お金を貸したら失踪された!失踪人の行方を調査する方法とは?

信頼してお金を貸した友人や知人との連絡が、ある日突然とれなくなったらどうしますか?安否が心配されると同時に、貸したお金が高額であるほど信用を裏切られたショックは大きくなるはずです。失踪人の行方を突き止めて、貸したお金をとり戻したいと思うのではないでしょうか。
この記事では、失踪人の行方を調査する方法をご紹介します。お金を持ち逃げされて困っている人は、解決のための参考にぜひご覧ください!
お金を貸した人が失踪したらどうする?
お金を貸した友人や知人が失踪してしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか。人づてにでも現在の居所が判明した場合と、行方不明のままでは対処法が違ってきます。それぞれのパターンで、代表的な4つの対処法をみていきましょう。
内容証明郵便を送る
失踪した友人や知人の居所がわかった場合は、その住所に内容証明郵便を送りましょう。内容証明とは、債券回収や慰謝料の請求などの催促の意思や、契約解除を書面で通知する方法です。送り主と送付先の情報はもちろん、書面の内容やいつ送ったかも郵便局が証明してくれます。さらに、受け取ったことや日付も証明されるため、債務者である相手が知らないと言い逃れることはできません。
内容証明郵便は、万一裁判になった場合に証拠として使えるので、貸したお金をとり戻すための武器となります。
支払催促の手続きをする
たとえ音信不通になったとしても、人づてに現住所が判明した場合は、裁判所から支払催促の通達を出す方法もあります。本人の現住所を管轄している簡易裁判所に支払催促の申立書を提出した後、裁判所によって債務者本人に支払催促が出されます。裁判所による直接の支払催促は、逃げても債務は消えないことを債務者本人に知らしめるのに効果的です。
SNSをチェックする
失踪した友人や知人の居所が不明な場合、SNSをチェックしてみると何か手がかりが見つかる可能性があります。FacebookやTwitterのアカウント上に、何らかの書き込みをしているかもしれません。捜索されないだろうと油断して、現在の居場所がわかる写真や情報を載せる場合があります。SNSをチェックするだけでなく、本人のアカウントに直接メッセージを送ってみるのもよい方法です。
所在調査をする
現住所がわからない場合は、失踪人の居所を突き止めなくてはなりません。知っている限りの失踪人と関わりのある人物をピックアップして、失踪人の情報を聞き出してみましょう。たとえば、実家、友人関係、勤務先などは何らかの情報を持っている可能性があります。ただし、個人情報を他人に話すことにリスクもあるため、詳しくは教えてもらえないかもしれません。
実際のところ、自分で所在調査をしても失踪人を見つけ出すことは難しいでしょう。所在調査はプロに依頼するのがおすすめです。
失踪人の所在調査の依頼先とは?

失踪人の所在調査をするためには、主に3つの依頼先があります。ここでは、3つの依頼先とそれぞれの特徴をまとめました。
警察
失踪人を探したい場合には、警察へ捜索願を出そうと考えるかもしれません。たしかに捜索願を出せば所在調査が行われますが、状況によっては協力を得られなかったり、後回しにされたりする場合があります。警察は、犯罪の可能性があるか、緊急性があるかの2点で判断するからです。
もしお金を貸した友人が、会社経営に行き詰っていたり多額の借金を抱えていたりしたのなら、自殺の可能性が考えられます。その際には、警察に所在調査を依頼すれば早急に捜索を開始してもらえるでしょう。命の危険性や事件性の高さを考慮した上で、警察に捜索願を出すことが重要です。
弁護士
弁護士に所在調査をしてもらうには、法的に解決すべき問題や裁判などを依頼していることが前提となります。たとえば債務者を探す場合、弁護士に相手の居所だけ調べてもらって、お金のトラブルは自分たちで解決するのは不可能です。
一方で、裁判をするために弁護士を雇えば、必要に応じて債務者本人の所在調査をする流れになります。法的な問題解決を望んでいたり、裁判をすることを前提にしていたりする際には、弁護士に所在調査を依頼しましょう。
探偵事務所
3つの依頼先の中で、人探しに関する対応範囲が一番広いのが探偵事務所といえます。警察では協力してもらえない捜索を依頼できますし、弁護士のような前提条件は不要で、純粋に所在調査だけを頼むことが可能です。警察や弁護士にも依頼する場合、探偵事務所にその旨を伝えれば連携して調査してくれるので、早期発見の確率が上がるでしょう。
失踪人の所在調査を成功させるポイント

失踪人を早く見つけるために、所在調査の際に依頼人としてできることがあります。お金を貸したまま行方不明となった友人、知人の所在調査を成功させるために、必要となる3つのポイントを確認しましょう。
速やかに行動する
失踪人を見つけるためには、早く所在調査を始めることが大切です。初動が遅れれば、その分だけ失踪人の発見が難しくなります。お金を借りて行方をくらました人間は、居場所を転々とする可能性があるため、時間が経つほど捜索が難航するでしょう。失踪したことがわかったら、速やかに所在調査を依頼することが重要です。
適切な依頼先を選ぶ
債務者本人を探す目的や状況に合う依頼先を選ぶことで、早期発見につながるでしょう。本人が事件に巻き込まれていたり、自ら命を絶ったりしている可能性があるなら、警察に捜索届を出せば早急に対応してくれます。失踪人を見つけてから裁判を起こしたいのなら、弁護士に依頼して所在調査をしてもらいましょう。
所在調査だけを依頼して、金銭トラブルの処理は自分でしたい場合は、探偵事務所に任せるのがおすすめです。失踪人を探す目的や本人の状況を考慮した上で、適切な依頼先を選ぶ必要があります。
失踪人の情報を依頼先に伝える
所在調査を成功させるために、依頼先にはできる限り多くの失踪人に関する情報を提供しましょう。捜索の手がかりとなるので、情報が多いほど失踪人の早期発見につながるはずです。勤務先、電話番号、交友関係など、失踪人に関する知り得る事柄を集めて、詳しく依頼先に伝えることが必要になります。依頼前に、提供する情報をまとめておきましょう。
まとめ
お金を貸した友人や知人が失踪した場合に、行方を調査する方法について紹介しました。所在調査の依頼先や、調査を成功させるために依頼する側ができることも知っていただけたのではないでしょうか。泣き寝入りをしないためにも、失踪した債務者を見つけ出して貸したお金をとり返しましょう!
投稿者プロフィール

- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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