興信所や探偵事務所で探偵が実際にしている仕事の内容とは
気になる!?興信所や探偵事務所での探偵の仕事とは
テレビや小説、漫画の主人公の職業としてよく出てくる探偵。フィクションの世界では、軽快なフットワークと鋭い推理力で鮮やかに犯人を見つけて事件を解決しているイメージがある方も多いでしょう。
一方で、実際に探偵がどんな仕事をしているのかご存知ではない方もいらっしゃいます。今回は探偵が行っている業務についてご紹介していきましょう。
興信所や探偵事務所で探偵が多くしている仕事とは
興信所や探偵事務所に在籍している探偵が行っている業務は非常に多岐にわたっています。「調査」を生業としているため、様々な人や職種、企業からの依頼があり、テレビや小説、漫画のイメージとは違うなと思う業務もあるかもしれません。
逆にいえば、それだけ探偵の社会的ニーズが広がっているということでもあります。以下、一部ですが探偵の業務について述べていきましょう。
不倫・浮気調査
探偵の仕事で依頼が多いのは不倫・浮気調査です。旦那さんの浮気や不倫の証拠を抑えるのは非常に難しいことも多く、特に離婚も視野に入れている場合には秘密裏に証拠を集めておく必要もあります。
決定的な場面を写真で収め、客観的な証拠として用意することで、離婚裁判を有利に進めていける可能性も高まるでしょう。近年は奥さんの浮気や不倫の調査も多く依頼があります。
女性の社会進出や結婚後の共働きも多くなったことで、男性だけでなく女性の不倫や浮気も多いです。職場内での浮気や不倫も多く、決定的な証拠が重要になってくる事例もあります。
出会い系サイトを使った不倫や浮気も多くなり、より不倫や浮気が複雑化していると言えるでしょう。調査のプロの探偵による仕事が不倫や浮気の証拠集めに重要になってきています。
失踪人・家出人調査
「失踪した家族や友人の安否を知りたい。」誰でもそう思うのではないでしょうか。もちろん、事件性もあるため警察に失踪届を出すのも重要ですが、再会したい、また話したいと思う場合、探偵に探してもらうことで、交流が復活する可能性も高まるでしょう。
様々な理由があって失踪や家出はすると思いますが、第3者が入って説得することで、より相手に大切な人だ、また会いたいという意思を伝えていくことができるのではないでしょうか。
結婚調査
結婚を夢見ている独身男女は多くいると思いますが、結婚相手のことを心から信用できているとどこまでいえるでしょうか。年齢や経歴だけでなく、職や年収、既婚未婚、過去の犯罪経歴など、なかなか相手が本当のことを言ってくるとは限らないこともあります。
少しでも疑いがある場合には、探偵に調査を依頼して幸せに過ごせるかどうか確認するというのもありなのではないでしょうか。子供や孫の結婚相手の調査の依頼も多く、結婚というライフイベントの大切さがわかる仕事だと言えるでしょう。
ストーカー・嫌がらせ調査
あなたに無言電話をしてきたり、きみの悪い手紙を送ってきたり。たちが悪いストーカーになると、写真や動画を送ってきたり、盗聴・盗撮をしてきたりといった犯罪までしてくるでしょう。
警察に届け出ても被害に遭い続け、最悪命を落とす様な事件も数多く起こっています。探偵による調査によってストーカー行為をしている人を特定したり、止める様交渉したりすることも必要です。
ストーカー一歩手前の嫌がらせ行為についても行為者の特定や止めるよう警告していくことも必要になってきます。1人でも多く味方につけてストーカーや嫌がらせ行為と戦っていく際に探偵は強い味方になってくれるでしょう。
興信所や探偵事務所で探偵が実際にしている意外な仕事とは
不倫や浮気調査、失踪人・家出人調査、結婚調査、ストーカー・嫌がらせ調査は探偵の仕事のイメージにあるという方も多いのではないでしょうか。
一方で、時代の変化に伴い、探偵の仕事として増えてきている業務内容もあります。ここからは一般的な探偵のイメージにあまり出てこない探偵の業務についてご紹介していきましょう。
ヘッドハンティング
年功序列の日本社会も徐々にベンチャー企業や外資系企業の進出に伴い実力主義になってきています。どこの会社も優秀な人材を探すべく、四方八方に情報網を広げているのが現代社会の雇用事情でしょう。
探偵の調査力を活かして、企業のヘッドハンティング業務を行っている探偵事務所や興信所が多くなっています。個人の依頼だけでなく企業単位での依頼も増えており、人材不足や適材適所がいかに企業の問題意識としてあるのかが分かるでしょう。探偵の調査力が日本の労働市場の活力になっている現実もあります。
雇用・採用調査
日本の新卒一括は諸外国と比べて異質でした。しかし、近年、第二新卒や、実力主義が当たり前の時代になってきています。よりよい企業に就職したい、転職したい、そのために経歴や履歴書を偽るケースも出てきているのはご存知でしょうか。
さらに、近年各社コンプライアンスを徹底的に遵守していて、パワハラやセクハラ、プライベートでの問題など非常に厳しく人材を管理しています。前職で何か問題を起こしていた人間を採用してしまっては、企業にとって大きなリスクを増やしてしまうことになるでしょう。
