あなたの車は大丈夫?盗聴器が仕掛けられやすい5つのポイント
誰にも伝えていないはずのプライベートな情報を、第三者に知られていたなんてことはないでしょうか?
そんなあなたは、もしかしたら盗聴の被害に遭っているかもしれません。
盗聴器なんて、ドラマや小説の中だけの話であって、日本では実際あり得ないと思われるかもしれませんが、実は盗聴被害というのは身近に起きていて、決して他人事ではないのです。
今回は、車内に盗聴器がよく仕掛けられる理由と、その場所について紹介します。
1.国内で発見される盗聴器は1年で1万件以上!?
突然ですが、日本国内では年間に何台の盗聴器が販売されているかご存じでしょうか?
実は、年間で40万台以上の盗聴器が販売されているというデータがあります。
もちろんすべての機材が盗聴に使われているとは限りませんが、業者が発見し、
取り外している盗聴器の数は毎年1万件以上あると言われています。 ニュースではあまり報道されることがありませんが、決して他人事ではないのです。
盗聴されているかどうかを判断する際のシチュエーション
よく盗聴されるシチュエーション、いわゆる兆候として、次のような場合は注意が必要かもしれません。
- ①恋人との会話で、知らないはずの内容が出てきた
- ②移動先で必ず見かける人がいる
- ③恋人・友人関係でいざこざがあった
- ④自家用車に家族以外が乗ることも多い
これらは盗聴されている場合に起こりやすい現象です。
少なくとも、盗聴されて良い方向には誰もいかないと思います。
もし身に覚えがあるものがあれば、疑いをかけてみる必要があるかもしれません。
2.なぜ車は盗聴器を仕掛けられやすいのか
なぜ犯人は車に盗聴器を仕掛けるのでしょうか?
その答えは、逆に仕掛ける側の立場に立って考えると見えてくるかもしれません。
前提として、盗聴器を仕掛けるには、緻密な計算をしたうえで実行する必要があります。
つまり、相手の行動を良く知っている人でないと、実行が困難ということになります。 このような点から、家族や恋人や友人といった普段から身近にいる方が犯人という可能性は、
十分にあり得るというわけです。
何のために盗聴器を仕掛けるのか
身近にいる方が盗聴器を仕掛ける目的として多いのが、浮気調査です。
車は浮気によく使用されるので、証拠集めには最適な場所のひとつになります。
犯人が身近にいる家族や恋人であれば、回収作業も難しくないですし、
車の中で作業をしていても不自然に思われにくいということです。
もし盗聴されていたとして、変な内容は何も話していなかったとしても、今は編集の技術も進歩していますので、会話内容が偽れる可能性もあります。
3.いざ調査!仕掛けられやすい5つのポイントを徹底調査
では、車内で盗聴器が仕掛けられやすい場所には、どこが挙げられるでしょうか?
前提として、会話を盗み聞きする必要がありますので、必然的に仕掛ける場所は車内になると思います。
➀人によっては開かない方も多い、サンバイザーの隙間
日差しが強い日でも、サンバイザーを使わないという方もいると思います。
例えば、普段からサングラスをつけて運転している方など、心当たりはありませんか?
運転手の声を一番盗み聞きしやすい場所でもあるので、可能性は十分にあります。
②互いの会話を1番盗聴しやすい、ダッシュボード周辺
ダッシュボード周辺には、ナビゲーションや空調設備など、車の設備がまとまっている部分でもあるので、
盗聴器を隠してもバレにくい可能性があります。
また、場所的にもお互いの会話を盗み聞きしやすい部分でもあるため、仕掛けられやすいです。
特にダッシュボードにいろいろものを入れている方は、一度確認が必要かもしれません。
③ものでも落とさないと確認しない、座席の下
➀と②では、前の座席でよく目に付く部分を紹介しましたが、誰でもそう確認する機会がないのが、
座席の下です。
ペットボトルでも落とさない限り滅多に目視することがない部分ですので、犯人からすれば絶好の隠し場所になりやすいと可能性があります。
場合によっては、座席の底に貼り付けるなんてこともできてしまいますので、要確認です。
④身に覚えのないものがあるかもしれない、後部座席
運転手があまり確認しないことを想定すると、前の座席ではなく後部座席に仕掛けられている可能性も出てきます。
ここで可能性として出てくるのが、ドアポケットやトランクです。
後部座席にあまり人が乗らないという方は、ドアポケットを見渡す機会も少ないでしょうし、忘れ物があっても身内の可能性が高くなるので疑われにくくなります。
ましてやトランクなんかは、荷物を積むことがない限り用事がないので、いつの間にか仕掛けられているかもしれません。
⑤こんな意外な方法も
例えば、車内にぬいぐるみがある方は、ぬいぐるみの中に盗聴器が仕掛けられているかもしれません。
何体も後部座席に置いている方は特に要注意です。
また、器用な人であれば、ルームランプにも仕掛けられる可能性があります。
ランプのキャップを外して、中に仕掛けてしまえば、開けない限りバレることはありません。
車内の状況を良く知る身内であれば、このような意外な場所にも仕掛けることができてしまうのです。
車内に溶け込む盗聴器の種類
では、車内に設置されやすい盗聴器には、どんなものがあるのか紹介していきます。
先ほど紹介した場所に、このようなものが仕掛けられていないか確認してみましょう。
➀携帯型盗聴器
盗聴器には、スマートフォンなどに見立てたデジタル式盗聴器というものもあります。
電波の届くところであればどこからでも盗聴することができてしまうそうです。
また、スマートフォンに見た目が似ていることからも、万が一見つかったとしても誰かの忘れ物かもしれないと惑わせることができるかもしれません。
②録音式盗聴器
俗に言う、ICレコーダーはこちらの類に含まれます。
デジタル式に比べ、電波を発しない盗聴器なので、発見器でも見つけられない可能性があります。
また、最近では、ボールペン式やUSB型も出ており、その大きさとしても見つけにくくなっています。
目視だけでなく、手探りでも確認をする必要がありそうです。
4.まとめ
車内において盗聴器が仕掛けられやすい場所とその種類についてご紹介しました。
もし車の中で見つけてしまった場合、案外身近な方が仕掛けたものなのかもしれません。
逆に、自分の家族や友人が被害に遭っている可能性も十分あり得ますので、
代わりに点検してあげるというのも良いかもしれません。
盗聴器はいろんな方法で仕掛けることができてしまいますので、心配な方は定期的に点検をすることをオススメします。