指紋鑑定を依頼するケースとは?具体的なケースについて解説

指紋鑑定を依頼することができるということを聞きますが、どのような場合に依頼が実際に行われているのでしょうか?
また、指紋鑑定は法律的にどのような意味をもつものなのでしょうか?
ここでは、指紋鑑定を依頼したほうが良いケースについて紹介をします。
また、誰に依頼すればいいのかわからない場合の、適切な鑑定人の探し方についても合わせてお知らせします。
指紋鑑定の方法
調べて欲しい指紋について、それが付いていることが想定される物品を鑑定人に送付すると、そこから指紋を採取してそれをデータ化してもらえます。
物品を送付することができない時には現場に鑑定人に来てもらうことも可能です。
指紋を採取する場合には、期限がありますので、期限内に速やかに採取をしなくてはなりません。
期限が迫っている場合には、それを鑑定人に伝えると、考慮に入れてもらえるはずです。
保存状態が悪いと、指紋を上手く取れなくなってしまうことがあります。
採取方法の選択
物品の状態や形状などに合わせて、指紋の採取方法を決めることが必要になります。
現場に来てもらって、指紋の採取をする場合には、写真などを送って、あらかじめ指紋の採取方法を決めておくことがおすすめです。
また、物品に複数の指紋が付いている場合には、指紋の照合が難しくなってしまうこともあります。
指紋の照合の方法
採取した指紋は、電子計算機を用いて照合作業を行って行きます。
指紋は電子化されて、データ化されて比較作業が行われますので、非常に定量性の高い鑑定結果を得ることが可能です。
もちろん、最終的に鑑定結果を決めるのは多くの経験を持った鑑定者ですので、信頼性の高いデータを提示してもらうことができます。
判定の難しい指紋の照合
場合によっては指紋が複数あって、照合に時間がかかってしまうこともあります。
多くの経験にもとづいて、時間がかかってもできるだけ正確な鑑定結果を与えてくれます。
少し時間はかかってしまいますが、正式な形で鑑定書を得ることができるようになります。
指紋の鑑定の例

指紋の鑑定を依頼するためには、どのようなケースが考えられるでしょうか?
例えば、大企業に送られてくる不審な手紙は荷物についてくる指紋を採取して照合して、同一人物のものであるかを判断することもできます。
また会社などに対して、嫌がらせをしそうな人物をリストアップして、彼らが残していった指紋と手紙などの指紋を照合することも可能です。
会社を安心安全に運営していくために指紋照合を依頼することは大きな意味を持ちます。
嫌がらせの手紙を送ってきている人を特定することができれば、警察などに相談して、嫌がらせを辞めさせることも可能です。
損害賠償などを法的に起こすことも可能です。
貴重品盗難の被害
会社のロッカーから貴重品の盗難の被害が相次いで、困っているという時にロッカーへは外部からの侵入が非常に難しいということがあります。
このような内部の人の犯行である可能性が高いという場合に、警察のお世話になることなくトラブルを解決するために、犯行をしている人を指紋鑑定によって特定したという事例があります。
会社としては、トラブルが起きなくなればいいので、犯人が特定された後は、ロッカーの管理を厳重にすることを行いました。
また犯人がロッカーにアクセスすることができない環境をつくることもしました。
犯行は指紋鑑定によって、バレてしまう物であることが判れば、大きな反省を促すことになり、再犯の防止にもつながりました。
データとして証拠を突きつけると二度と犯行に及ばなくなることも期待できます。
濡れ衣を着せられそうになった
怪文書が出回ってしまって、それがあたかも自分がやっているようにもとられてしまう内容であったために、全く身に覚えがないのですが、濡れ衣を着せられてしまいました。
状況証拠は明らかに自分に不利でしたので、どうしたものか困っていたときに、友人が指紋の鑑定をする事をアドバイスしてくれましたので、それを行うことによって自分の身の潔白を証明することができたので、安心しました。
非常に有効な方法であると思います。
鑑定人の探し方
指紋の鑑定を行ってみたいと気に、鑑定人を探すのに苦戦してしまうという場合には、出来るだけ多くの鑑定実績を持っている方に依頼すべきです。
ネットサイトなどを確認すると、実績を確認することができます。
多くの実績を持った鑑定人の鑑定書はそれだけ大きな効果を生み出すものとなります。
裁判などで、指紋の鑑定を行わなくてはならない時には、担当の弁護士さんに相談してみて、しかるべき鑑定人を探し出すことをしてもいいでしょう。
鑑定人の経験や実績によって、鑑定書の信頼度が変わってくることも大いにありえます。
まとめ

指紋の鑑定は法的に大きな意味をもつものですので、会社でのトラブルを避けるためにも大きな意味を持ちますし、自分の身の潔白を証明するためにも大きな意味を持ってきます。
今回紹介した事例の他にもいろいろなケースが考えられます。
いろいろな情報を参考にしながら、指紋の鑑定を多きに活用すべきです。
出来るだけ多くの人に信頼されている鑑定人を選ぶことはとても重用です。
選ぶ際には、探偵などの実績のある調査会社に相談をすることもおすすめです。
実績のある調査会社であれば、鑑定の信ぴょう性も高くさまざまな展開に関して有利になる可能性が高いと言えるでしょう。