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探偵コラム

興信所は探偵事務所と何か違うの?仕事内容について解説

探偵に仕事を依頼するにあたって、探偵事務所や興信所などいろいろと出てくるでしょう。ところで興信所と探偵事務所では、仕事内容に何か違いがあるのでしょうか?探偵事務所との違いなどを見ながら、興信所の仕事内容についてここでは解説します。

興信所の仕事内容

興信所の仕事内容は、クライアントの依頼に基づき調査し、その結果を報告書という形でまとめることです。調査内容は多岐にわたります。まず個人的な調査として、浮気調査は代表的です。配偶者などパートナーに浮気の疑いがある場合、証拠を握るために探偵に調査依頼する人は多いです。また結婚するにあたって、相手の素性について調査する結婚信用調査もあります。さらに家族や知り合いなどが蒸発して行方が全くつかめなければ、プロに依頼して足取りを調べてもらうことも可能です。

会社がクライアントになって調査依頼する案件も見られます。例えば素行調査です。従業員が何か問題行動を起こしていないか、もしくは内定を出そうと思っている人の身元調査などが考えられます。さらに企業信用調査なども依頼できます。これから取引しようと思っている企業の財務状況や評判などを調査して、ビジネスを進めてもいいかの判断材料にするわけです。またオフィスやお店などに盗聴器が仕掛けられていると判断した場合には専用の機器を持つ探偵に探してもらうといった依頼もできます。

ストーカー調査も

日本でも近年ストーカーという言葉が世間に広く定着した感があります。誰かに付きまとわれている、何とかしてほしいというときに探偵を利用する場合もあります。ストーキングをしている相手の特定や付きまといをしている証拠をつかみ、これ以上近寄らないようにする案件です。派生した仕事内容として、いやがらせ調査があります。嫌がらせを受けている場合、犯人を特定したり、その証拠を記録したりなどの仕事です。

探偵事務所や興信所が扱う調査業務の種類

探偵事務所や興信所では、幅広い調査業務を扱っています。これには個人向けの調査や企業向けの調査が含まれ、依頼者のニーズに応じて様々な問題解決をサポートしています。以下では、主要な調査業務を具体的に見ていきます。

浮気調査や不倫調査

探偵事務所の代表的な業務の一つが浮気調査不倫調査です。依頼者のパートナーが不貞行為をしているかどうかを確認し、必要な証拠を収集します。写真や映像で確実な証拠を提供するため、法的手続きでも有効です。

素行調査や身辺調査

素行調査は、特定の人物の日常行動や生活パターンを調査するもので、配偶者や子供、従業員の行動確認に利用されます。また、結婚相手の背景調査やビジネスパートナーの信頼性を確認するために、身辺調査が行われることもあります。

企業信用調査

興信所が多く手がける業務の一つに企業信用調査があります。取引先の財務状況や信用情報、経営者の過去の履歴を調べることで、ビジネスリスクを軽減します。新規取引や契約を結ぶ前に、こうした調査を依頼する企業が増えています。

探偵事務所と興信所の違い

探偵事務所と興信所の違いは、その成り立ちが関係していると考えられています。興信所が日本に初めて設立されたのは1892年、明治時代のことです。「商業興信所」がルーツです。創立者は日本銀行の理事を務めていました。銀行の主要な業務の一つ、融資するには企業の信用調査は欠かせません。その経験を生かして、企業の信用調査を目的にして設立されたのが興信所です。ですから興信所は当初、登記簿の確認や企業の保管資料の調査、取引先の聞き込みなどがメインでした。

一方探偵事務所は1895年に創業しました。こちらも明治時代です。設立者は警察官をしていた人物でそのキャリアの中で培った、尾行や張り込み、聞き込みなどの経験に基づき作られました。ということで、個人を対象にした調査を行う事務所でした。

案件に若干の違いが

探偵事務所と興信所はその成り立ちは設立目的が異なりました。このため、一般的な傾向としてどれを得意分野にしているかに違いが見られます。探偵事務所の場合、個人の調査目的で作られました。このため、多く依頼されるのは浮気調査といわれています。浮気調査に代表されるように、身辺調査をメインにしている事務所が多いです。

一方興信所は企業を対象にした案件を多く抱えているところが多いです。しかも信用調査をメインにしているところが多いようです。興信所では個人を対象にした案件も受け付けています。ただしこちらも信用調査がメインのようです。お見合い結婚が一般的だった時代には、結婚相手の身辺調査が興信所に持ち込まれることも多かったです。

手法も成り立ちの関係で、興信所と探偵事務所では違いが見られます。探偵事務所は警察官がルーツということもあって、尾行や張り込みが手法な調査方法です。一方興信所の場合、主に聞き込みの手法を調査のメインに据える傾向が見られます。

探偵事務所と興信所の調査手法—調査はどう行われるのか?

