採用調査で判明した経歴詐称のメリットとデメリット

採用調査のご依頼も増加傾向!なくならない経歴詐称
近年、日本の雇用事情も大きく変わり、中途採用や転職というのも当たり前という時代になってきました。
中途採用や転職の際には、前職でどのようなキャリアや実績を築いてきたかということが最重要視されています。
今の収入や待遇よりもより良いものを目指して中途採用や転職活動をしていくのが普通でしょう。
自分の利益や価値を増すために最大限努力している人も多いです。
ですが、経歴を詐称してまで高待遇を得ようとする人も多くいます。
今回は採用調査で判明した経歴詐称のメリットとデメリットについてご紹介していきましょう。
採用調査で判明した経歴詐称のメリットとデメリット

様々な企業からの採用調査で経歴詐称が見つかることも多くなってきました。
探偵事務所や興信所での採用調査によって、経歴詐称は簡単に見つかってしまいます。
でもなぜ、経歴詐称をしてしまうのでしょうか。
ここでは、採用調査で分かった経歴詐称のメリット・デメリットについてご紹介していきましょう。
採用調査で判明した経歴詐称のメリット
経歴詐称はもちろん、NGな行為です。
ですが、経歴詐称をすることで得られる利益があるというのも現実でしょう。
どのようなメリットを求めて経歴詐称をしてしまうのかについてご紹介していきます。
実績を詐称することで自分の価値を上げることができる
営業実績など数字にまつわる詐称も多く報告されています。
自分が前職で売り上げた数字を誇大に書いていくことで、より自分には価値があるのだとアピールしていくことができるでしょう。
どの企業も数字を出せる人を求めています。
企業が必要とする数字を出せる人になるべく詐称していくことで、自分の価値を偽装していくという手口です。
学歴を詐称することで自分のブランドイメージをあげられる
現実問題、企業によっては社員にある程度の学歴や学校名を求めているところも多いのが日本の社会の実態です。
ある程度知名度のある大学や難関大学卒でないと就職試験の受験資格さえ出さない企業も多くあります。
学歴を詐称していくことで、自分のブランドイメージを高めていくことができるという利点があるでしょう。
採用調査をすることで、簡単に分かってしまうケースも多いですが、海外の大学など確認が難しいところを使って詐称する例も多く報告されています。
日本の企業は英語のできる人材や海外の大学名に非常に弱いです。
グローバル化が叫ばれている今の世界経済において、グローバル人材は喉から手がでるほど欲しいというのが本音でしょう。
企業のニーズと就職希望者のニーズが一致してしまうため、学歴詐称がうまくいってしまうということもあります。
学歴詐称をして、自分のブランドイメージを高めてより良いポジションに立とうとする人もいるのが現実です。
採用調査で判明した経歴詐称のデメリット
採用調査を通して経歴詐称が分かった場合、失うものは非常に多いです。
得られるものよりも失うものの方が多いので、全くもって経歴詐称はおすすめできません。
ですが、そのリスクを背負ってでも経歴詐称をしようとする人材がいます。
ここからは、経歴詐称によって生じるデメリットについてご紹介していきましょう。
嘘を重ねるため矛盾が発生しやすい
経歴詐称を続けていると非常に些細なことまで嘘をついていかないと整合性が保てません。
微細な嘘まで全て記憶できる人間ならばうまく立ち回れるのかもしれませんが、ほとんどの人は自分のついている嘘によって、自滅していきます。
嘘に嘘を重ねているため矛盾も多く、周りからの疑いの目と信用にいつも気をつけて生きていかなければなりません。
嘘を重ねて矛盾が発生し、周りからの信用や信頼が落ちていくということもよくあります。
経歴詐称が判明した場合に仕事や立場だけでなく未来もなくなる
経歴詐称が判明した場合、仕事や立場を失うだけでなく未来も失うでしょう。
経歴詐称をするような人間に社運を任せるわけにはいきません。
重要な役職なんて、もってのほかです。
役職や待遇がなくなるといった立場を失う程度ならまだしも、仕事を失うということも大いにあり得ることでしょう。
ただ仕事を失うくらいならまだいいでしょう。
未来がなくなる可能性もあります。
反省し、次の仕事に就こうと思っても、次の就職先が雇用調査など行なった場合、経歴詐称をしていた過去が分かると採用してもらえない可能性もあるでしょう。
目先の利益を求めるだけに経歴詐称をしていたのが、最終的にバレてしまった場合、将来の社会人としての道も非常に険しく、無くなってしまうことも大いに可能性としてあります。
経歴詐称が判明した場合に家族を失う
経歴詐称するような人間と結婚生活を続けたいという人はいないでしょう。
どんな事情があろうと、絶対にやってはいけない嘘というものがあります。
経歴詐称はその絶対にやってはいけない嘘です。
経歴詐称が判明した場合、家族と離婚ということもありました。
人との信頼や信用を失うような嘘は決してついてはいけないでしょう。
経歴詐称によって、大切な家族を失うということも頭に入れておかなければなりません。
採用試験で怪しい人材を弾くために採用調査というのもあり
経歴詐称を採用試験でしてくるような人材は、コミュニケーション能力に長けている人物だと言えます。
ですが、あまりにも完璧な人材には、多少疑問を持っておくことで、経歴詐称をしてくるような人材を弾いていくことができるでしょう。
最近では、探偵事務所や興信所の探偵に採用調査を依頼される企業も多くあります。
秘密厳守で長年の調査実績や地道な調査で経歴詐称をしている人物の化けの皮を剥がしていくことが可能です。
調査のプロである探偵に採用調査を依頼されるのもありでしょう。
まとめ
採用調査で判明した経歴詐称のメリットとデメリットについてご紹介してきました。
経歴詐称をすることで得られるメリットもあるのも事実です。
ですが、メリット以上にデメリットの方が大きいのではないでしょうか。
経歴詐称が採用調査などでバレてしまった場合の代償は非常に大きいです。
失うものの方が多いでしょう。
それでも経歴詐称によるメリットを求めて経歴詐称してくる人材もいます。
怪しいなと思うような人材や人材のリスクを減らすためにも、探偵事務所や興信所といった調査のプロに採用調査を依頼するのもありなのではないでしょうか。