客観的な立場で、人材の人間性の調査を探偵に頼む企業が非常に多くなってきています。良い人材獲得の裏に探偵の活躍があったというケースも多々ありました。
風評被害調査
インターネットやSNSの普及により個人や企業双方が被害にあう恐れが出てきた風評被害。自分1人では風評を流している人物を探しだすことが難しく、泣き寝入りしてしまうケースもあるでしょう。
インターネット上に出てしまった風評は放っておくと一生そのままネット上に存在してしまいます。探偵に協力を依頼して、風評を流している人物を探したり、風評被害を最小にしていくようにしたりと活躍することが多いです。探偵は悪質な風評被害と戦っていく際に強力な味方になってくれるでしょう。
筆跡鑑定
探偵事務所では筆跡鑑定も行っています。筆跡鑑定には科学的な調査をするべく、筆跡者の様々な肉筆を集めるという情報収集も必要になってくるのはご存知でしょうか。
比較対象となる肉筆はあればあるほどより正確な筆跡鑑定をしていくことができます。調査のプロ探偵に興信所や探偵事務所を通して筆跡鑑定を依頼するのは自然な流れでしょう。調査のプロの力で筆跡鑑定の根拠となる肉筆を集めていくことで解決した事案も多々ありました。
探偵や興信所の仕事はどうやって依頼される?探偵業界の裏側に迫る
探偵や興信所の仕事は、依頼者からの相談を受けて初めて動き出します。どのような依頼が多いのか、依頼者が探偵に何を求めているのか、そして探偵がどのようにして情報を収集し、問題を解決しているのか、その裏側に迫ります。
探偵に仕事を依頼する流れとは?
探偵に仕事を依頼する際の基本的な流れを理解することで、スムーズな依頼が可能になります。
初回相談とヒアリング
初回相談では、依頼者は探偵事務所に電話やメールで連絡を取ります。探偵は依頼者の悩みや要望を丁寧にヒアリングし、どのような調査が最適かを判断します。
多くの探偵事務所や興信所では、初回相談を無料で提供しており、依頼者が安心して相談できる環境を整えています。相談の際には、具体的な問題や希望する調査内容を明確に伝えることが重要です。
これにより、探偵が最適な調査プランを提案し、依頼者の不安を軽減することができます。
調査内容の決定と見積もり
相談内容を基に、探偵は調査の具体的な内容とそれにかかる費用を見積もります。まず、依頼者と詳細な打ち合わせを行い、調査の目的や対象、期間などを明確にします。この際、依頼者の希望や予算に合わせた最適な調査プランを提案します。
見積もりには、調査に必要な人員、機材、交通費などの経費が含まれます。例えば、浮気調査の場合、対象者の行動パターンや調査の難易度に応じて費用が変動します。依頼者は見積もりを確認し、納得できれば契約が結ばれます。
契約後は、調査計画に基づいて迅速かつ効率的に調査が進められます。探偵事務所は、調査の進捗状況を適宜報告し、依頼者の不安を解消します。これにより、依頼者は安心して調査を任せることができます。
探偵事務所の選定にあたっては、信頼性や実績を重視することが重要です。信頼できる探偵事務所を選ぶことで、調査の成功率が高まり、依頼者の期待に応えることができます。
調査の実施
契約後、探偵は即座に調査を開始します。調査の方法や期間は依頼内容によって異なりますが、常に依頼者の要望と具体的な調査目的に合わせてカスタマイズされます。
例えば、浮気調査の場合、尾行や張り込み調査が行われることが多いです。企業の内部調査では、従業員の行動監視やデジタルフォレンジックが用いられることがあります。
調査の進行状況は定期的に報告され、必要に応じて方法の見直しも行われます。探偵は法的な範囲内で最大限の情報を収集し、依頼者にとって有益な結果を提供します。
調査報告とアフターサポート
調査が完了すると、探偵は詳細な報告書を作成し、依頼者に提供します。この報告書には、調査の経緯や証拠写真、収集した情報が含まれています。
報告書を受け取った依頼者が次のステップを考える際、探偵はその活用方法について具体的なアドバイスを行います。
例えば、法的手続きが必要な場合には、弁護士との連携を勧めることもあります。また、調査結果に基づいたアフターサポートとして、必要に応じて追加調査やフォローアップも提供します。これにより、依頼者は安心して次の行動に移ることができます。
探偵が実際に受ける依頼内容の傾向
探偵に寄せられる依頼内容には、時代の流れに応じた特徴があります。
不倫・浮気調査が依然として多い理由
不倫・浮気調査は、探偵への依頼の中で最も多い分野です。依頼者がこの調査を依頼する主な理由は、法的に有利な証拠を得るためや精神的な安心を得るためです。特に、離婚や慰謝料請求の際には、確固たる証拠が必要不可欠となります。
不倫や浮気の疑いが生じた場合、個人での調査は困難であり、プロの探偵に依頼することで効率的かつ確実な結果を得ることができます。探偵は、対象者の行動を追跡し、写真やビデオなどの証拠を収集します。これにより、依頼者は法的手続きを進める際に有利な立場を築くことができます。
また、精神的な安心感も大きな要素です。パートナーの行動に疑念を抱くことは非常にストレスフルであり、真実を知ることで心の平穏を取り戻すことができます。探偵の調査結果により、疑念が晴れることで関係修復の一助となる場合もあります。
