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探偵コラム

家出の原因で目立つDV・探偵事務所に相談するのも一考

家出の原因はいろいろな事柄が考えられます。その中でも近年目立ってきているのは、DVを背景にした家出です。
DVの被害に遭っていても家庭内で、なかなか外部から見えにくくなっています。
もしDVから脱出したいと思っているのであれば、探偵事務所に相談するのも選択肢の一つといえます。

1.増加傾向にあるDV問題

DV問題については近年増加傾向にあることは間違いありません。
以下で紹介しますが、データ的に見ても相談件数が増えています。

警察における調査

警察では配偶者からの暴力事案の相談件数について、データ公表しています。
2018年の相談件数は7万7482件です。
2001年の相談件数は3608件であり、この17年間で21倍以上に相談件数が増加しています。

配偶者暴力相談支援センターのデータ

配偶者暴力相談支援センターという、DV問題に特化した施設があります。
こちらのデータを見てみると、2018年の相談件数は11万4481件に達しています。
2002年の3万5943件となっていますから、この16年間でこちらも3倍以上に増加していることがわかります。
2014年から年間の相談件数が10万件を超えて、高止まりの状況でここ数年間推移しているのが現状です。

身体的な暴力以外もあるDV

DVというと殴る蹴るの身体的な暴力を指すと思っている人もいるでしょう。
しかし実際には身体的な暴力以外にも、DVといえる要素はあります。
まずは暴言です。
たとえ手を出さなくても、恐怖を感じるような脅迫や教養を日常的に受けている場合、これはDVと認定できます。
そのほかには性的な強要もあります。自分が望んでいないのに肉体関係を強要された、また相手の異常な性癖を満たすために付き合わされているなどの行為もDVに該当します。

2.DVを長期間放置することの危険性

DVを受けていれば逃げればいいのでは、と思う人もいるでしょう。
しかし長期間DVを受けていると、相手に抵抗する力が失われてしまっている、もしくはあまりに暴言を受けていると「自分はダメなんだ」と思ってしまうものです。
だからといって、DVをそのままにすると深刻な結果を引き起こす可能性があります。

肉体的な影響

身体的な暴力を受け続けていると、体中にケガを負います。
ひどくなると骨折してしまうケースもあるほどです。
中には慢性的な痛みに悩まされている人も見られます。
そのほかには繰り返しDVを受けることにより食欲不振に陥る、免疫力が低下する、高血圧症になるなどの報告もあります。
さらに妊娠している場合、胎児への影響の可能性があります。
早産や胎児化し、出産時の低体重などが見られます。

精神的な影響

肉体面だけでなく、精神面への影響も懸念されます。
特に多いのはうつ病やPTSDです。
シェルターに逃げてきた人を調査してみると、うつ病は全体の4~6割、PTSDも3~8割の方がり患しているといわれています。
その他にも自殺願望や不安障害、アルコールや薬物乱用なども見られます。

子供がいる場合には間接的な影響も

子供がいる場合、DVのターゲットにされる場合もあります。
たとえ直接的にDVをしていなくても、DVしているところを見続けることで健全な生育に悪影響をもたらします。
子供も間接的に傷ついて、夜尿症になる、登校拒否してしまうといった事例も見受けられます。
また親のDVを見て、自分の暴力をふるったり暴言を吐いたりするようになるケースもあります。
このように子供の成長に深刻な影響を及ぼしかねません。

3.探偵に証拠をつかんでもらう

DV問題のあるカップルの場合、わかれればいいと思うでしょう。
しかし暴力をふるっている方が特にパートナーと別れたくないと、強硬に拒否します。
またそもそもDVなどしていないと事実を認めようとしない人も少なからず見られます。

証拠を残さない悪質なケースも

暴言など暴力を伴わないDVの場合、「そもそも手を挙げていない」と主張するケースもあります。
また暴力を実際にふるっている場合でも、ケガやあざなどの痕跡を残さない程度の軽い暴行を繰り返す悪質なケースも見られます。
この場合、被害者がいくら「DVを受けた」と主張しても相手がなかなか認めてくれず、水掛け論になって何も解決しない場合もあります。

探偵に証拠を収集してもらう

探偵事務所に調査を依頼すれば、DVの行われている証拠を収集してくれます。
相手がDVを認めなかった場合、証拠を突き付けることでしらを切りとおせなくします。
その方法として、家庭内に相手のいないスキを見計らって機材を設置します。
超小型カメラや会話録音機を設置して、相手に知られることなく証拠を記録します。
機材設置には大体30分から1時間程度かかります。
しかしベテランの調査員であれば、5分や10分くらいの短期間で設置することも可能です。
こうしてどのようなDVを受けているのか、明るみに出します。

緊急事態には救済も

DVの場合、エスカレートすると深刻な状況になることもあり得ます。
探偵事務所に相談しておけば、このような緊急時には救助できるように必要な対策を講じてくれます。
警察など関係各所への通報やシェルターなど緊急避難先の手配などを行ってくれます。

4.まとめ

DVを受け続けると、肉体的にも精神的にも大きなダメージを追いかねません。
そうなると自分で行動を起こすのが難しくなります。
家族の様子がどうもおかしいと思ったら、探偵事務所にDVの調査を依頼してみるのも一考です。
DVの証拠を集めることで離婚手続きを進めやすくなりますし、探偵によっては被害者を救出してシェルターなど適切な避難所に移してくれる場合もあります。
放置していると深刻な結果になりかねないので、迅速な対策が重要です。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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