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指紋鑑定について徹底解説!指紋鑑定にかかる時間やコストはどのくらい?

事件現場から犯人の指紋を検出することや、持ち物から指紋を検出したとしても、指紋には名前が書いているわけではありません。
この指紋がいったい誰の指紋なのか、それを調査、特定するために「指紋鑑定」はあります。
もし自身が指紋鑑定を依頼するとなった場合、指紋鑑定にかかる費用や時間はどのくらいなのか、疑問に思うことはありませんか?
この記事では、指紋鑑定とは、またかかる費用や時間はどのくらいなのか、ということについて解説していきます。

指紋鑑定について

そもそも指紋鑑定とは何なのでしょうか。
誰が、どのように鑑定しているのか、また指紋にはどのような種類があり、どのような鑑定方法で鑑定しているのかについて解説していきます。

誰が指紋鑑定をやってくれるのか?

指紋鑑定の鑑定士に国家資格というものはありません。つまり極端な話、誰が指紋鑑定士と名乗っても問題がありません。
しかし、実際の作業や指紋鑑定の際に使用する薬品の特殊性、専門企業や元警察官が民間の研究所機関を立ち上げるケースが多く見られます。
なにより、指紋鑑定における根拠と科学的な判断力、また実績が必要となります。

指紋の種類

指紋の種類は大きく分けて3つに分類されます。

1つ目は渦状紋といいます。この指紋は、渦巻状や円形の線で形成されている指紋となっており、日本人の約50%がこの渦状紋であるといわれています。

2つ目は蹄状紋です。蹄状紋とは、指紋が左右どちらかの向きへ蹄の形を作って流したような紋状となっている指紋です。この指紋は、日本人の約40%が持っているといわれています。

3つ目は弓状紋です。弓状の線のみで形成された紋状となっており、片側から他方へ流れ、決して逆流しない形となっています。弓状紋は、日本人にとって珍しい指紋となっており、大体10%の割合でこの弓状紋と言われています。
このほかにも、変体紋という本当に珍しい指紋があり、日本ではめったにいない指紋だといわれています。

指紋の鑑定方法について

指紋の鑑定方法は3種類に分けられます。

1つ目は、汗腺口鑑定という方法です。指紋には、汗腺口というものがあり、汗腺口の配置を比べ、間隔が一致するのかどうかを見極める方法です。

2つ目は、隆線縁鑑定という方法です。指紋線は機会的に一定の太さではなく、ごくわずかに太くなったり、細くなったりします。その部分を鑑定して指紋が一致するかどうかを見極める方法となっています。

3つ目は、特徴点鑑定です。特徴点鑑定とは、指紋線の分岐や合流点、線の終着点や出発点などの箇所の配置を比べ、一致するかどうかを見極める方法です。実は、世界で実施されている方法が、この特徴点鑑定だといわれています。

指紋鑑定にかかる費用や時間は?

続いて、指紋鑑定にかかる費用や時間について解説していきます。

指紋鑑定にかかる費用

指紋鑑定にかかる費用は、業者や鑑定士によって変わってきます。
鑑定方法が3種類に分けられており、裁判は考えていないが、指紋鑑定をして事実を調査したい程度に調査してほしい場合、一般鑑定となっており、これはおおよそ15万~20万円程度の費用となっています。
次に、鑑定した結果を裁判に証拠として提出したい場合、精密鑑定といいます。これは、30万~40万円程度の費用となっています。

最後は、指紋が一致するかどうかだけじゃなく、いつ、どんな姿勢で、どのぐらいの力で指紋が付いたかなどを知りたい場合に実施される分析鑑定といいます。こちらだと、40万円以上費用がかかるといわれています。

指紋鑑定にかかる日数

犯罪捜査での指紋の鑑定では、犯行の現場から採取された標本、また比較する対象者の指紋がそれぞれ近い形で採取できれば、コンピュータを使ってすぐに鑑定できます。

捜査官や鑑定士にもよるのですが、2つの指紋を肉眼で、同じか違うものか識別することもできる人もいて、その場合素早く鑑定することができます。

部分的な指紋しか残されていないということや、形が悪い場合でも、ある程度の指紋が残っていれば、警察の持っている前歴者のデータ、被疑者がいる事案であればその人から採取した指紋からコンピュータでの照合が可能だといわれています

おおよそ、早くて2週間程度、裁判に提出必要な鑑定書作成などを含めると3週間から1ケ月です。精密鑑定だと、1ケ月以上かかるケースもあります。
業者や依頼した人、また指紋鑑定の難易度によって変わる可能性が高いですが、大まかな時間だと、大体この程度となっています。

指紋鑑定の採集から完了するまでの流れについて

続いて、指紋採集から報告書をもらえるまでの大まかな流れを解説していきます。

指紋採取資料の準備

まず初めに調査をしたい指紋の採取資料を準備するところから始めます。
採取した資料は、自分の指紋が付かないよう、ビニール袋などに入れて保存するのがおすすめです。
空気の入らないものだと、湿度や汚れから検体を守り、指紋検出精度を上げることができます。

資料の輸送から前処理

次に、相談した相手、もしくは業者に指紋採取資料を輸送します。
もし送れないものの場合だと、担当者が直接現場に来る業者も存在します。ここで派遣された鑑定士の交通費や負担費を請求する業者もあります。
なお、鑑定にかかる費用を請求されるタイミングは、このタイミングが多いです。

検出、鑑定

資料が鑑定士の元に到着したら、鑑定士が鑑定を開始します。
予備検査で最適と考えられる方法で指紋を採集し、検出できた指紋をあらゆる方法で鑑定していきます。
このタイミングで報告書も作成され、問題がなければ最終報告へと進んでいきます。

最終報告

検出、鑑定の結果がまとめられた報告書が届きます。
このような流れが指紋鑑定の流れとなっており、大体2週間から1カ月程度の期間内で実施します。

まとめ

指紋鑑定が必要と思われるケースは少なく、日常の生活ではあまり使われないと思われます。
しかし、もしそのような状況になってしまった場合、自分で解決するのではなく、専門家に頼ることをおすすめします。
もしかしたら自分の思い通りにならない結果になるかもしれませんが、そのようなケースもあると考えておくといいかもしれませんね。
ぜひ、この記事を参考にしてみて下さい。

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