名、電話番号、経歴、取締役名簿など
財務情報
売上や利益、資産、資本金、業績推移、支店等の有無、債務状況など
取引先情報
役員、取引銀行、株主、仕入先・販売先など
その他の情報
労働生産性、流通プロセス、来客数、ホームページデザインなど
このような企業信用情報の9割以上は、帝国データバンクや東京商工リサーチの大手2社がデータとして管理しています。
調査依頼先に悩んだ際は、この大手2社の内いずれかにに依頼すると良いでしょう。
競合調査とは
ライバル企業の強みや弱みを知り、他の企業と差別化を図りながら自社が市場で勝ち抜くための経営方針を組み立てる上で欠かせないのが「競合調査」です。
そんな競合調査の概要・目的・調査の流れについて解説します。
競合調査の概要
競合調査とは、自社が市場で勝ち抜くための戦略を組み立てるために、ライバルとなる企業が提供しているサービスや商品などに関する様々な情報を調査することを言います。
この競合調査を行うことで、競合企業の得意分野や弱点を「見える化」し、比較及び分析しながら他社より優位に事業を展開するための経営方針を見出すことが可能です。
競合調査の目的
競合調査を行う上で重要なことは、調査の目的を明確にすることです。
その具体的な目的として、以下のような項目が挙げられます。
・社内体制の改善
・経営方針の改善
・サービス及び商品の改良及び導入
・商的流通の改善
・企業運営の最適化
・要注意企業などへの対策及び取引可否の判断
・サイトやホームページの改善
このような具体的目標に向けて調査を進めることで、事業を優位に展開するための改善策を見出しやすくなります。
競合調査の流れ
競合調査はただやみくもにデータを集めるのではなく、集めたデータを基に効果的なアクションプランを見出すところまで行います。
その調査完了までの具体的な手順については以下の通りです。
・調査目的の設定
・調査対象となる競合他社(3社以上)の選定
・商圏調査及びデータ収集の実施
・データの分析及び検討
・アクションプラン及び報告書の作成
調査に要する時間はおよそ40日前後ですが、調査内容によって必要期間が変動する可能性があります。
競合調査を行うメリットとデメリット
自社が競合調査に踏み込むためには、調査を行うことによるメリットとデメリットをしっかりと把握し、理解する必要があります。
その競合調査のメリット・デメリットについては以下の通りです。
競合調査のメリット
・自社と競合他社の武器や弱点などについて比較及び検討することができる
・新たな競合企業を発見できる可能性がある
・自社の経営方針や戦略を明確にすることができる
・市場競争に対して早期に対処することができる
・要注意企業に関する情報を入手することができる
競合調査のデメリット
・調査に2ヶ月弱も時間を要するため手間と費用がかかる
・調査の手段を誤ると法律に抵触する恐れがある
・定期的に調査を繰り返す必要がある
このように、競合調査を実施することによって自社の業績拡大に向けた戦略や対策を構築することができる代償として、費用と労力がどうしても必要になります。
ですが、自社の今後の利益を考えるのであれば、手間やお金を惜しまずに競合調査を定期的に行う方が良いでしょう。
まとめ
・競合調査は自社に調査のノウハウがある担当者がいないのであれば専門の業者に依頼した方が良い
・調査会社に調査依頼した場合、基本情報から財務情報、取引先情報など広範囲の調査が可能
・競合調査は、競合企業の得意分野や弱点を「見える化」し、比較や分析を繰り返しながら自社ならではの経営戦略を確立させるために実施する
・競合調査は調査目的の設定から報告書作成までの一連の作業で1ヶ月〜2ヶ月の時間を要する
・競合調査には、競合企業を新たに発見できたり、自社と他社の強みや弱点を分析できたりなど数多くのメリットが見込まれる
・競合調査の主なデメリットは、調査に時間と費用がかかってしまうことである
以上が、競合調査に関する情報のまとめです。
情報社会と言われる現代において、競合企業に関する有力な情報なしに企業競争で勝ち抜くことは極めて難しいでしょう。
ライバル企業を徹底的に調べ、自社との差別化を図ることで、市場競争で優位に立つための戦略を見出しましょう!
そのための第一歩として、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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