さらに、現代の技術の進歩により、調査方法も高度化しています。高性能カメラの使用など、精度の高い調査が可能となっています。これにより、依頼者はより確実な証拠を手に入れることができ、法的手続きや精神的な安心感を得るための強力な支援となります。
不倫・浮気調査が依然として多い理由は、法的な証拠収集の必要性と精神的な安心感の追求にあります。探偵のプロフェッショナルな技術と経験が、依頼者にとって重要なサポートとなっています。
家族関係の調査が増加中
家族間でのトラブルが増加する中、調査依頼も急増しています。特に子供の行方不明や家出に関するケースが目立ちます。SNSやインターネットを通じて危険な状況に巻き込まれる事例が多く、これに対応するためには専門的な調査が欠かせません。
探偵は、家族の安全を守るために重要な役割を果たしており、迅速かつ的確な対応が求められます。家族関係の調査が増加している背景には、現代社会の複雑化やデジタル化が影響しています。
企業によるリサーチ依頼の増加
企業が探偵に依頼するリサーチの需要が急増しています。特に、採用調査やヘッドハンティング、風評被害調査がその中心です。
企業はリスク管理の一環として、信頼性のある情報を求めており、探偵の専門知識と調査力がそのニーズに応えています。例えば、採用調査では候補者の背景や経歴の確認が行われ、ヘッドハンティングでは競合他社からの人材引き抜きのための詳細な情報収集が行われます。
風評被害調査では、企業の評判を守るためにインターネット上の情報を徹底的に調査し、誤解やデマを排除するための対策が講じられます。
このように、企業は探偵のリサーチ力を活用して、ビジネス上のリスクを最小限に抑えています。
探偵の仕事はどこまで進化するのか?
時代の変化に伴い、探偵の仕事は進化しています。今後の探偵業界の動向と、新たに登場するであろう調査業務について予測します。
IT技術の進化と探偵業務の融合
探偵業務におけるIT技術の進化は、業界全体に大きな変革をもたらしています。デジタルフォレンジックは、パソコンやスマートフォンなどのデジタルデバイスから証拠を抽出し解析する手法で、従来の調査方法では得られなかった情報を効率的に収集することが可能となりました。
さらに、インターネット上の情報収集も重要な役割を果たしています。SNSやブログ、フォーラムなどのオンラインプラットフォームから有用な情報を探し出すことで、調査の精度が飛躍的に向上しています。特に、データ解析を活用することで、大量の情報から関連性の高いデータを迅速に抽出することが可能です。
これらのIT技術の進化により、探偵業務はより精密で迅速な対応が求められるようになりました。今後も新たな技術が登場することで、さらに高度な調査が可能になるでしょう。
個人情報保護と調査のバランス
情報収集が容易になった現代において、個人情報保護の重要性はますます高まっています。探偵業務においては、法的に適正な手段で情報を収集するスキルが必須です。探偵は、調査の過程で個人のプライバシーを尊重しながら、必要な情報を効率的に収集することが求められます。
一方で、情報収集の手段が多様化し、インターネットやデジタルツールの利用が一般的になっています。これにより、個人情報が不正に取得されるリスクも増加しています。探偵は、最新の技術を駆使しつつも、法令遵守を徹底し、個人情報の保護に努める必要があります。
個人情報保護法や関連する法令は、探偵が遵守すべき重要な規範です。これに違反することは、法的な問題を引き起こすだけでなく、依頼者の信頼を失うことにもつながります。探偵は、調査の過程で得た情報を厳重に管理し、不必要な情報の収集や漏洩を防ぐための措置を講じることが求められます。
さらに、探偵業務においては、依頼者とのコミュニケーションも重要です。依頼者に対して、調査の過程や収集した情報の取り扱いについて明確に説明し、信頼関係を築くことが必要です。これにより、依頼者は安心して調査を依頼することができます。
個人情報保護と調査のバランスを保つことは、探偵にとって重要な課題です。法的な枠組みを理解し、適正な手段で情報を収集することで、依頼者の信頼を得ることができます。探偵は、技術と倫理の両面で高いスキルを持ち、個人情報保護に努めることが求められています。
興信所や探偵事務所に在籍する探偵の仕事の幅は広がってきている
興信所や探偵事務所に在籍している探偵の業務内容は年々広がってきています。昔ながらの調査内容だけでなく、時代によってニーズが生まれた調査内容もあるのが特徴的です。
今後社会がますます複雑化していくことで、新たな探偵の業務も生まれるでしょう。これからは「一家に一人探偵」という時代になるかもしれません。調査のプロ探偵の力を借りて、今お困りのことに対処できないかご検討してみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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