探偵事務所と興信所が行う調査には、それぞれの専門技術やノウハウが使われています。依頼者の要望に応じて、調査手法は様々ですが、いくつかの共通する調査手法があります。

聞き込み調査

探偵事務所や興信所が共に使う手法に、聞き込み調査があります。周囲の人々から情報を集めることで、対象者の行動や信頼性を確認します。特に興信所は、この方法を活用して企業や個人の信用情報を得ています。

尾行・張り込み

尾行や張り込みも重要な調査手法です。調査員が対象者の動向を追跡し、行動のパターンを把握します。これにより、浮気調査や素行調査などで決定的な証拠を収集することができます。

仕事内容はほぼ一緒

上で紹介したように興信所と探偵事務所は成り立ちのいきさつの違いから、調査方法や案件に違いが見られました。しかし近年どんどんボーダーレスになりつつあります。興信所の中には個人向けの探偵業務を請け負うところも出てきています。近代になって、個人調査業務の需要が高まってきているからです。また帝国データバンクに代表されるように、本格的に信用調査に取り組んでいるところは「興信所」と名乗らなくなりつつあります。このあたりも興信所と探偵事務所の仕事内容に明確な違いがなくなった理由の一つです。

大体戦後あたりから両者の明確な差が徐々になくなっていったようです。探偵事務所が興信所の、興信所が探偵事務所の仕事を引き受けるようになって、線引きがあいまいになっていきました。お互いに仕事を食い合うようになって、「業務拡大しないと収益を確保できなくなる」と考えるようになりました。お互いが業務拡大することで、住み分けがあいまいになってしまったわけです。

法的に見ても、両者は一緒という解釈です。探偵事務所も興信所も探偵業法という法律に基づき営業しなければなりません。探偵業界の健全化を目的にして、平成18年に制定されました。ですから案件依頼をする際には、探偵事務所だからとか興信所だからといった先入観はあまり持たないほうがいいでしょう。

選び方のポイント

探偵事務所でも興信所でもどこに依頼すべきか、選び方のポイントは一緒です。まずは信頼できる実績のある所に依頼することです。先ほど紹介した探偵業法に基づき、公安委員会に届出をしないと調査会社は運営できなくなりました。もし届出をしていないところは悪徳業者の可能性が高いです。また大手の事務所に依頼するのも一考です。大手の場合、何かお客さんとトラブルが起きれば問題が表面化しやすいからです。お客さん本位で業務を遂行してくれるので、安心して任せられるでしょう。

探偵事務所や興信所に依頼する際の注意点

探偵事務所や興信所に調査を依頼する際には、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。正しい選び方をすることで、信頼性の高い調査結果を得ることができます。

料金体系の透明性を確認する

調査にかかる費用は、依頼する事務所によって異なります。料金が安すぎる場合は、後から追加料金が発生することもあるため、料金体系の透明性を確認することが大切です。契約前に詳細な見積もりを取得し、不明な点はしっかり質問しましょう。

探偵業法に基づく届出の確認

探偵事務所や興信所は、探偵業法に基づく届出が義務付けられています。公安委員会に正式に届出をしているかどうかを確認することで、信頼できる調査機関かどうかを判断することができます。届出がない場合は、違法業者の可能性が高いため注意が必要です。

まとめ

クライアントの依頼に応じて、ターゲットになる人物や企業の調査を行うという仕事内容は、今では興信所も探偵事務所も大きな変わりはなくなりました。ですから、あまりどちらということに依頼する際にはこだわらなくてもいいでしょう。むしろ個別の事務所に豊富な実績があるか、法律に基づく手続きを踏んでいるかなどをチェックすべきです。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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