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探偵コラム

保険会社の保険調査で探偵が担当する場合もある・事例を紹介

保険金支給するかどうか、調査を行うのが一般的です。通常は各保険会社に調査部門が用意されているので、こちらが担当します。しかし不正受給の問題などについては、調査の専門家であるプロが担うこともあり得ます。

保険金の不正受給案件

保険金を不当に搾取する事例もいろいろと報告されています。本来入院が必要ないにもかかわらず入院し続けることで入院給付金を受け取っている、車などの動産に損害保険をかけて盗難されたことにして保証金をだまし取るケースもあります。このような保険調査の場合、チェックすべき項目も多岐にわたります。しかも綿密に調査をするので、保険会社だけの場合時間がかかる恐れがあります。このような難しい調査を行う場合、探偵事務所に依頼するという事例もあります。

特に不正受給の中で増加傾向にあると言われているのが交通事故に関連した案件です。例えば交通事故を起こして負傷した、そこで接骨院に通院しているとして給付金を請求する事例です。実際には接骨院に行っていないのに通院していると言い張る、けがは完治しているにもかかわらず後遺症を主張するなどです。また保険の中には休業補償をする商品も見られます。交通事故などの怪我によって仕事ができなくなったので、その分の補償を保険で賄うというものです。実際には怪我も治って仕事をしているにもかかわらず、休業損害の給付金を受給する案件なども見受けられます。

探偵の仕事内容

このような損害保険や医療保険の不正受給を防ぐ保険調査を探偵に依頼すると、尾行や張り込みで実態を確認します。例えば通院給付金を請求したときに、本当に対象人物が病院や接骨院に通っているかを確認します。また本当に治療を行っているかどうか、障害箇所の度合いに関する調査も実施します。さらに休業補償の不正受給対策として、仕事を本当に休んでいるかの調査も実施します。もし就業していることがわかったら、写真や動画で撮影して証拠収集も行います。

海外の保険会社が依頼してくる場合も

現在ではグローバル化が進んでいて、外国人が日本在住する、逆に日本人が海外に長期滞在することもあり得ます。このため、海外の保険会社に加入している人物が日本で生活することもあり得ます。そこで日本の探偵事務所に、海外の保険会社から保険調査の持ち込まれる事例も少なくありません。ネットでとある探偵事務所が、アメリカの保険会社から契約していた日本人の調査依頼を受けた事例が紹介されていました。

被保険者は日本人男性ですがアメリカに留学ののち、アメリカで就職しました。その後独立開業し、日米をまたにかけるビジネスを展開していたようです。日本に滞在中に不慮の事故で亡くなりました。彼にはアメリカ在住の日本人の奥さんと娘が1人いました。死亡保険の確認調査をする場合、個人情報の開示を請求しなければなりません。本来保険会社であれば、対象の個人情報にアクセスできるはずなのですが日本ということもあって、いろいろな問題が起こります。言語の壁もあれば、習慣の違いもあります。しかも厄介なことに、この被保険者の保険金の受取人は遺族ではない日本在住の日本人女性でした。

隠し子のいたことが発覚

アメリカの保険会社だけでは保険調査に限界があるということで、日本の調査会社にサポートを依頼しました。するとこの受取人は亡くなった人と不倫関係にあった内縁の妻だったのです。そしてこの女性との間には子供もいました。すなわち隠し子です。亡くなった人は子供の認知は行っていませんでした。しかし自分の身にもしものことがあった場合、死亡保険金が内縁の妻に渡るようにこの保険契約を結んでいました。保険会社の調査ではわからない複雑な事情も、探偵会社に依頼すればこのように明らかにできるかもしれません。

損害保険の不正受給の調査

またネットには損害保険会社からの依頼も紹介されていました。ここでの事例は交通事故によって手に後遺障害が残り、その結果、仕事ができなくなりました。現在は月に1度病院に通院しながら、自宅療養をしているとのことでした。しかし保険会社によると、この後遺障害に疑いがあるので実際の障害の度合いを調査してほしいということでした。しかも問題だったのが、保険会社の持っている調査対象者の住所に今住んでいない可能性があるという点です。そこで探偵事務所にお願いして、この人物の消息と障害状況をチェックしてほしいというわけです。

手の障害は治っていた

聞き込みや張り込みを駆使して、対象人物の調査は行われました。その結果、その人物が自転車に乗って自由に運転している証拠写真を押さえることに成功しました。右手に思い後遺障害が残っているとのことでしたが、そのようなことは全く感じさせないくらい無理なく自転車を運転していました。

この事実を保険会社に報告したところ、給付金返還を求める訴訟を起こしたそうです。本来であれば支払う必要のない給付金を実に1年近くにわたって支払っていたからです。虚偽申告でだまし取られていて、1年近くともなるとかなりの金額になります。一方で探偵に依頼せずに、相手の言うがままに保険金を支払っていれば、さらにその損失額は莫大なものになっていたでしょう。このように保険会社が搾取されるのを防止するという意味でも探偵会社に依頼することは大事です。

まとめ

保険会社にも調査部門がありますが、細かなところまで保険調査するのは難しいです。そのような場合に探偵事務所を活用するのも一つの方法です。上で紹介した事例のように、実際に保険会社が調査依頼する案件も少なくありません。保険金受取の複雑な事情なども、プロの探偵に依頼すればはっきりする可能性があります。また不正受給をしようとする輩も少なからずいて、その対応をするためにも探偵を有効活用するのはおすすめです。不正受給といっても最初から悪意を持って受け取ろうとする人もいれば、最初は本当に障害があったけれども完治してからも保険会社からお金をもらう生活に慣れてしまって、なし崩し的に不正受給するパターンもあります。細かなところまで調査でき、しかも証拠を押さえてくれる探偵の利用も選択肢の一つです。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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