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探偵コラム

印影鑑定はどんなときに必要?印影鑑定が起こるケース、必要な際に知っておきたいことを紹介!

契約書のすれ違いや偽造印だと感じた時、印影鑑定が必要だということは知っていますでしょうか。
しかし、印影鑑定と聞いて瞬時にどういうことか思いつく人は多くいないと思います。
どのような場合に印影鑑定が必要となってくるのか、どのような時に印影偽装が起きるのか、またどのくらいの費用が掛かるのかなどについて解説していきます。

この記事を見ると
①印影鑑定とは
②印影鑑定により、何が解決されるのか
③印影鑑定はどのようにして起きるのか
④印影鑑定の検査方法について
⑤印影鑑定にかかるおおよその費用について
⑥印影鑑定の依頼が必要なケースについて
これらのことを知ることができます。ぜひ参考にしてください。

何事も探偵に依頼することをおすすめします。

もし証書などに違和感を覚えた場合、当人のみでの検査はトラブルの原因や事前に防げた犯罪を防げなくなってしまうケースが多々あります。
このような状況になった場合、個人で解決しようと思うのではなく、まずは探偵にご相談することをおすすめします。

印影鑑定について詳しく解説!

印影鑑定と聞いて、パッとどんなものかと思い当たることは少ないと思います。
まず始めに、印影鑑定とはどのようなものなのかについて解説していきたいと思います。

印影鑑定とは?

印影(印章)鑑定とは、2つの印影を比較し、それらが一致した印顆により押印されたものなのかを判断する鑑定です。見覚えのない押印や、大切な証明書(契約書や遺書なども含まれる)を調べる際に利用されることが多いです。
また、印章鑑定では印影の照合・識別のほか、割り印の連続性の有無や、印影と文字との上下関係の判定など、印影の偽造方法の特定等も行われています。
紛争解決の場においても有効な手段の一つとして利用されるケースが多いです。

印影鑑定によりどんなことが解決されるのか?

印影鑑定により、契約書や遺書等のトラブルが解決される可能性があります。
例えば、それらの証書で問題となっている文書の印影が別の人のものだと証明されることや実印ではなかった場合、その文書が無効になる可能性もあります。

印影と印章

印影鑑定又は印章鑑定と呼んでいるので、「印影」と「印章」は同じと思われますが、印章(印鑑)を押した際に紙に写る印を「印影」と呼ぶので、「印影」と「印章」は別のものとなっています。
分かりやすく言うと、
印鑑そのもの=印章
印章で押された「はんこの跡」=印影
となります。

印影はすべてに該当する

印章の説明を前述にあると思いますが、印影は印章も該当するということがお分かりいただけたと思います。
印影とは、印鑑含め認印や三文判と呼ばれる誰でも購入できるハンコや、朱肉なしのもの、手作りの芋版までも該当します。

印影鑑定の現状

印章が手彫りだった程の昔、印影鑑定での正誤判断は簡単なことでした。
しかし、時代が進むにつれ手彫りのオーダーメイドのものから機械彫りの量産型になり、簡単に印章が手に入るようになりました。
その影響により、偽造印章を簡単に手に入れることができるようになりました。
機械の精密さ、鑑定士も技術、経験、知識が必要となっていき、年を重ねることにより鑑定の難易度は上がっていきました。
個人で調査するより、鑑定士や探偵に依頼した方が精密に調査ができ、依頼に頼ることをすすめているのは、これらの要因も関わってきます。

印影の偽装や偽造について

印影の偽装や偽造はどのように作られているのでしょうか。近年では様々なやり方で偽装、偽造されているのですが、それぞれどのようにして作られているのか、解説していきます。
これらのケースは専門家や探偵に依頼して解決してもらうことをおすすめします。

スキャニングによる印影偽装

近年みられる印影偽装として最も多いのがスキャニングによる印影偽装です。
書類にプリンター等のスキャニング機能などを利用し印影偽装をするなど、比較的難しいやり方ですが、印刷物などを押印されたように見せることができます。

印面偽造

自作スタンプを作ることができる専用機材を用意して作るやり方です。
真正印影をスキャニングし、パソコン上に表示させるところまではスキャニング偽装と同じ作り方なのですが、その後に専用機材のレシピ通りに作成します。

印面は物体として立体化されたものとして仕上がります。

印影透写や点描画偽造

印影透写や点描画偽造は、人力で行う稀なケースとなっています。
真正印影と偽造文書用の紙、先の細い竹串、朱肉があれば印影透写、点描画偽造ができます。竹串で印影をなぞったりして印影を作っていくやり方です。

印影鑑定の流れや費用、印影鑑定が必要な事例

続いて、印影鑑定の検査方法やかかる費用、また印影鑑定が必要な事例にについて解説していきます。

印影鑑定の検査方法について

印影鑑定の検査は、比較する印影を同一倍率で拡大した画像を用いて行う方法が一つです。
また、拡大した画像を重ね合せる方法、あるいは拡大画像に平面幾何図形を投影する方法など様々なパターンで調査する方法があります。
印影を重ね合せる方法には、銀塩写真及びジアゾ写真等を利用するアナログ方式、それと別に画像処理装置やパーソナルコンピュータなどの電子機器を利用するデジタル方式検査方法があります。

印影鑑定にかかる費用は?

印影鑑定をするためには、どのくらいの費用が掛かるのでしょうか。会社や見積もりにもよりますが、30万以上はかかると考えておいた方がいいでしょう。

印影鑑定が必要な事例は?

印影鑑定の依頼が必要なケースは、以下の通りです。
・死亡後、誰も知らない遺言書が出てきた時
・複数の遺言書が存在して、どの遺書が有効なのか判断できない時
・使われている印鑑(印章)が普段のものと違うと感じた時
・契約書の内容に誤りがあった時
・押印した記憶がないのに押印のある書類が提示された時
など、これらの事例の際に印影鑑定は必要となってきます。

まとめ

年々、偽装印や偽造印のクオリティは上がっており、素人では見抜けないほどになってきました。
もし、違和感のある印などを見つけた場合、専門家や探偵に相談をすることをおすすめします。ぜひこの記事も参考にしてみて下さい。

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