待ち伏せは違法なの?しつこくされたときの対処法も紹介します

「学校からの帰り道で、いつも同じ男性から待ち伏せをされて怖い」「まったく知らない女性を行く先々で見かける。待ち伏せされているのかもしれない」など、第3者からの待ち伏せに悩んでいる人はいませんか。
あなたが知っている相手はもちろんのこと、知らない相手から待ち伏せをされると恐怖を感じますよね。
そもそも待ち伏せをする行為は違法なのでしょうか?
今回は待ち伏せがそもそも違法なのかどうか、そしてしつこくされたときの対処法などについて紹介します。
待ち伏せは内容次第で違法となる
待ち伏せと一口にいっても、その目的はさまざま。学生や若者が好きな相手のことが気になって待ち伏せをしたり、思い切って告白をしようと思って待ち伏せをしたりすることもあるでしょう。
すべての待ち伏せ行為が違法となるわけではありません。
内容によってはストーカー規制法の対象となるのです。
ストーカー規制法の内容
ストーカー規制法は、2000年11月に日本で成立されました。正式名称はストーカー行為等の規制等に関する法律ですが、通称でストーカー規制法と呼ばれています。
規制法の中では全部で8種類をつきまとい等と指定しており、待ち伏せも含まれます。
規制法の対象となるような待ち伏せ
ストーカー規制法の対象となるような待ち伏せは、どのようなものなのでしょうか。
ポイントは相手の身体的・精神的な安全が脅かされ、嫌がっていること。そして拒否を示しているにも関わらず、何度も繰り返して行われることです。
つまり単なる待ち伏せが1回だけ行われただけでは、規制法の対象とはならないのですね。
待ち伏せをする人の心理的特徴
待ち伏せをする人は、どのような心理的特徴を持っているのでしょうか。特徴を知っておくことで、相手に応じた対処法のヒントを得られるかもしれません。
ターゲットとなる人の行動や生活をすべて把握したい
まずは待ち伏せのターゲットとなる人の行動や、生活をすべて把握したいと思っていることです。独占欲や支配欲が強く、相手のすべてを把握しないと気が済みません。
行く先々で待ち伏せをしてはターゲットのことを監視したり、待ち伏せ以外にもSNSなどを頻繁にチェックしたりもしています。
自分以外の異性が周りにいないかをチェックしている
独占欲や支配欲が強いので、自分以外の異性がターゲットの周りにいなかどうかはとても気になるところ。
自分以外の異性は敵となると考えているため、待ち伏せをして確認をしているのですね。
ターゲットに対してゆがんだ恋愛感情を抱いている
恋愛感情を持つこと自体は普通のことですが、しつこく待ち伏せをする人の恋愛感情はゆがんでいます。
アピールをして断られても「恥ずかしがっているから断っているのだ」と思ったり、ターゲットの些細な行動に対して「自分のことが好きなんだ」と思ったりすることは少なくありません。
ターゲットに対して憎しみを抱いている
憎しみが原因となってしつこく待ち伏せをする人もいます。憎しみの理由はさまざま。
ターゲットに対して妬みや怨みの感情を持っていたり、もともとは恋愛感情を持っていたけれども、フラれたことをきっかけに憎しみに変わったりなど、人によって異なります。
困らせてやろう、恐怖を与えてやろうと思って待ち伏せをするタイプです。
しつこく待ち伏せをされたらどうする?主な対象法5つ
もし相手からしつこく待ち伏せをされたら、どうすれば良いのでしょうか。主な対処法を全部で5つ見ていきましょう。
なるべく人が多い場所を歩くようにする
まずは、なるべく人が多い場所を歩くようにすることです。目的地まで遠回りとなってしまったとしても、なるべく人混みを歩くようにしましょう。
人気のない場所では、待ち伏せをした相手から何か危害を加えられるかもしれません。
行動パターンを一定にしない

行動パターンが決まっていると待ち伏せをする相手から特定されやすくなります。
通学や通勤ルートを変えてみる、いつも立ち寄るスーパーやカフェを変えてみるなど、変化を持たせるようにしてみましょう。
待ち伏せの相手を刺激しないようにする
しつこく待ち伏せしている相手に対してイライラや恐怖感から、感情的な言動は取らないようにしましょう。
下手に相手を刺激すると危険です。
だからといって、相手の話しやペースに乗ってもいけません。相手が好意を抱いている場合は、さらにエスカレートしていく可能性があります。
待ち伏せされた記録を取っておく
3つ目は待ち伏せされた記録を取っておくことです。詳細を残しておくことで、後々、警察などへ相談する際の貴重な材料をなります。
メモでも構いません。待ち伏せされた日時と場所、相手の様子などを記録しておいてください。
警察へ相談する
前述したストーカー規制法に基づいた対応をしてくれるのは警察です。しつこい待ち伏せに悩んでいたら警察へ相談をしてみましょう。
ただし相談や被害届を提出したからといって、必ずしも警察が動いてくれるわけではありません。
特に待ち伏せをしている相手の素性が分からなかったり、具体的な証拠がなかったりするとなおさらです。
探偵事務所へ調査を依頼する方法もある
探偵事務所へ調査を依頼する方法もあります。豊富な調査実績や最新機材などを活用して、待ち伏せをしている相手の素性のほか、画像や動画などで待ち伏せの証拠をつかんでくれるでしょう。
探偵事務所が取得した相手の素性や待ち伏せの証拠を持って、警察に相談や被害届の提出をするとスムーズに事が進みます。
まとめ
待ち伏せは内容によって違法となります。ポイントは待ち伏せをされた相手が身体的・精神的な苦痛を味わい、拒否したにも関わらず何度も繰り返し行われることです。
待ち伏せが繰り返し行われる場合は、警察に相談をしましょう。ただし待ち伏せをしている相手の素性や、被害を受けている証拠がないと、スムーズに対応してくれないこともあるので注意が必要ですね。
多くの探偵事務所は初回相談を無料としています。待ち伏せで悩んでいる人は気軽に相談してみてはいかがでしょうか。