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探偵コラム

失踪した人が帰ってきたら終わりではない。再発を防ぐためにできること

失踪した人が無事に帰ってきたら、これまでの不安や苦労から解放されとても安堵することでしょう。

しかし、発見したらそれで解決ではありません。

なぜ失踪してしまったのか、失踪する決意をした原因は何か、この点を解決しない限り、再び失踪してしまう可能性が高いです。

二度目の失踪は、発見された原因、情報を教訓にしているので探すことがさらに困難になってしまいます。

たとえ何度も見つけたとしても、失踪する理由を理解してあげなければ最悪のケースになることもあります。

再発を防ぐためにできることを一つずつ確認して、本当の解決を目指しましょう。

失踪した人の立場

失踪してしまった人の中には、すぐに自殺に踏み切ってしまうケースもあります。

失踪直後は自殺を考えてなくても、その後の見通しが立たずに絶望し、死を選ぶことも考えられます。

なぜ無事に戻ってきてくれたのか、失踪した人の立場を考えてみましょう。

失踪した理由を知ってもらいたい

失踪者も失踪をするまでに至った経緯があります。

抱え込むタイプの人は、それを誰にも言えずに家を出ていくことも多いです。

家を出たあとで少しだけ冷静になって、失踪した理由を知ってもらいたい、理解して欲しいという願望が生まれることがあります。

落ち着いて話を聞いて、本人の失踪に至った理由を理解してあげましょう。

自殺に踏み切れなかった

遺書も用意して突然失踪しても、死ぬことに恐怖を感じなかなか決行できないうちに見つかることがあります。

自殺を考えているタイプは、失踪後すぐに自殺を決行する人が多いので無事に見つかることはないことも。

遺書が用意されていたなら、内容から何に対し悩んでいるのか推察がしやすいかと思います。

自殺を考えたことを責めたりはせず、悩みを汲み取ってあげて、二度目の失踪がないように寄り添いましょう。

後処理のために帰ってきた

帰るつもりはなかったけど、後処理のために帰ってきたパターンもあります。

この場合は気をつけないと、やることが終わればすぐにまた失踪し、自殺してしまう可能性が高いです。

帰ってきたならば、まだ解決のチャンスはあります。

失踪者が抱えている問題は何か、解決のために前向きに協力する姿勢をとって、失踪を防ぎましょう。

探した人の立場

探した人の立場からすれば、なぜ失踪をしたのか問い詰めたくなる気持ちはあると思います。

しかし、プレッシャーを与える行為は再度失踪をしてしまう原因になってしまいます。

探した人の立場は、相手を理解することを重点的に話し合いましょう。

失踪した人を強く責めない

失踪した理由を聞いても、口ごもったり、はっきりしない答えだったりすることがあります。

強く責めても望む答えは帰ってきませんし、精神的に追い込まれてまた失踪してしまいたいと思う原因になります。

答えを出すことを焦らずに、まずは帰ってきたことを素直に喜び、無事で良かったと伝えて孤独感を感じさせないようにしましょう。

失踪者が話したくなるまで根気よく待つことも大事ですし、程度によっては医療機関を受診して、カウンセリングでサポートしてあげることが大切です。

プレッシャーを和らげるための環境を作る

発見された失踪者は、迷惑をかけたことによる罪悪感がプレッシャーとなって押しつぶされそうになっています。

そのプレッシャーを和らげることができるのは、迎える側の環境です。

よく話し合って失踪者を責めない、ストレスになる言葉をかけないなど、迎える側の準備も必要になってきます。

理解する姿勢を持つ

失踪した理由が納得ができないものであっても、本人にとっては失踪の決断に至った重大な事柄です。

理解されないと思ったから、最初から相談すらしなかったということもありえます。

感情的にならず、失踪した理由を共有して、解決方法を共に導く姿勢を持ちましょう。

自分はあなたの味方だと親身に対応すれば、失踪者も傷ついたメンタルを和らげることができます。

再発を防ぐために

再発を防ぐためには周りのサポートが重要になってきます。

そのサポートも間違った行動を取れば、失踪者を不安にさせてしまいます。

根気よく真摯に向かい合うことができれば、きっと再発を防げるはずです。

コミュニケーションをとる

日頃のコミュニケーション不足が、誰も自分のことを心配してくれない、自分がいなくなっても誰も困らない、と思いつめてしまうことがあります。

何気ない会話や感謝を伝えることによって、自分が認められている、ここにいてもいいんだと感じることができます。

今まで以上にコミュニケーションをとって、すぐに悩みを共有できるようにしましょう。

考えを押し付けない

探しだした立場の人が、そんな理由で失踪したのかとか、失踪者の立場を考えず一方的に考えを押し付けると、帰ってこないほうが良かったなとか、今度は絶対見つからないように失踪しようと考えてしまいます。

自分の考えを押し付けるのは、失踪者の神経を逆なでするのでご法度です。

共感を大事に会話を意識してみましょう。

医療機関の介入も検討する

様々なストレスにより冷静な判断をすることができず、失踪してしまう人も多いです。

その場合、何らかの精神的な病を疑う必要があります。

ストレスの蓄積により、うつ病や統合失調症になっていることも少なくありません。

精神科を受診したらいきなり入院ということはなく、カウンセリングで通院するか投薬治療で改善を目指します。

本人の意思だけでなく、周りから見て精神的な病を疑う場合は医療機関の受診も視野に入れましょう。

まとめ

タイトルの通り、失踪した人が帰ってきたら終わりではありません。

大事なのは見つかった後に失踪者とどう付き合っていくか、どう向き合って原因を取り除くかです。

もしかしたら、どれだけコミュニケーションをとっても悩みの解決に至らないことがあるかもしれませんが、再発防止の糸口になる可能性は大いにあります。

失踪者も失踪に至った問題の解決を望んでいるはずです。

二度と悲しいことが起きないよう、時間をかけて周りがしっかりとサポートしていきましょう。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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