探偵事務所によるストーカー対策とは?具体的な内容を解説します
「毎日誰からに付けられているような気がする」「身に覚えのない番号から電話が頻繁にかかってくる」など、日常生活が脅かされるような状況にいる人はいませんか?相手はもしかするとストーカーかもしれません。
ストーカー対策にはさまざまなものが挙げられますが、効果的なものとして知られているものの一つが探偵事務所の活用です。しかし実際に探偵事務所はストーカー対策において、どのような手段を講じてくれるのでしょうか。
今回は探偵事務所のストーカー対策について、具体的にどのようなことを行ってくれるのかを解説します。
日本におけるストーカーの定義
そもそもストーカーとは、どのようなものを指すのでしょうか。嫌がらせや付きまといなどには程度があり、人によって迷惑や恐怖を感じる程度は異なりますよね。
現在日本ではストーカー規制法という法律に基づいて、ストーカーに対する対策が取り締まりが行われています。規制法によるストーカーとは、相手に対するつきまとい行為を反復して行うこと。つきまとい行為は相手への恋愛や好意の感情、もしくはそれらの感情が満たされなかった際に生じる、怨みなどの感情を充足させるために行う行為のことです。
つまりつきまとい行為が単発で終わるものは、ストーカー規制法によるストーカーには該当しません。つきまとい行為を何度も繰り返し行われることが必要となります。
ストーカーがもたらす数多くの被害
ストーカーがもたらす被害は多岐に渡ります。具体的なつきまとい行為の例は、以下に挙げる8種類です。
つきまといや待ち伏せ
相手を尾行する、つきまとう、行く先々で待ち伏せをする、自宅や学校、職場などに押しかけるなどの行為です。
監視の旨を伝える
相手のことを監視していると直接、あるいは電話やメールなどを通じて知らせることです。
交際や会うことを要求する
相手に交際することの他、実際に会うことを何度も要求することです。
大声や罵声など
相手の前で大きい声で叫んだり、車のクラクションを鳴らしたり、「バカヤロー」「死ね」など罵声を浴びせることを指します。
電話やメール、SNSへの書き込み
相手の自宅や携帯電話に何度も電話をしたり、メールを出したりすることです。またSNSに何度もコメントを書き込む行為も対象となります。
汚物や動物の死骸などを送り付ける
自分自身の汚物や動物の死骸を自宅に送り付ける行為です。
名誉を傷つける行為
相手の名誉を傷つけるような内容を会社に知らせたり、インターネット上に書き込みをしたりすることです。
卑猥な文書や写真を送り付ける
性的に卑猥な内容の文書や写真を送り付ける行為です。卑猥な内容の電話も含まれます。
ストーカー被害を放置してはいけない理由
ストーカー被害に遭っても、「何も反応をしなければ、そのうち被害は収まるだろう」と考えるのは危険です。
そもそもストーカー行為は単なる嫌がらせではありません。根本には強い恋愛感情や怨みによる感情があり、放置していても自然に収まる可能性は低いのです。
あえて何も反応を示さずにいると「気が付いていない」「本当は照れているから反応できないだけ」など間違った認識を行い、さらに行為がエスカレートする可能性があります。
身体的な被害を受けるリスクも発生するため、ストーカー被害を放置することはおすすめできません。早い段階で何かしらの手を打つ必要があるのです。
探偵事務所が行ってくれるストーカー対策の中身
ストーカー対策にはさまざまな方法があります。最も有効な方法の一つとして知られているのが、探偵事務所への依頼です。
探偵事務所に依頼をすると具体的にどのような対応をしてくれるのかを見ていきましょう。
探偵事務所が行うのはストーカーの身元調査とつきまとい行為の証拠集め
多くの探偵事務所がストーカー対策で行っているのは、ストーカーの身元調査とつきまとい行為の証拠集めです。
探偵事務所は警備会社ではないため、被害者の身辺警護は行いません。
しかしストーカー問題を根本的に解決するためには、まずストーカーの身元と実際に行われたつきまとい行為の証拠を集める必要があるのです。
警察は証拠がないとなかなか捜査を始めてくれない
ストーカー問題は前述したストーカー規制法に基づいて、警告や逮捕などの罰則が適用されることとなります。そのため規制法を使った解決のためには警察の介入は必須です。
しかし警察はストーカー問題に関わらず証拠がなかったり、事件性がないと判断したりすると、なかなか捜査を始めてくれません。警察に相談する際は、ストーカー被害を受けている具体的な証拠を持って行くことが求められるのです。
探偵事務所にストーカー対策の依頼を行うことで、ストーカーの身元や具体的な被害の証拠写真・映像を入手することが可能となり、警察への相談や捜査依頼もスムーズに進むようになるでしょう。
尾行やカメラの設置などを駆使して身元と証拠をつかんでくれる
多くの探偵事務所はこれまでに、ストーカー対策を含むたくさんの依頼を受けています。豊富な実績に基づく調査と、カメラなどの最新機器を駆使して、ストーカーの身元とつきまとい行為の証拠をつかんでくれるでしょう。
第3者に依頼せずに自分自身で調査をする人もいますが、危険が伴います。ストーカーの身元調査や証拠集めの事実をストーカー本人に知られると、相手は逆上するかもしれません。これまでよりも一層危害が増大する可能性もあるため、必ずプロにお願いをしたいところです。
まとめ
現在日本のストーカー対策はストーカー規制法に基づいて行われています。
ストーカー規制による処罰をしてもらうためには、警察の介入は欠かせません。しかし具体的な被害の証拠がないと、多忙な警察はなかなか動いてくれないのが事実です。
ストーカーの身元特定、そしてつきまとい行為の証拠集めに有効なのが探偵事務所への依頼。豊富な実績と最新機器、高い調査スキルを駆使して、ストーカー問題を解決してくれるような情報を手に入れられるでしょう。
多くの探偵事務所は初回相談を無料としているので、気になった人は気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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