盗聴の被害とは?具体的な被害について詳しく解説
盗聴の被害というと、皆さんは何を思い浮かべますか?大体は、ストーカーによる被害であったり、個人情報の侵害に使われると想像する方が多いと思います。では、なぜ犯罪に多く使われる盗聴器が売られているのでしょうか?また、実際にある盗聴器の被害とはどのようなものなのでしょうか?今回は、そのような私生活に馴染みの少ない盗聴器について掘り下げていきます。
盗聴による実際の被害
ストーカー
ストーカー被害で盗聴器が使われることは多々あります。事件の例としては、ストーカーやアイドルのファンが相手の持ち物や家に盗聴器を仕掛けて、相手の行動を把握するために利用するなどがあります。
また、最近ではスマホのアプリを利用した盗聴も増えてきています。対象者の通話内容やメール、SNSを勝手に閲覧できるウイルスや盗聴アプリも使用され、一層注意が必要になってしまいました。
ストーカーはその人のすべてを知りたいという欲求が強く、自分がストーカーである自覚がない、悪いことをしている自覚がないという心理が見られます。その結果、傷害、殺人などの犯罪まで発展してしまうこともあるのです。ストーカーの場合は対象者に危害を加えることが目的と考えられるので、盗聴器の予防に加えて防犯対策の見直しも必要となるでしょう。
クレジット、暗証番号
盗聴の目的はさまざまです。中にはクレジットカードやデビットカードの情報を盗むために盗聴する例もあります。 最近増加している盗聴被害では、電子盗聴というパソコンなどの電子機器を利用した盗聴があります。この盗聴ではインターネットショッピングで使用されたクレジットカードの番号や暗証番号が盗まれるといった被害が考えられます。
また、最近では携帯電話が盗聴器として利用されるケースも増えてきています。使い方は簡単で、まずPKSやプリペイド式携帯電話といった使い捨ての携帯電話を対象者の自宅や車に隠します。
この際に電源は入れた状態で、隠した携帯電話に電話をかけると通話先の音を盗聴することができるのです。携帯電話を用いているので、遠距離でも盗聴可能というのが特徴として挙げられ、対策としては携帯電話による盗聴は発見するのが困難とされているため、探偵をはじめとした調査会社に依頼するほかありません。
盗聴されやすい人や場所とは?
盗聴されやすい人
浮気などの疑いを持たれる人や客がストーカー化しやすい水商売の人が多いようです。ちょっとした留守をした際やお風呂に入っている際に仕掛けられることが多いです。また、オフィスでも情報を得るために社長の部屋などに盗聴器を忍ばせるケースもあるようです。
盗聴されやすい場所
コンセントを利用した盗聴が大半のようです。カバーは簡単に外せるので設置が容易ですが、裏に盗聴器を隠されたらまずわかりません。あとはパソコンのコード類を差したテーブルタップの中に盗聴器を紛れ込ませる手口もあります。また、電波の飛びやすい十字路に面したホテル、特に最上階は危険です。逆に奥まった場所にある一階や地下の部屋は比較的安全なようです。
ラブホ街以外だと、家庭内トラブルの多い江戸川区、大田区での被害が多いです。盗聴されていることに気づいても、警察があまり取り合ってくれないらしく、泣き寝入りすることが多いようです。不安であれば、コンセント類を全て買い換えるのが手っ取り早いかもしれませんね。
盗聴器の発見方法
「いつの間にか盗聴器が仕掛けられていた」という家庭は年々増加しています。「うちに限ってそんなことはないだろう」と油断していると、危険かもしれません。それでは、自分でできる発見方法はあるのでしょうか?
盗聴器が仕掛けられている予兆
例えば、自宅で家族としかしていないプライベートな会話を、他の第三者が知っていたことや、知り合いから置物やぬいぐるみなどをもらったなど。そういう違和感が続く場合は、疑ったほうが良いかもしれません。また、一人だけ怪しいとなると、ほぼクロに近いでしょう。また、設置した覚えのない電源タップや延長コードなどが挿さっていたら怪しいので探してみてください。
盗聴器を見つける方法
つけた覚えのない電源タップや、もらったプレゼントは、すぐに怪しい箇所が見つけられると思うので、探してみてください。
盗聴器発見器を使う
盗聴器発見器は、市販で売っています。それを使って探すのもアリですが、周波数など、素人には分かりづらいこともたくさんあって、結局発見に至らないケースが多いです。また、仮に見つけられたとしても、自分で取り除くのが困難な場所に仕掛けられていて、取ることが出来ないこともあります。
そう考えると、専門的な知識と経験が必要になるケースが多々あるので、専門家に相談したほうが良いかもしれません。
FMラジオを使う
一部の盗聴器は、FMラジオの周波数をつかっていることがあるので、ラジオを使って盗聴器を発見できるケースもあります。その際は、音の出るもの(スマホやテレビ)から音楽を出して、FMラジオを、低いMHZからゆっくりと上げていきます。
このとき、FMラジオから空間で流している音楽が出ていれば、盗聴器が存在します。盗聴に使われる周波数は、ラジオなどに使われるFM帯から、スマホなどの携帯電話に使われる高速データ通信周波数などがあるからです。こちらも、専門的な知識と経験が必要になるケースが多々あるので、専門家に相談したほうが良いかもしれませんね。
まとめ
盗聴するだけでは法律違反にはならないため、盗聴による被害は後を絶ちませんが、検挙されにくいのも事実のようです。
よくアイドルの方などのプレゼント(ぬいぐるみなど)に盗聴器を仕掛けて、プライベートを探るという話を聞きますが、第三者に漏らさない限り罪に問われないのは、なんだかモヤモヤしますね。
罪には問われないとしても、その行為によってメリットがあるのは自分だけ。やられた方は本当に悔しくて悲しくて怖い思いをしています。
正しい知識を知り、被害に合いにくいように行動することが大事です。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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