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探偵コラム

素行調査は合法?法律から見た探偵の調査方法と探偵会社の選び方

素行調査とは、調査の対象人物の普段の行動、どのような人付き合いをしているのかなどの素行を確認するものです。また、いつ、どこで、何をしていたかを監視し、対象人物の行動の証拠を残す調査のことを指します。

この素行調査を主に行うのは探偵の仕事ですが、プライバシーの侵害などには当たらないのでしょうか。素行調査は法律的には問題がないのか調べてみました。

探偵による素行調査は合法?

日本では「探偵業法」という法律が平成19年6月に施行され、探偵が業務のために調査を行っても良いことが法律で定められています。

探偵業法の定義

「探偵業務」とは、他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として、面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務をいいます。
警視庁 探偵業の業務の適正化に関する法律の概要より引用(https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/tetsuzuki/tantei/tantei_menu/tantei_gaiyo.html

この法律に則り、探偵は以下の素行調査を行うことができるのです。
・聞き込み

・尾行

・張り込み

この3点が法律で認められた調べ方で、プロである探偵であれば調査も十分に行えます。

個人情報とプライバシー情報

素行調査で調べることができるのは、調査の対象人物の個人情報やプライバシーに関する情報です。

・個人情報
個人情報とは、個人の特定が可能な情報を指します。


氏名、生年月日、家族構成、学歴、住所、電話番号、メールアドレス、本人の写真または映像

・プライバシー情報
プライバシーとは、私生活上の秘密や、他人に知られたくない情報などを対象としています。


クレジットカードの利用履歴、ネットの検索履歴、交友関係、勤務時間中に外出するときの立ち寄り先

これらの情報は取扱いが重要になり、第三者に秘密を漏らしたり、情報の利用次第では違法行為に当たる可能性もあるので注意しましょう。

素行調査で得られる証拠

素行調査で証拠として得られる情報は、調査の対象人物と対象人物の家族、友人、その他の交友関係に関する情報です。

・調査の対象人物の自宅住所

・通勤ルート

・勤務先(所属部署など)

・調査の対象人物に接触した人物の氏名、職業、勤務先など

・聞き込みにより取得した情報すべて

違法になる調査方法

探偵は聞き込み、尾行、張り込みは法律により合法で調査を行えることがわかりました。それ以外のこのような調査方法は違法になります。

戸籍の不正請求

住民票や戸籍の取得ができるのは、本人、または委任状を持っており、正当な理由がある場合のみです。もし業者などから何らかの方法で不正に情報を入手すると、違法行為に当たる恐れがあります。

住居に侵入する

探偵が尾行、張り込みをすることは法的に問題ありません。しかし、住居もしくは敷地内に勝手に入ることは、不法侵入、住居侵入罪に当たる恐れがあります。

郵便物を勝手に開封する

プライバシーの侵害、信書開封罪に当たる場合があります。郵便物を見るためにマンション等の敷地内に侵入した場合は、不法侵入になります。

盗聴器、盗撮器の設置方法

実は盗聴、盗撮自体は違法にはなりません。依頼主と調査の対象人物の共有物に盗聴器を仕掛けるのは合法です。
違法になるのは、探偵が盗聴などをするために自宅に侵入することは、不法侵入が問題になります。

共有物ではなく、スーツのポケットや、かばんなど個人的な物に盗聴器を仕掛けるのは、プライバシーの侵害です。
その他、盗聴器、盗撮器を仕掛けるためにコンセントを分解するなどは器物損壊罪に当たります。

探偵でない者が尾行を行う

素人が尾行や張り込みを行い、その行為がバレてしまうと、つきまとい行為、ストーカー被害を訴えられる可能性があります。尾行が認められているのは探偵のみです。

優良な探偵会社の見分け方

残念ながら違法な調べ方をする探偵会社もあります。そのような会社に相談しては逆に不利な状況に追い込まれる可能性があります。そうならないためにも、優良な探偵会社を選ぶ基準を調べてみました。

探偵業届出証明書

探偵業を行うためには、探偵業法に基づき、「探偵業開始届出書」を公安委員会に提出する義務があります。
届け出をしている探偵会社のホームページには、証書や届出番号が記載されています。ホームページの下部に記載していることが多いです。
依頼する前に探偵業の届出をしているかどうかを確認しましょう。

料金体系が明確

探偵会社に素行調査を依頼するときに大切なことの一つが、料金体系が明確であることです。料金の支払いのときになって、別の条件を隠していて、見積もり以上の料金を請求されるのは迷惑ですね。
調査内容によって見積もりを明確に出し、調査方法や調査に割く人数の説明、追加料金が発生する場合は事前にその理由の説明をしてくれます。

基本情報を依頼主に明確に説明し、納得した上で正式な契約となります。探偵への依頼の料金は高額なので、悪意のある業者に騙されないように気をつけましょう。

探偵スタッフの調査能力

お金を無駄に支払わないためにも、探偵の調査能力がどのくらいあるのかにも注意が必要です。
2〜3名で済む調査に5名も投入したり、調査が長引いて余計な時間料金を支払うことになったりすると、依頼主に負担がかかります。

また、調査に使われている道具やツールはどのようなものを使っているのか、探偵会社によってはホームページで説明しているところもあります。

契約書、書面の交付を行う

探偵業法により、契約の締結をするときは、契約の内容を明らかにする書面を交付し、説明する義務があります。
また、契約書を発行しても内容が曖昧だったり、契約主に不利な内容が記載されていると後に困ることになるので、契約書をしっかり読むようにしましょう。

まとめ

素行調査自体は法律を守っている範囲であれば、違法ではありません。素行調査のプロである探偵が、法律を守った上でしっかりと結果を出してくれます。
しかし、探偵の中にも違法な調査方法を行っていたり、悪徳な請求をする者がいることも残念ながら事実です。信頼できる業者をしっかり見極め、自分の利益になる探偵に出会えるようにしましょう。

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