浮気調査の裁判で勝つポイントは？
浮気調査の結果、離婚裁判に発展するケースはめずらしくありません。
浮気調査の裁判で勝つためには、興信所などの調査報告が重要なカギを握ってきます。
離婚裁判の際にポイントとなる調査報告書の見方とポイントについて見ていきましょう。
１．浮気調査の裁判で調査報告書が重要視される理由
浮気調査の結果、配偶者の浮気が確定的になり、依頼者が離婚を決断した場合は大きく分けてふたつのパターンがあります。
浮気の証拠をつきつけられた配偶者が離婚にすんなりと応じた場合は裁判には至らず、離婚届を提出した時点で離婚が成立します。
一方、配偶者のほうが離婚をストレートに承諾しなかった場合、家庭裁判所での離婚協議という運びとなり、離婚協議によって離婚が成立することを協議離婚といいます。
協議離婚の際には、第三者の目によって浮気の事実を確認してもらう必要があるため、そのための資料として浮気の調査報告書が提出されます。
つまり、調査報告書は依頼主への報告資料であるとともに裁判で通用する客観的な資料としての性格をもっており、事実をどこまで反映しているか、という点が離婚協議の際には重要視されます。
1-1．調査報告書作成のポイントは？
ここまで見てきたように、浮気の調査報告書は報告資料であるだけでなく、裁判の証拠として通用する公的資料でもあります。
裁判によって配偶者のほうに浮気の責任が認められれば、法的な慰謝料を請求する根拠となりますし、協議離婚を有利に進める材料にもなります。
したがって、たんなる覚え書き程度の調査報告書では資料としては不充分で、そのような調査報告書を作成する興信所はスキルが低いと判断することができます。
調査報告書においては画像が何よりも重要となり、画像が決定的証拠であるほど離婚協議での法的効力が強まり、証拠として採用されやすくなります。
浮気相手と腕を組んでホテルから出てくるシーン、カフェでふたりきりの食事を楽しむシーンなど、「誰が見てもこれはただならぬ関係だろう」と推測できる写真であれば証拠としてはより強いものになります。
1-2．調査報告書で興信所の実力がわかる？
調査報告書は興信所にとっても日常的な業務であり、スキルが問われる業務のひとつであると言えます。
実際問題として、調査報告書作成のスキルが低い興信所は決して少なくはなく、中途半端な調査報告書でお茶を濁し、高額な成果報酬を請求するところも珍しくないと聞きます。
まともな興信所であれば、事前相談の段階で調査報告書のサンプルを見せてくれますのでサンプルのレイアウトをしっかりと確認したうえで、本格的な浮気調査を依頼しても良いかどうかを判断しましょう。
ほとんどの場合、サンプル作成だけであれば無料なので、その点も安心です。
２．浮気調査の裁判は結局いくらかかるの？
浮気調査を依頼し、裁判へと発展させるうえで気になるのがトータルコストです。
浮気が原因で協議離婚を起こす場合、最終的にどの程度のコストが必要になるのでしょうか。
2-1．調査と裁判の期間によっても変わってくる
浮気が原因で配偶者と離婚をする場合は大きく、「配偶者の浮気を特定する」、「証拠を見せる」、「協議離婚に持ち込む」というプロセスが必要になります。
上記のプロセスのうち、浮気の証拠をつかむプロセスに充分な時間がかかり、場合によっては数年単位の長期戦になることも少なくありません。
さらに、協議離婚にあたって弁護士をつけた場合には弁護士への費用も別途発生しますので、協議離婚についてはトータルコストで考えるようにしましょう。
2-2．成果報酬の割合が大きい？
興信所に浮気の調査を依頼する場合、基本料金とは別に成果報酬が発生する業者もあります。
成果報酬制を採用している興信所は、基本料金より成果報酬を高く設定しており、基本料金の2倍～3倍になっています。
成果報酬は依頼内容によって左右され、規模の大きい依頼になるほど成果報酬のほうも引き上げられることになります。
協議離婚では、興信所への調査料金、弁護士費用がプラスされ、数年単位の協議になればトータルコストが大きくなることも考えられます。
2-3．事前の見積もりを要チェック！
興信所に依頼を出すうえでは、事前の見積チェックがポイントです。
良心的な興信所であれば、正式な受注前に必ず見積書を送付してくれますので、見積書の内容を見て調査から協議離婚までのトータルコストを把握することができます。
また、見積書の書き方によって興信所のスキルや対応力を推測することができますので、どんな依頼であっても必ず事前に見積書を取得しましょう。
複数の興信所から同時に見積書を取得するのも重要です。
同じ依頼であっても基本料金や成果報酬の割合が異なり、トータルコストが倍以上も違ってくる可能性がありますので、少なくとも3社以上の興信所から見積書を取得しましょう。
３．浮気調査の裁判に強い興信所を見きわめるポイントは？
浮気調査や離婚協議は特殊な依頼であり、長丁場になりますので、興信所との相性が重要になります。
調査から協議離婚までには、興信所への報酬や弁護士費用など、さまざまなコストが必要になります
そのため、事前に見積書を取得し、本当にその料金が妥当な水準であるかどうかを見きわめる必要があります。
後々のトラブルを防ぐため、複数の興信所から無料の見積書を取得しましょう。
４．まとめ
浮気調査の裁判で重要になる調査報告書などについてみてきました。
裁判で勝つためには、しっかりとした調査報告書の提出が必須となります。
浮気調査などに多くの実績を持った興信所を選び、裁判で勝てるように尽力してくれるところを選ぶ必要があるでしょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
最新の投稿
その他8月 26, 2024採用調査で失敗しないために知っておきたい注意点【必見】
採用調査8月 8, 2024バックグラウンドチェックのやり方とは？そのやり方を詳しく解説します
浮気調査8月 7, 20242 回目の不倫に対する慰謝料の相場は？慰謝料請求できないケースに注意
採用調査2月 16, 2024採用面接で「素行調査をする」と言われたけど不安…企業の素行調査について解説します
