素行調査で財産を調べる?財産調査行われるケースや方法は?
「財産調査」という言葉をご存知でしょうか?その名の通り、どのような財産があるのか調べたり、遺産相続や離婚をする時に調査されるものとなっています。そこで今回は、財産調査にかかわるあれこれをまとめていきます。財産について調査をする必要が出てきた時の参考にしてみてくださいね。
財産調査の具体的な内容は?
それでは早速、財産調査とはどのような目的で行われるものなのか、基本的な内容についてまとめていきます。
財産調査とは財産をすべてはっきりと明らかにすること
財産調査を一言でいうと、「調査をする対象人物の財産について、いい面も悪い面も含めて全部をはっきりさせること」です。依頼者がこの財産に関わる場合、この財産によって利益や不利益がある場合に依頼されることが多いです。誰でも勝手に依頼して調査できるわけではないため、弁護士や探偵などのプロに相談するのが安心でおすすめ。
財産調査は不動産や現金、保険、借金など様々が対象
財産調査と一口に言っても、その財産は幅広く対象となります。そして、財産と聞くとプラスになるものばかりのような気がしてしまいますが、依頼者にとってマイナスになるものの場合もあるのを念頭に置いておきましょう。
まずプラスになるものですが、それは「不動産」や「借地権や賃借権」「現金」「預貯金」「証券」「保険」などの財産です。例えば親族が亡くなった場合、その方がこれらの財産を所持していたら、それを分与する形になるのでプラスとなりますよね。
反対にマイナスになるのが「借金」「保障責務」「公租公課」などです。こちらももし親族が亡くなってから知らない借金が発覚した、となった場合は、支払い義務が発生してマイナスとなります。保証人になっていないか、税金の未払いがないか、というところも財産調査の対象となっています。
財産調査の目的は?
続いて、財産調査を行う目的についてまとめていきます。財産調査を依頼するのは、個人だけでなく国が行う場合もあり、個人では「遺産相続」を目的に調査する方が大半です。国が依頼者となるケースとしては、税金が未払いの人の調査をすることが多いようです。こちらでは、個人が依頼人になるケースでチェックしていきましょう。
遺産相続の際の財産調査の目的
遺産相続をするには、その亡くなった方に隠し財産がないかをしっかりと調べて、平等に遺族で分割するために調査するのが目的です。しかし、その調査によってわかるのが財産だけならいいですが、もしも借金があることが発覚した場合、その借金も相続する必要があります。
借金を相続したくない場合は、財産も一緒に放棄しなくてはいけないため、これらのことを検討して相続人になるのかならないのかを決める必要があります。
結婚や離婚の時の財産調査の目的
結婚前に財産調査をすることもあります。これは、その結婚相手がこっそりと借金を抱えていないかを調べたい婚約者が行うものです。その他にも、自分の年収や財産と同じレベルの相手と結婚したい場合に、前もって調べておくのが目的となります。
離婚の際に財産調査をする目的は、慰謝料や養育費をもらう場合に隠し財産がないか、どの程度支払うことができるのかをチェックするためです。
財産調査の進め方
それでは、実際に財産調査をする場合の進め方について紹介していきます。基本的には財産調査は探偵などのプロに依頼するほうが安心ですが、個人で進める場合の必要な資料なども紹介しますね。
探偵や弁護士に依頼する場合
基本的に、探偵に財産調査を依頼されるケースは、結婚や離婚に関わる場合が多いようです。亡くなった方の遺産相続の場合は、法律に関わる部分も大きいため適宜判断されることが多いです。
まず、探偵や弁護士に依頼する際には、ある程度の予測できる財産の量や預金されている場所を把握し、伝える必要があります。さらに、はっきりとなぜ調査するのかという目的も明らかにすることが、予算や期間を抑えるのに重要です。はっきりとした依頼内容がないと、引き受けてくれない場合もあるため内容を固めてから依頼するようにしてくださいね。
そのようにしっかりと依頼がかけられたら、探偵は対象者のことを聞き込み調査などをして知っていき、お金がどのように動いているかなどを調べていきます。様々方向からお金のありかを調べたり、財産があるかないかをチェックしていくのです。探偵に依頼した場合は、法律に関わる部分での開示の権限がないため、相場や保険料を照らし合わせることで調査していく方法となります。
自分で財産調査をする場合
探偵にしても弁護士にしても、依頼をするにはお金がかかってきますよね。安いものではないので、できることなら自分で調査したいと考える方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、もちろん明らかにできる内容はプロに任せたときよりも狭まってしまいますが、自分で財産調査をするのも不可能ではありません。
例えば遺産相続をする相手の財産を調査するなら、自宅にある預金通帳や証券取引などが立派な資料となります。登記済権利書や登記識別情報、固定資産税の課税通知書などがあれば、不動産の財産情報も知ることができますよ。
登記簿謄本や固定資産評価証明書など、市役所などで発行してもらえる参考資料もあるため、これらの資料を参考にしながら財産目録を作成したりするのが進め方となります。
ただし、ここまで書いた資料は基本的に自宅の中で見つけ出せるものばかりです。例えば親族以外の財産調査を行いたかったり家の中を調べられない相手のものなら、自分で財産調査をするのは難しいと言えるでしょう。また、資料をしっかりと集められたとしても、法的な資料を読み込む必要があったり、勉強することが多くなります。その時間をたっぷりと取れるのかどうか、お金を払ってプロに依頼するほうが合っているのか、自分の状況を鑑みて選ぶのが必要です。
まとめ
こちらの記事では、財産調査とは何なのか、財産調査を行う目的や実際の進め方についてご紹介しました。特に遺産相続については、多くの方が経験する可能性の高いことがらですよね。いざその時になって、どのように進めればいいかわからないということにならないよう、イメージだけでも持っておくのがおすすめです。
人の財産を調べるということは、とてもデリケートなことです。法律に関わる部分は弁護士に依頼しながら、適宜探偵の調査も活用するというのがスムーズな進め方かもしれません。状況に合わせた対応をしてもらえるよう、プロに相談してみましょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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