身内や知り合いが繰り返し家出する…なぜするのかメカニズムを理解しよう
身内や知り合いなど、近い人の中で家出を何度か繰り返す人がいると、なぜそのようなことをするのかと思うかもしれません。
家出する人にはいくつか代表的な心理的なメカニズムがあります。
家出する人の心理を理解すれば、こちらもどう接すればいいかが見えてくるかもしれません。
1.子供の家出の心理
子供が家出をするケースも少なからず見られます。
なぜ子供が家出をするのか、その心理にはいくつか代表的なものが見られます。
逃げ出したい
小学校低学年までの子供がプチ家出する事例もあります。
これは比較的シンプルで、親に叱られて「その場から逃げたい」という心理によって家出するパターンが中心です。
ですから何日も見つからないことはなく、数時間一時的に家出する傾向が見られます。
親への反抗心
小学校高学年くらいになってくると、いわゆる反抗期が始まります。
その中で親に反発したいという思いから家出することがあります。子供は親なしでは生きていけません。
親の監視下で生活しなければなりませんし、何かをする際にも基本親の同意が必要です。
そのような弱者として生きていくことに反発を感じ、家出する子供が出てきます。
「親の助けがなくても一人で生きていけるところを証明したい!」という思いからの家出です。
刺激が欲しくて
中高生になって家出する子供も多いですが、刺激を求めたパターンが多いです。
平日学校に行って、土日に休んでまた学校という決まった生活パターンに退屈してしまっています。
背伸びしたい、自分の知らない世界に行ってみたいと思って家出するわけです。
このようなパターンの場合、友人の話に刺激を受けてとか、友人と一緒に家出するケースが多いのです。
2.大人の家出の心理
子供だけでなく、大人も家出をする事例は少なからず見られます。
大人の場合、子供とはまた違ったメカニズムで家出する事例も出てきます。
夫婦の場合
結婚して一緒に住んだはいいけれども、どちらかが現在の生活に不安を感じて家出してしまうケースがあります。
この場合、夫婦仲に不満を抱いていることが大きく影響します。
「この場所あら逃げ出したい」「ここには自分の居場所がない」と判断して、家出して行き詰まっている展開の打破を目指すわけです。
そのほかにも「他に好きな人ができたから」とか「相手に対して愛情がなくなって復活することはないから」という理由で飛び出すパターンも見られます。
子供のいる親の場合
子供が生まれて親になってから家出になるパターンも決して珍しくありません。
子供ができれば、親として育てる義務が発生します。しかし親として子供を育てることは重責です。
また子育てというのは自分の思い通りにいかないことも少なくないです。
子育てをすることがストレスになって、それがうまく発散できずに蓄積して、どうにもならなくなって家出してしまうケースもあります。
「大きな責任から逃げ出して自由になりたい」という心理が家出に向かわせます。
コミュニケーションをとりたい
家庭の中で孤立している人が家出することがあります。
家出をすれば、同居している家族などは心配して行方を探そうとするでしょう。
発見したら、なぜこんなことをしたのかいろいろと話を聞こうとします。
現状コミュニケーションが取れないので家出をして注目してほしいという思いからです。
現代の言葉でいうところの「かまってちゃん」です。
3.危険な家出も
家出の中には事件に巻き込まれる危険性のある家出もあります。
このような場合、できるだけ早く発見して保護しないと取り返しのつかない結果につながりかねないので注意が必要です。
自殺をほのめかしていた
自殺をほのめかしていた人が姿をくらましていた場合、すぐに捜査しないと危険です。
自殺願望を持っている人の中には、実際に行動に移す可能性があります。
もしそのようなことを冗談でもほのめかしていた人がいなくなった場合、部屋をくまなく探しましょう。
遺書が見つかるケースもありますし、パソコンで自殺できる方法について検索した履歴があるなど重要な情報が見つかるかもしれません。
多額の借金があった
多額の借金を抱えていて、返済できない、首が回らない状態になっている場合、家出するケースもあります。
この場合、借金の取り立て人から姿を隠すために夜逃げ同然で失踪しているパターンもあります。
しかし金銭的なトラブルの場合、精神的に追い詰められて自殺してしまうパターンもあります。
借金がどうにもならなくなって家出した場合には、早期の保護が求められます。
借金が返済できなくても債務整理など解決法がいろいろとありますので、発見・保護の上で今の状況から脱出できる方法のあることを説明しましょう。
外部の人間が関与している可能性
知り合いや家族が失踪した場合、その人の部屋をチェックすることも大事です。
他項で紹介した自殺をほのめかすものが見つかるケースもあれば、事件性の痕跡が発覚するパターンもあるからです。
例えば洗濯物が干しっぱなしになっている、食事が食べかけのまま残されているような直前まで生活している痕跡があった場合、その人の意志に反して強引に連れていかれた可能性が疑われます。
そのほかにも何か争った形跡があった、結婚が壁や床に残されている場合には非常に事件性が高まります。
このような場合には一刻を争うので、警察に速やかに通報して、本格的な捜査をお願いしたほうがいいでしょう。
4.まとめ
家出をするにはこのように子供と大人とで、いくつか代表的な心理メカニズムがあります。
いずれの場合でも、知人や家族の行方が分からなくなったのなら早めに捜索活動を進めるべきです。
早めに発見できないと、深刻な事態に発展する恐れがあるからです。
特に自殺をほのめかしていたとか、借金を抱えている場合などはやけくそになって、どのような行動に移るか予測できません。
警察に届け出ることも大事ですが、事件性が薄いと判断されると積極的に捜査してくれない場合もあります。
その場合には探偵に依頼することも検討しましょう。
探偵であれば、事件性の多少に関係なく契約をすればすぐに捜索を始めてくれます。
早めに発見できる可能性が高いので、まずは相談してみるといいでしょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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