探偵の仕事には休みがなくハード?実際のところ勤務時間はどうか?

探偵になりたいと思っている人の中には、仕事がハードではないかと思っている方もいるでしょう。探偵は休みがなく大変というイメージもあるかもしれませんが、サラリーマンのように規則正しく仕事のできる仕事ではないと思ったほうがいいです。
決まりのない興信所の勤務時間
興信所のホームページを見てみると、営業時間が明記されています。しかし興信所で働くスタッフは、営業時間通りに仕事ができるとは限りません。興信所の勤務時間は明確に決まっていません。興信所は対象人物のスケジュール次第で仕事の仕方も変わってきます。たとえば浮気調査の場合、たいていは仕事終わりに不倫相手と会うでしょう。そうなると夕方ごろから追跡調査を開始して、夜間に及ぶのが一般的です。
ところが社員の素行調査の場合、外回りの時に仕事をさぼっていないかなどを調査するのがメインでしょう。となると一般的なサラリーマンの勤務時間である日中に尾行して情報収集するのが一般的です。このようにどのような調査を行うのか、対象の生活リズムがどうかで勤務時間は変わってきます。ですからどんなスケジュールになっても、フレキシブルに対応できる人材の方が興信所向きといえます。
休日についても不規則
興信所の調査員の勤務時間だけでなく、休日も不規則になりがちです。少なくても一般的なサラリーマンのように土日祝日は休日になるといったような働き方はできないでしょう。浮気調査の場合、休日を利用して浮気相手と旅行に出かけるといったこともあり得ます。そうなると証拠を押さえるために休日出勤して、追跡調査しなければならないです。
ただし休日が全く取れないブラックというわけではありません。まっとうな興信所であれば、週に1~2日ペースで休日が取れるようになっているはずです。ただし週に1日確実に休めるかどうか保証はありません。例えば長期にわたる調査になると1週間ずっと仕事ということもあり得ます。ただし1週間働きっぱなしであれば、調査のひと段落できたところで今まで取れなかった休日をまとめて取ることができるようになっています。
ただ勤務時間と休日については、興信所の事務所の規模などによって左右される側面もありますので注意しましょう。人員がさほど多くない零細のような興信所の場合、休日出勤を強いられたり、サービス残業を求められたりすることもあります。もしワークライフのことも重視したければ、大手の人員の多いところに就職するのがおすすめです。人員が多ければローテーションで仕事を回せるので、定期的にしっかり休日を確保できる可能性が高いからです。
フレックスタイム制を導入している事務所も

興信所の求人情報を見てみると、勤務時間のところに「フレックスタイム制」と記載されている案件も少なくありません。フレックスタイム制とは、日本で近年増えている働き方のスタイルです。フレックスタイム制度とは始業時間と就業時間を労働者が自由に決められる制度のことです。就業時間は自由に決められますが、月間の総労働時間の範囲内でスケジュールを組まなければなりません。
フレックスタイム制を導入することで、無駄に残業する必要がありません。効率的に作業を進められますし、ワークライフバランスも整います。このため仕事をバリバリこなす半面、プライベートも充実させることが可能です。このような働き方を導入している興信所も増加傾向です。
このような制度を導入すると、無理せず勤務できます。興信所の調査ではどうしても深夜にまで勤務が及ぶこともあります。しかし深夜勤務をした後で、十分な休息が取れるようになります。このように休息も十分とれるわけです。例えば深夜まで調査業務を行って、翌日朝早く出社するように求められることもないです。このように従業員の体調管理のことも考えて働けるような職場であれば、長く働くこともできるでしょう。
不公平感もない
フレックスタイムの場合、月間の総労働時間が決められています。その中で自由に働くわけなので、不公平感が従業員の間で起こりにくくなるのはメリットといえます。総労働時間はみんな一緒なので、特定の従業員だけが長時間労働を強いられるといった事態も回避できます。もしこれから興信所に勤務しようと思っているのであれば、募集要項の勤務時間はしっかり確認しておくといいでしょう。
仕事量によっては、総労働時間を超えて働かないといけないケースも稀ながら出てくるかもしれません。そのような場合には、翌月に上限を超えた部分を振替休日という形で調整できるようなところも見られます。これなら働き方に不満を覚えるようなことはないでしょう。
興信所の休日

興信所で勤務していて、週に何度か休日が用意されています。実際の休日についてどうなっているのか、事務所によってまちまちのようです。休日管理のしっかりしている興信所であれば、休みに急に出勤を命ぜられるようなことはないです。たとえ休みの時に急に調査依頼が舞い込んできたとしても、事務所から電話のかかってくることのないところも見られます。会社からの電話にびくびくすることなく、しっかり休みの取れるように配慮している興信所もあります。
常時戦場のところも
一方小規模で運営されている興信所の場合、休日でも急に呼び出しを食らうようなケースもあるようです。ですから休日でもいつ連絡が入ってもいいように、常在戦場の意識で休日を過ごしている調査員もいます。浮気調査の場合、車でチェイスすることもあるでしょう。ですからたとえ休みでもなかなかお酒を楽しめないというケースもネットで紹介されていました。
まとめ

興信所で勤務する場合、朝出社して夜に帰宅するようなサラリーマン的な決まったスケジュールでは働けないと思ったほうがいいです。相手あっての業務なので、フレキシブルに臨機応変に対応できるように心の準備をしておきましょう。休日についても土日祝日常に休みといったリズムで働くのはなかなか難しいです。ただし興信所の中にはフレックスタイム制のように無理のない範囲で勤務できるようなところも出てきています。求人情報を見て、無理なく働けるところに就職するのはいかがですか?
投稿者プロフィール

- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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