知り合いが行方不明…探偵に所在調査を依頼するのも一考
探偵事務所では多種多様な調査を行っています。そのメニューを見てみると、しばしば登場してくるのが所在調査です。所在調査とは簡単に言ってしまうと、人探しのことです。知り合いや親戚でしょ座位のつかめない人がいる場合には、探偵事務所に相談するのも一考です。
探偵の行う所在調査とは?
探偵はさまざまな手法を使ってターゲットの行方を調査します。その中でも代表的な手法として、聞き込みや張り込みがあります。ドラマや映画で見たことのある人も多いでしょう。対象人物の知人などにヒアリングすることで、どんな場所によく出没するかを聞いていきます。
最近よく使われるのが、SNSです。多くの人がSNSをやっているので、ここに掲載されている情報をもとに、その人の生活圏を絞り込んでいきます。どんなところによく出かけているのか、誰と知り合いなのかなどいろいろな情報が出ています。また逆にこちらから尋ね人の情報を発信して、「情報提供してほしい」とSNSで拡散する場合もあります。
デジタルを使った方法のほかに、昔ながらのアナログ的手法を用いる場合もあります。例えばチラシやポスターの作成です。ポスターを張る、チラシを街行く人に配ることで情報提供を求めます。また先ほど紹介したSNSと組み合わせる手法もあります。チラシやポスターの画像データをSNSに貼り付けて拡散する方法です。
警察犬を使った方法も?
探偵事務所の中には一部、警察犬を使っているところもあるようです。警察犬学校で訓練を受けている犬を使っているので、実質的に警察犬と同じレベルの能力を有しています。人間よりも犬は嗅覚が優れています。このため、対象人物の臭いをかがせ、行方を追うことが可能です。例えば登山中に遭難した場合など、相手の所在地を把握するために有効な手法です。
所在調査の費用
探偵に所在調査を依頼するにあたって、やはりどのくらい費用が掛かるのか心配という人も多いでしょう。これはどのくらいの期間、どの程度の範囲を対象に調査するかで変わってきます。しかし探偵の調査の中でも高額になると思ったほうがいいです。探偵事務所によって料金体系は異なりますが、1回の調査依頼で50~80万円が相場といわれています。
なぜこんなに高額になるのか、それはまず人件費がかかるからです。上で紹介したように調査の方法はさまざまです。張り込みや尾行などをするスタッフ、チラシの製作費や聞き込みを行うスタッフ、SNSなどを活用する場合システムを操作する人材も必要です。このように調査にかかわる人間が多くなり、その分人件費もかさんでしまうわけです。
また探偵が請け負っている調査の中でも、難易度の高いところも高額になってしまう理由の一つです。特に最後に確認された所在からかなりの年月が経過している場合、さらに本人の希望で行方をくらましている場合には調査が難航します。そもそも調査ができない場合もあり得ます。もしあなたの対象人物に関する知っている情報が少ない場合、調査そのものを断られる可能性もあります。逆に難易度の高い、むしろ不可能に近い案件でも請け負う探偵事務所には注意が必要です。できないことをわかっていながら調査して、お金だけ巻き上げようとしている可能性があるからです。
費用をできるだけ安くするには?
