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子供のいじめに気がつかない理由とは?気づくためにできることも解説

形態に変化はあるものの、いつの時代も子供の社会でいじめは付きものです。いじめの境界線はあいまいですが、いづれにしても愛する我が子がいじめられていたら、親としては真っ先に気がついて対処をしたいですよね。

しかし実際には子供のいじめに気がつかない親も少なくありません。いったいなぜなのでしょうか。

今回は親が子供のいじめに気がつかない理由と、気づくためにできることを併せて解説します。

子供のいじめに気がつかない親は少なくない

自分の子供が学校や自宅の外でいじめられていても、いじめに気がつかない親は決して少なくありません。気がつかないまま時間が経過し、子供が大人になってから「実は子供の時にいじめられていた」と初めて聞かされるケースも実際にあります。

いじめが一時的なものであればまだしも、継続的に行われたり、内容がエスカレートしていったりすると危険です。場合によっては子供の命にも関わる事態に発展することもあるため、早急に正しく対処する必要があるでしょう。

まずは親が子供のいじめに気がつくことが大切です。

親が子供のいじめに気がつかない5つの理由

続いては親が子供のいじめに気がつかない主な理由を、全部で5つ見ていきましょう。

子供がいじめられていることを認めたくない

いじめを受けてすぐに親に相談してもらえれば、適切な対処もできるでしょう。しかしいじめを受けている子供の多くは、いじめに遭っている事実を親に話そうとしません。

理由の一つが、子供自身がいじめられていることを認めたくないためです。いじめの構造や原因をまだ理解していない内にいじめの被害を受けると、「自分が悪いのではないか」と思うようになります。

「いじめられる側に非がある」「いじめられることは恥ずかしい」「自分はいじめに遭うはずがない」などと認識するようになるため、親に話そうとしないのですね。

親を悲しませたくない

2つ目は親を悲しませたくないためです。子供がいじめに遭っていると知ったら、大好きな父親や母親は悲しむのではないかと心配します。

親には元気で楽しく、学校や友人とも問題なく過ごしている姿を見せたいと思うのですね。

いじめられて心が酷く傷ついていても、親の前では笑顔でいつものように振舞おうとするため、親は子供のいじめに気がつくことができません。

いじめっ子にバレたら、もっといじめられるのではないかと怖くなる

いじめは子供の心もコントロールします。いじめっ子から直接「親に言ったら許さないぞ」などと言われる場合はもちろんのこと、直接的な言葉がけがなくても「親に話したら、もっといじめられるのではないか」「何も話さずに、じっと我慢していることが良いのだ」と解釈することがあるのです。

いじめは恐怖で子供の心を支配します。何かをしよう、助けを求めようとする気持ちさえも押さえつけてしまうのですね。

自分の子供がいじめられると思っていない

親自身が自分の子供がいじめられると思っていないことも、いじめに気がつかない原因の一つです。

現代社会においていじめは、どの子供にも起こりえるもの。「まさか自分の子供に限っていじめられるはずがない」と過信をしてしまうと、例え子供がいじめのSOSを発していても見逃してしまいます。

気がついてはいるけど、重大なことと捉えていない

最後は子供のいじめに気がついてはいるものの、出来事を重大ではないと捉えていないことです。

そもそもいじめの境界線はあいまい。捉える側の認識次第でいじめとも、そしていじめではないとも判断されます。

親が子供の受けた被害を「いじめではない」「単なる子供同士のケンカ」などと認識をすれば、行為自体に気づいていても適切な対処を取ることができなくなってしまうでしょう。

子供がいじめに遭っているかも?気づくためにできること

親が子供のいじめに気がつかない理由を解説してきました。いじめの被害から子供を守るためには、いじめに早く気がつくことが大切です。

できるだけ早く気がつくことができれば、いじめがエスカレートする前に適切に対処できるようになるでしょう。

最後に子供のいじめに気づくためにできることを紹介します。

いじめは誰にでも起こるものと強く認識する

前述したように、いじめは誰にでも起こりえるものです。これまで友人関係や学校生活が上手くいっていた子供でも、何かのきっかけで突然いじめのターゲットにされることがあります。

どんなに優秀な子供や友達がたくさんいる子供でも、いじめの被害に遭う可能性があることを知っておきましょう。

普段から何でも相談して良いのだと話しておく

いじめられていることを親に話すのは、子供にとって大変デリケートなこと。いじめの事実を相談してもらうためには、普段から話しやすい雰囲気を作っておくことが大切です。

「何でも良いから、相談して良いんだよ」「お父さんとお母さんは、どんな時でも味方だから」など、子供が親から大切にされている、何でも受け止めてくれると思ってもらえるような声がけをしておきましょう。

子供の生活の変化に着目する

最後は子供の生活の変化に着目することです。いじめを受けている子供の生活には、多かれ少なかれ何かの変化があるはず。

以下で紹介する子供の変化をキャッチして、いじめられていないかどうかを確認しましょう。

服装や所有物に関する変化

洋服が破損していたり汚れていたりする、筆記用具や教科書、ノートが破損していたり紛失したりするなどです。

感情の変化

大好きなテレビ番組を見ても笑わなくなった、ちょっとしたことですぐに怒るようになった、理由もなく突然泣くようになったなど、感情面での変化です。

行動の変化

最後は行動の変化です。食欲がなくなった、朝起きられなくなった、学校に行くのを渋るようになったなどです。

まとめ

子供はいじめの事実を隠そうとするため、いじめに気がつかない親は少なくありません。いじめに気がつかないままでは、内容がエスカレートして、子供の命に関わる事態になる可能性もあります。

いじめに気がつくためには普段から子供が相談しやすい雰囲気を作っておく、そして子供の服装や感情、行動面での変化をキャッチすることなどが大切ですね。

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