興信所を利用する前に必読!行動調査の調査について解説

興信所を利用する際に、「行動調査」という言葉を聞いたことがある人もいますよね。興信所の行動調査という言葉を聞いたことがあっても、調査内容や調査目的にはどのようなものがあるのか知らないと思います。興信所を利用する前に、行動調査の実態を知っておくことは重要だといえるでしょう。今回は、興信所の行動調査の内容や調査目的について解説します。
興信所の行動調査とは
興信所の行動調査は、対象者の普段の生活実態を把握するために、興信所の調査員が尾行と張り込みによって情報を収集する調査です。対象者の周囲の人物に聞き込みを行なわないことが行動調査の特徴であり、対象者を監視することになります。行動調査における対象者の接触人物や立ち寄り先などの、調査内容に係る決定的な内容は、写真や動画に記録します。行動調査は対象者の情報収集に必要な調査であり、周囲に明かされないさまざまな情報を知る上で重要だといえるでしょう。調査依頼における諸問題において、問題解決に必要な証拠や情報は、行動調査によって収集することが可能です。
興信所による行動調査の目的とは

行動調査を依頼する目的は、依頼によってさまざまですが、そのほとんどは対象者の行動実態の把握や接触人物の確認、情報収集などになります。興信所による行動調査の主な目的は3つあります。
●不正行為に関する調査
●接触人物に関する調査
●素行状況に関する調査
興信所による行動調査の3つの目的を説明します。
不正行為に関する調査
不正行為に関する調査は、ストーカーや付きまといなどの個人による犯罪行為や、企業のコンプライアンス違反などの法人による不正行為など多岐に渡る調査となります。犯罪行為や不正行為は証拠を入手する必要があるので、写真や動画などの個人を特定できるものが重要だといえるでしょう。不正行為に関する調査は、徹底した尾行と張り込みにより、対象者を常時監視することになります。不正行為に関する調査では、対象者が不正行為を行なっている証拠の収集が目的となります。
接触人物に関する調査
接触人物に関する調査は、仕事関係やプライベート、異性関係などの調査となります。対象者がどのような人物と接触しているのかを確認することになるので、浮気調査も接触人物に関する調査に該当します。尾行によって得られた接触人物の情報の報告だけでなく、写真や動画により接触相手を確認することが可能です。接触人物に関する調査では、対象者の明かされていない人脈などを把握することが目的となります。
素行状況に関する調査
素行状況に関する調査は、対象者の行動の実態を把握するための調査です。交際相手の素性を知りたい時や、離れて暮らす両親の安否確認などの際に利用できます。素行状況を知るためには、対象者の尾行がメインとなり、対象者の素性などを知ることが重要です。素行状況において、対象者の素性や行動が判明した場合、口頭報告、写真や動画による報告書を提出することになります。素行状況に関する調査では、調査対象者の素性や行動実態を把握することが目的となります。
行動調査に必要なもの

行動調査を興信所に依頼する際には、必要最低限の対象者に関する資料を提出するだけでなく、行動調査の見積りを確認しておく必要があります。行動調査を依頼する前に、必要なものにはどのようなものがあるのか気になりますよね。行動調査に必要なものは4つあります。
●基本情報
●顔がわかる資料
●調査開始場所・時期
●調査費用
行動調査の4つの必要なものを説明します。
基本情報
行動調査を依頼する前に、対象者の基本情報が必要になるので、事前に用意しておくようにしましょう。基本情報は氏名や生年月日など、勤務先など個人情報に関わる情報はすべて伝えておくことが重要です。情報が少しでも多ければ、行動調査がよりスムーズに進むこともあります。対象者の情報を多く知っておくことにより、生活圏の詳細が判明しやすくなるので、張り込み先を広げやすくもなります。行動調査において、対象者の情報を効率よく収集したいのであれば、より多くの情報を興信所に伝えるようにしましょう。
顔がわかる資料
行動調査を依頼する前に、対象者の顔がわかる画像や写真を提出するようにしましょう。顔がわかれば何でもいいわけではなく、可能な限り直近の顔を伝えることが重要です。対象者の顔がわからなければ、尾行や張り込みの効率が悪くなってしまうので、情報収集もスムーズにいかなくなります。対象者の顔がわかる資料において、さまざまなアングルな距離感のものがあれば沢山提出することが重要です。行動調査において、興信所の効率を良くするためにも、対象者の顔がわかる画像や写真をなるべく多く提示するようにしましょう。
調査開始場所・時期
行動調査において、開始場所や時期は、調査において重要な項目です。調査時間は調査費用にも直結しますし、調査する時間帯等によっても状況は変わります。興信所の尾行や張り込みにおいて、対象者の勤務地などによって、調査する場所や時間はさまざまです。対象者の情報を伝えた上で、興信所の調査員と開始場所や時期を話し合うようにしましょう。興信所の調査員はプロなので、情報収集をする上で、一番効率の良い調査開始場所や時期を決めてくれますよ。
調査費用
行動調査において、調査員の人数や時間によって、調査費用は変わってきます。調査依頼をする際に、調査にかけられる予算には限度があると思うので、興信所からの見積書を確認しておくことが重要です。予算内での調査を依頼するために、調査人数や時間の調整が必要になることもあるので、調査費用は事前に確認しておく必要があります。スムーズな情報収集をするためにも、調査費用について興信所と話し合うようにしましょう。
まとめ
興信所による行動調査は、対象者の情報を尾行や張り込みによって調査する方法です。調査目的は人によって異なりますが、対象者の不正行為や接触人物など、明かされていない情報収集のためだといえます。興信所に行動調査を依頼する際には、対象者に関する情報を提出する必要があるので、事前に多くの情報を集めておくようにしましょう。身近な人でどうしても知りたい情報があるのであれば、興信所の行動調査を依頼してみてはいかがでしょうか。