所在調査は費用のかさむ可能性があります。でもできるだけ費用を安くするには、知りうる限りの情報を提供することです。探偵は提供された情報が多ければ多いほど、調査もやりやすくなるからです。体の特徴や交友関係、職場、服装などです。どんな些細な情報でも探偵にとって思わぬヒントになる可能性があります。また当人の写真があれば、探偵に渡しましょう。顔がわかれば、かなり調査もしやすくなるからです。
費用は探偵事務所によってまちまちです。そこで依頼する前に見積もりを取りましょう。この時相見積もりといって、同じ条件で複数の事務所で見積もりを取ることです。そうすれば、どこならより安く依頼を請け負ってくれるかがわかります。大体3つくらいの事務所に見積書の作成を依頼して、比較検討してみるといいでしょう。
行方不明者の所在調査を依頼する際の成功事例と失敗事例
探偵事務所に所在調査を依頼する際、成功する場合もあれば、残念ながら結果が得られない場合もあります。ここでは、実際に行方不明者の調査に成功した事例と、失敗に終わった事例を紹介し、成功のためのポイントについて解説します。
成功事例:早期対応が功を奏したケース
ある家族が行方不明となった娘を探すため、探偵事務所に早期に所在調査を依頼しました。娘はSNSを頻繁に利用しており、探偵はその情報を基に行動パターンを分析。すぐに手がかりを得て、1週間以内に所在を特定することができました。早期の依頼とSNSの活用が成功の鍵となりました。
失敗事例:情報不足による調査難航
一方、ある男性が長期間行方不明となっていた父親を探すため、探偵に調査を依頼しました。しかし、依頼時に提供された情報が極めて限られていたため、調査が難航。結果として父親を見つけることができませんでした。この事例から、依頼者ができるだけ詳細な情報を提供することが重要であることがわかります。
成功のためのポイント
成功のためには、次のようなポイントが重要です:
- 迅速な依頼:行方不明になった直後に探偵に依頼することで、手がかりを失う前に調査を開始できます。
- 詳細な情報の提供:対象者に関するできるだけ多くの情報を提供することで、調査の精度が向上します。
- SNSの活用:近年ではSNSが手がかりになることが多く、探偵はこれを活用して調査を進めます。
所在調査を依頼する際の注意点とリスク管理
所在調査を依頼するにあたり、注意すべき点やリスクについて理解しておくことは重要です。ここでは、依頼者が知っておくべき注意点と、リスク管理の方法について解説します。
事前に確認すべき事項
所在調査を依頼する前に、探偵事務所と以下の点を確認しておくことが重要です:
- 調査範囲の明確化:調査の範囲を明確にすることで、無駄な調査費用を防ぐことができます。
- 調査期間の確認:どれくらいの期間が必要かを事前に確認し、無駄な延長を避けましょう。
- 料金体系の透明性:料金が明確に示されているか、追加料金が発生する可能性があるかを確認します。
リスク管理のポイント
所在調査にはリスクも伴います。以下のポイントを押さえてリスク管理を行いましょう:
- 依頼内容の記録:依頼内容や進捗状況を記録しておくことで、万が一のトラブル時に役立ちます。
- 適切な探偵事務所の選定:信頼性のある探偵事務所を選ぶことで、リスクを最小限に抑えることができます。
探偵事務所の選び方
所在調査が成功するかどうか、どこに依頼するかであらかた決まってしまうと思ったほうがいいです。簡単に言えば、探偵事務所との間で信頼関係が構築できるかどうかで選ぶといいです。依頼するにあたってだれを探しているのか、どうやって調査するのか、直接話をするはずです。この時担当者に違和感があれば、その事務所に依頼しないほうがいいでしょう。調査方法や金額について、こちらが納得できるまで丁寧に説明してくれるところであれば、安心して依頼できるでしょう。
高い成功率を歌っているところは注意が必要
「人探しの成功率99%」といったような、高確率で所在が確認できるとうたっている探偵事務所があれば、少し注意した方がいいです。先ほど紹介したように所在調査は探偵の業務の中でも難易度が高いからです。100%に近い成功率と書かれている場合、誇大広告の可能性を疑ったほうがいいでしょう。またそもそも人探しを依頼する人によって、状況はまちまちです。成功率を数値化するのは難しいと思ったほうがいいです。ほかの人はうまくいっても、あなたの場合は難航する可能性もあります。
まとめ
所在調査を行うにあたって、その状況に応じて多様な手法で人探しを行うのが探偵です。ただし人探しの手法や実績は事務所によって異なります。ですから人探しを依頼する際には、事務所をしっかり選ぶように心がけましょう。相見積もりをとるなどすれば、より安い費用で所在調査を依頼できるでしょう。人探しはスピードが重要です。行方不明になってから期間が経過すればするほど、発見が難しくなるからです。慎重に比較検討することも大事ですが、迅速に相談することもまた重要だと思ってください。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
最新の投稿
- 浮気調査11月 6, 2024浮気を隠すために使われる言い訳10選
- 素行調査11月 6, 2024探偵による素行調査の方法とは?
- 採用調査11月 5, 2024採用前のバックグラウンドチェックとは?その目的や確認できる内容を簡単に解説
- 採用調査10月 22, 2024採用調査は本当に必要?企業の損失を防ぐための適切な活用法