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探偵コラム

多ければ多い方がいい?調査に適切な探偵の人数とは?

探偵が調査するにあたって、ターゲットを尾行や張り込みすることも少なくありません。ところでこのような追跡調査を行う場合、どのくらいの人数が適切か気になるでしょう。人件費は料金を大きく左右する要素の一つなので、適正人数を把握しましょう。

2~3名が一般的

どのような依頼内容なのか、相手の警戒度などによって適正人数は若干変わってきます。しかし一般的には2~3名で調査を遂行することが多いです。どのような案件でも2名以上で調査するのがほとんどです。もし1人だけで調査するという事務所があれば、そこに依頼するのは避けたほうがいいでしょう。1人だけであれば、対象者を見失う可能性が高いからです。

例えばショッピングセンターなどの大きな建物の場合、複数の出入り口があるでしょう。この場合1人だけで追跡すると、自分が見張っていない出入り口をターゲットが使ってしまって、見失ってしまう可能性があります。また追跡は長時間に及ぶことも少なくありません。するとどうしてもトイレに行きたくなることも出てくるでしょう。トイレに行っている間に、対象人物を見失う可能性も考えられます。

さらに相手が警戒している場合、1人だけでは逆にバレる可能性が高いです。1人だけだと相手に顔を覚えられる可能性が出てくるからです。「あの人いつも自分の後をつけている…もしかして探偵では?」と気づかれやすいです。

証拠集めの部分でも1人は不都合

浮気調査は探偵に持ち込まれる主要な案件の一つです。浮気調査では配偶者や恋人が不貞行為を働いているかどうかの調査と浮気していた場合の証拠を集める業務になります。1人だけで調査を行って、浮気現場の写真撮影をしたとします。するとピントがずれているなど、相手の顔をはっきり確認できない可能性もあります。もし2名以上で調査をすれば、多角的な撮影が可能です。顔がはっきりわかるような動かぬ証拠を集めやすくなるわけです。

また写真撮影をするにあたって、正面に近いアングルでとらえるためには相手の先回りをする必要もあるでしょう。複数で調査していれば、連携して先回りもしやすいです。しかし1人で追尾していると先回りは完全なギャンブルになってしまいます。もし空振りすると、完全に見失うかもしれません。

都市部であれば3人必要

少なくても2人で捕捉すると紹介しました。人数は、地域によっても変わってきます。地方や郊外での調査であれば、2名でも十分対応できるかもしれません。しかし都市部の場合、3~4人くらいの調査が必要です。都市部の場合、どうしても人通りが激しいです。2名で追跡していると相手が人ごみに紛れてしまう恐れがあります。このような結果にならないためにも、もう少し人員を増やしてきちんと追跡できる体制を整えます。

東京や大阪、名古屋のような大都市の場合、どうしても3~4人は必要でしょう。その他にはその地域の繁華街も平日週末関係なく、かなりの人出のところもあるでしょう。このような場合には、2名だけでは調査しきれない恐れがあります。あと注意したいのは、ターミナル駅で地下街の広がっているところがあるでしょう。そこから地上につながる出口がいくつもあるのでどこから地上に向かったか正確に把握する必要があります。しかも地下街の場合、百貨店や複合ビルと直結している場合もあるでしょう。そのような建物に入っていくことも考えられるので、複数の目でチェックしたほうがいいわけです。

5名以上は危険

いろいろなケースが考えられるので何とも言えませんが、ただ5名以上がグループになって追跡調査することはまずないと言っていいでしょう。5人以上がぞろぞろついてくると、相手もさすがに怪しむでしょう。人数をただ単に多くすればいいかというと、そういう簡単な話ではありません。もし5人以上の調査員をつけると探偵から言われたのであれば、その理由について聞いておきましょう。めったにない話だからです。

ただし複数の対象者を張る必要がある場合には、このような多人数で追跡する場合もあります。例えばAという人の尾行を2人体制・Bという人の追跡のために3人の調査員をつけるといった場合です。人数が増えれば、それだけ調査費用もかさんでしまいます。納得いく説明が受けられるかどうかで依頼先を絞り込みましょう。

ケース別適正な人数

ここではいくつかのシチュエーションに応じて、適正人数について考えてみます。例えば電車を使って通勤するというサラリーマンは多いでしょう。その場合には基本人員の2~3人で調査すれば十分でしょう。ところが中にはタクシーを移動手段として利用するケースもあるかもしれません。その場合には調査員を3人つけて、バイク1台で追跡するのが基本的なスタイルです。タクシーで移動されると徒歩の調査員では撒かれてしまいます。そこでバイクを付ければ、車両を追尾できるわけです。

オフィスビルに勤めている場合

オフィスビルで勤務している場合、その近くまで行って監視すると怪しまれてしまいます。最近ではセキュリティもしっかりしているので、建物の内部自体に潜入できない可能性も高いです。オフィスビル勤務の場合、建物の構造で人数を決めます。基本は1階のエレベーターホールもしくは出入り口を監視するので、2~3名もいれば十分です。しかし例えば出入り口が複数カ所ある、地下に駐車場があってそこからタクシーを使って出られるような場合、増員が必要になってくるかもしれません。

まとめ

ここまで見てきたように、調査員は基本複数つけるのが一般的です。場合によっては増員して調査をする必要も出てくるかもしれません。探偵を何人つけるかによって、人件費も違ってきます。調査期間が多くなればなるほど、人数で総額も大きく変わってくるかもしれません。そこでもし探偵に調査を依頼する場合、何人で作業するのかは聞いておくべきです。何人必要なのか、その根拠はどこにあるのかについての説明を求めましょう。その説明に納得できたところで、初めて契約することです。また1人では相手を途中で見失う危険性があるので基本的にはあり得ないことも頭に入れておきましょう。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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